教科書は速読できますか?
宅建の資格勉強をしている
速読スクールの受講生さん。
できますよ、
ただし割に速くなりにくい
文章かもしれませんね。
なぜなら、
それって機能的文章で
情景的文章ではないので
と私。
キノーテキブンショー?
JK的?ブンショー?
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教科書は速読できますか?
結論から言えば速読できます。
でも、割と加速しにくいタイプの本です。
僕がインストラクターを
務める「楽読」では、
本1冊を5分で!20倍〜30倍!
とか言わない。
その代わりに
だれでも 2〜7倍 で読める
(もっと行っちゃう人もいますけど…)
をゴールにしてる速読スクールです。
そんな楽読では
割と2倍側に近い方。
なぜなら、それは
機能的文章だからです。
役立ち文か、世界を描写する文か
もう何度かこのブログで
晒しましたけど
ソフトウェアエンジニア時代の僕は
本なんて知識を得るための
モノだって思ってました。
小説なんて無駄だって。
そういう意味では、
文章って
✅役に立つ文と
✅風景や心(の世界)を描写する文
に分類できます。
ビジネスや資格や教科書で
重視されるのはいわゆる
「(目に見えて)役に立つ文」= 機能的文章
なんです。
雑談の魔力
高校の時の世界史の先生が
すげー人だった。
世界ふしぎ発見の大ファンで
初回放送からすべてのビデオを
録画してるほどの世界史オタク。
その先生の授業がまたすごくて
教科書使わない
一発目の授業から
教科書は閉じて〜って言うの。
おいおい、これから
どうすんだよ。
と思ってたら
プリントを配るのね。
歴史上の登場人物
がところどころ
吹き出しで喋ってる
たまにくだらないギャグを
かましてる。
で、全編こんな感じ。
ひたすら歴史雑談トーク。
1年が終わるごろには
100枚以上のプリントが。
でも、
そういう先生の話って
覚えてるし忘れないよね。
あれから30年も経つけど
いまだに、ローマの政治家
カトー の名は忘れない
情景的文章の役割
機能的文章=役立ち文
って言ったけど
情景的文章が
役に立たない
わけじゃない。
ペンを持った
と言う文は機能的文章として
無駄がないけど、
隆夫は西日のさすカフェの
一番窓側のボックス席に座った。
まっさらな黒いジェルインクペンを
手にとり、A4のレポート用紙を前に
書き出しの一文を探していた。
という文と「ペンを持った」
という機能的には変わらない。
でも、そこに向かおうとする
気持ちだったり、情景の描写は
まったく異なってくる。
そもそも100%読める日はやってこない
本を読むのが遅い人に
共通する一つの特徴。
本は一字一句読み飛ばさないで
読まないと理解できない。
と思い込んでる。
(別に飛ばし読みしましょうってハナシじゃないです)
その一方、
学校教育から離れた期間が
長い人ほど教科書を読めない。
必要な情報をバンバン
読み飛ばしちゃう
(僕のやってるパソコン教室で実証済み)
前者のタイプの人は
学校教育の中で
機能的文章に触れる機会が
多かったからなんです。
後者の人は
いい感じにカドがとれた
感覚でしょうか
教科書を読むには注意力不足ですけど…
そもそも人は
機能的文章を100%
読めることがあったとしても
情景的文章を
100%捉えられる日は
永遠にこない。
なぜなら、
西日のさすカフェの
一番窓側のボックス席に座った。
時の感覚は、人によって違うから。
アクセルワークが身に付く
機能的文章と情景的文章。
ビジネス本だからと言って
機能的文章だけで構成されてる
ワケじゃない。
理解度を高めるために
エピソードが
添えられていたりする。
必要なタイミングで
アクセルを踏んだり
ブレーキをかけたり
そんな「読む」アクセルワークが
自然と身に付く速読スクール
「楽読」をやってます。
全国から Zoom レッスンも
受け付けていますので
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