室外機は雨ざらしでも大丈夫?長持ちさせる3つの方法

「暴風にあたっていても、室外機は大丈夫なのか。」
「大雪が積もったままの室外機は、壊れることはないのか。」

こんな不安をお持ちの方もいると思います。

でも実は、クーラーを設置しているどこの家庭でも欠かせない室外機は、雨に当たっても大丈夫な作りになっているのです。

なので、逆に雨風を利用して室外機の

「裏側のフィンの部分」
「吹き出し口」

といったところがきれいになるようになっているので、雨が一躍買っているところもあるのですね!

なので、室外機を長持ちさせるためには「雨に当たらない」ということよりも、「設置する場所」が大切になってくるんです。

家庭で出来る手軽なメンテナンス方法や点検の仕方を知って、大切な室外機を長持ちさせましょうね。

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室外機を雨ざらしにするときのデメリットにはどんなものがある?

まず、室外機を屋外に置く方の方が一般的かと思いますが、「エアコンと室外機はなるべく近い距離にあったほうが、電力の効率が良い」とされています。

なので、2階の部屋にある室外機の方が部屋の空気の循環が早いのだとか。

でも、屋外に置いておくことでデメリットになることもあります。

なるべく適切な設置場所を確保して、デメリットが少なくなるように工夫したいものですね。

室外機を屋外に置く場合のデメリットは?

それでは、室外機を屋外に置く場合に考えられるデメリットをご紹介しますね。

室外機を屋外に置くデメリット①配管を伝って水漏れになるケースがある

雨水が配管を伝ってしまうことで、室内機側に水漏れしてしまうリスクが考えられます。

普段降るような雨だと異常はなくても、大雨や暴風に長時間さらされた時には、異変がないか注意してみた方が良さそうですね。

室外機を屋外に置くデメリット②直射日光に当たると冷房能力が下がる

屋上テラスなどに設置している方や西陽の当たる場所に室外機があると、冷房応力が下がりやすいです。

室外機にカバーを付けたり、室外機用の囲いをつけておいたりすると良いですよ。

特に夏場は強い日差しから室外機を守ることで、より少ない電力で高い冷房能力を発揮してくれるので、節電にもなりお得です。

エアコン室外機の適切な設置場所とは?

上記のように、屋外に室外機を置く場合には、デメリットを減らして空気の循環を効率よくさせることが大切です。

また、自宅があるエリアや地域性によっても、適切な場所は変わってくるので、室外機を設置する前に検討をしておくことをおすすめします。

エアコン室外機の設置場所①水平に設置できる場所を確保する

傾いていると、振動や騒音が大きくなり、家の中に音が響くだけでなく、近隣にも迷惑になる可能性があります。

また、水平に設置されていないと揺れが大きくなって、音だけでなく振動も伝わってくることがあるので、必ず水平な場所を選びましょう。

エアコン室外機の設置場所②通気スペースがある場所を確保する

夏場に冷房の運転をしてエアコンを使うときに、室外機からは、熱い空気が出ます。

なので、室外機の周りにスペースを確保しておかないと、熱気がこもってしまい、逆に涼しい風があまり来なくなってしまうのです。

風通しの良い場所を選んでおくことも大切ですよ。

エアコン室外機の設置場所③潮風が直接当たらない場所を選ぶ

海が近いエリアに自宅がある方は、塩害といって、潮風による室外機へのダメージが生じやすいのです。

本来、雨風によってある程度汚れが落ちるものも、塩害によって汚れが蓄積されてしまうのです。

塩害の被害を減らすためにも、海風が直接当たる場所は避けた方が良いでしょう。

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室外機を長持ちさせるための簡単に出来て効果的なアイディア3選

室外機はどうしても屋外にさらしておくものなので、多少の汚れはあるものですが、なるべく汚れを減らして綺麗な状態を長持ちさせたいですよね。

簡単に手入れが出来る方法で、自宅の室外機を長持ちさせましょう。

それでは、3つの長持ちポイントをご紹介します。

室外機を長持ちさせるポイント①日除がない場合には水をかけてあげる

自宅がマンションであったり、室外機が軒下に吊るされているような場合には、ホースをつかって室外機に水をかけてください。

「機械に直接水を掛けてしまっても大丈夫なの?」と思うかもしれませんが。

もともと室外機は、雨によって中のフィンの汚れがキレイに流されていく設計になっているので、大丈夫ですよ。

また、土やほこりなどの汚れも取れるので、空気の循環の効率が良くなるメリットもありますよ。

室外機を長持ちさせるポイント②すだれで日除を作る

室外機の上にすだれを覆い被せるようしてもいいんですが、それよりも

「室外機の1メートルほど離れたところに、すだれを立てかけるようにする」とより効果的なんです。

朝顔を育てたり、落葉樹を植えたりして日除対策をしても良いのですが、手間と時間がかかりますよね。

夏場だけでの設置で良いので、すだれを設置するだけでも室外機が長持ちしますよ。

室外機を長持ちさせるポイント③定期的に専門の人に掃除を依頼する

室外機はアルミで作られた部品などもあるのですが、このような部分は強く物が当たるだけで変形してしまうこともあるので注意が必要です。

掃除機を使ってゴミを吸い取り、吸い取れない場所は柔らかいブラシなどによって取り除くことをおすすめします。

しかし、「壊しそうで手入れを躊躇してしまう。」という方もいますよね。

そんな方は、1年に1度専門の方に掃除を依頼しておくと、室外機を長持ちさせることに繋がると思いますよ。

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室外機は雨ざらしでも大丈夫?のまとめ

基本的には雨にぬれても問題のない室外機は、雨で汚れが落ちることで、寿命が延びるとも言われています。

ただ、夏場などは、日光の照り返しで地面が高温になることもあるので、適切な場所に室外機を設置することが大切です。

定期的に室外機のメンテナンスをしながら、長持ち出来るように意識していただけたら嬉しいです。