かぜひ読んでいない方は前回の記事
わりと健康だった30代が「コロナウィルスブレイクスルー感染かな?」と受診したら別の病気で即入院した話。 - 大谷だいやんのブログ
を読んでいただきたいのだが、私は9月半ばからしばらく入院し現在は無事退院をして、覇気はないが(元々)そこそこ元気に暮らしている。
「あなたがこの記事を読んでいる頃には私はもうこの世にはいないだろう……」などという死亡フラグを人生で一度は立ててみたかったのだが、今回はまだ無理なようである。
さて人生で初めて入院をすることになったのだが、まずは一旦家に帰って入院用の荷物をまとめてくることとなった。たまたま病院と家が近かったのでラッキーではあったのだが、なぜか病院の都合で『1時間』という少々厳しめなタイムリミットで戻ってくるようにと言われた。
1時間の内に荷物をまとめるだけでなく、入院の保証金となる5万円を銀行で下さなければならなかったし、ご飯も食べたかったし、入院したらお風呂に入れるのか不明なのでシャワーくらい浴びたかった。そうなるとかなりタイトな、タイトなジーンズにねじ込むわたしという戦うボディなスケジュールであった。
荷物まとめ&食事&銀行&シャワーを、体調悪い中超スピードでこなし、時間に迫られ病院へ小走りで帰ってくる頃には「シャワー浴びた意味なくね?」というくらい汗まみれであった。ちなみに、入院生活もそれなりにエンジョイしたかったエンジョイ勢なので、PC、iPad、PS Vita、漫画(紙)、ナイフ、ランプかばんにつめこんできたのが重すぎて運ぶのもしんどかった。そしてなんとなく『はじめてのにゅういん』に少し浮かれている自分に気づいた。
そんな『大量の袋を抱えて小走りでやってきた汗だくの病人』が通された病室は2人部屋なのであった。
私が小走りをしているときに勝手にイメージしていた病室は6人部屋などで、仕切りのカーテンもなくオープンで、プライバシーがなく、様々な病気を抱えた人達が談笑しているような『ナースのお仕事の病室』のイメージであった。
しかし案内されたこの部屋は、2人部屋な上にかなり綺麗であるし、ベッドの周りもかなりゆったりとしたスペースが確保されているし、カーテンでぐるりと一周囲えばほぼ個室であるし、正直「うちの汚部屋よりええやん……」と思った。
病室のイメージが『ナースのお仕事』で止まっている自分を恥じながらも、荷物を置いて少し落ち着いたら「しかし2人部屋って、さすがに差額ベッド代?(なんとなく聞いたことある)などというものがかかるのでは?」「家の鍵閉めたっけ?」という疑問、不安が襲ってきた。
直接、担当の看護師である朝倉or先輩に尋ねれば良かったのだが、一応先にネットで『差額ベッド代』について調べてみた。すると『本人が個室などの差額ベッド代のかかる部屋を希望していない場合にはかからない』という情報が得られた。もちろん私は2人部屋を希望などしていない。
知識を得たので、やっとのことでそのとき担当の朝倉さん(仮)に差額ベッド代がかかるのかということを率直に聞いてみた。すると朝倉さんは患者データを確認して
「大谷さんは大部屋を希望されているので差額ベッド代はかかりません」
というご回答をしていただけた。念のため、ICレコーダーで録音すべきであった。
思い返してみると、確かに入院が決まった際さりげなく
看護師「お部屋は大部屋希望でよろしいですか?」
大谷「え?……はい。」(よくわからんけど、しんどいから適当に返事した)
という会話を交わしていたような気がする。しかしこのやりとり「朝食は食べましたか?」「はい」みたいなさりげなさで聞かれたのだ。いやいや、確かに30代にして『入院のプロ』という可能性はあるかもしれないけど、大事なことであるし
「個室や少人数の部屋を希望されている場合、差額ベッドがかかるのですがどうされますか?」
くらいの一言あってもいいのでは?と思ったのだが、こんなことくらいで不満の感情抱えている時点で「患者様は神様とでも思っているのか?入院させてもらえてるだけありがたく思えこの察してちゃんが!」ともう一人の私に怒られたのでここに書いて心を浄化することにした。
少々話が脱線したが、つまりなぜかラッキーなことに差額ベッド代なしで2人部屋に滞在できている状態であった。だが少々猜疑心が強めな私は、それでも心のどこかで「最終的に請求額見るまでは信用ならない」という気持ちを未だ抱いていた。
話しはまだまだ続くが、何年もリピートしているプロテインを紹介して一旦終わる。牛乳に混ぜて飲んでいるが上手くてフォーエバー飽きない。
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