東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

寒空の下で

2022年01月03日 | トンボ
新年、あけましておめでとうございます。

昨年は多くの方に訪問していただき、嬉しい限りです。ありがとうございました。今年もご閲覧してくださる皆様にとって、また、昆虫も豊富な良い年でありますように願っております。本年も東京昆虫記をよろしくお願いいたします。

この年末年始は都下のフィールドで越冬トンボ探しを楽しんだ。

水辺は完全に凍りついて真冬の景観。

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

その水辺に隣接したジャングル地帯が越冬トンボの隠れ家。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
この永遠に続くジャングルの中に、身を潜めて越冬している、小型のトンボを探すとなると気が遠くなる作業だ。

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
でも発見できた時に込み上げてくる喜びは、計り知れないものがあるので、兎に角、諦めずに目を凝らして、とことん探す事を楽しんだ。

ホソミオツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
また、敢えて飛べない寒い日に訪れて、探し出すのが自分のポリシーでもある。

ホソミオツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
キンと空気が張りつめた真冬のフィールドで、樹木の枝や植物の一部に擬態する、この素晴らしい姿勢に魅了されて止まない。

ホソミオツネントンボ (♀ダブル)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
越冬場所は低木や、つる植物に枯れたオオブタクサと様々。

ホソミオツネントンボ (上が♀で下が♂)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
今回の知見で感じた事は、捕食者である天敵の野鳥から避ける為、敢えて野鳥が止まらない様な、柔らかい植物を越冬場所として選んでいる様に感じられた。

ホソミオツネントンボ (左下が♂で右上が♀)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この日は新潟から上京したK君をお誘いし、今までよりも範囲を広げて捜索を楽しんでみたところ、以前からの知見を積み重ねてきた成果もあり、例年にないほど多数のホソミオツネントンボを発見する事に成功。

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この場所はオツネントンボとホソミイトトンボも越冬しているはずだけれど、今のところホソミイトトンボの発見は叶ってない。おそらく一切、ホソミオツネントンボを無視した探し方とポイントを変えないと発見には至らな感じがしている。

オツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
このオツネントンボは比較的わかりやすい場所にいたので発見する事に成功。しかし、他のオツネントンボは何処に隠れているのか?

越冬トンボを探していると、こんなものも見つかる。

モズのはやにえ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ハリエンジュのトゲに刺さっていたクビキリギス。引き続き越冬トンボ探しに努めたい。

撮影日:12月29日、1月2日


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