大学3年の時、当時付き合っていた彼とすれ違いが多くなり、同級生と一緒に遊んだり、バイトの時間が増えてきた。当時仲の良かった友達(誕生日が全く一緒)と、「大泉の母」に見てもらおうと興味本位で行ったことがある。その友達には遠距離恋愛の彼がいて、私のタイプではないがすごく面白い人だった。大学のそばの友達の家に泊まりに行くと彼も来て3人で遊ぶこともあった。でもやっぱり邪魔しちゃ悪いので彼の来た日は早々に退散する。まあそんな感じだった。そんなそぶりは見せなかったのだが友達は遠距離の彼とこのまま付き合うべきか悩んでいたらしい。
友達の実家の近くに「大泉の母」の画廊兼喫茶店?はあった。順番に占ってもらうのだが、基本的に手相をみてもらう。その日も若い女性ばかりが20人ほど集まっていた。私と友達は生年月日が全く同じなので、誕生日で占うものは基本全く同じに結果になってしまう。うちの双子とおんなじだ。だから手相を見てもらう事になった。
大泉の母から喝を入れられるというか厳しい事を言われている人ばかりだったので、順番が来るまで緊張して待っていた。大昔の話なので記憶はあいまいなのだが
「子供は3人、女男女の三人に恵まれる。」
「27歳の時に二者択一を求められる。」
「結婚のチャンスは○○歳と、○○歳と、○○歳。それを逃したらもう無い。」
「二重生命線だから健康で長生きできる。」
「あなた今彼氏いないでしょ?」と聞かれ
「あ~。一応いるにはいますけど。」と答えると
「そんなの彼氏じゃないね。時間の問題だね。」と言われた。
「それより今は勉強しなさい。」
占い師じゃなくても言える事ばかりなので、信じていなかったんだけど、「大泉の母」に言われたことは間違いではなかったと思う。
理由
その➀彼とは時間の問題で別かれた。
その②子供は3人以上に恵まれた。
その③もっと勉強すべきだった。
その④結婚のチャンスは全てとうの昔に通り越した。
その⑤今のところ生きている
20歳くらいのことである。私たちは遊び半分で手相を見てもらったが、もっと深刻な悩める女性たちがたくさん来ていて、大泉の母に励まされて泣きながら帰る方もいた。その女性たちがどんな悩みを抱えてそこに相談に来ていたのかは不明だが、今なら女性たちの心の痛みが少しわかる気がする。
細木数子さん、瀬戸内寂聴さん(小説家・尼僧)もお亡くなりになった。大泉の母にはみてもらった。あと会ってみたいのは江原啓之さん、美輪明宏さん(もちろん占い師ではないが著書はたくさん読ませていただいた)。
ミーハーかよ!(←さま~ず三村さん風に)
でも誰に占ってもらっても、基本的には「感謝の心を忘れずに常に謙虚に生きなさい。」「勉強しなさい。」は変わらない説を私は立てている。占ってもらったところで現状は変わらない。他人を変えようと思っても変わらない。自分が変わらなければ何も変わらないと思う。