新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
 
一年の計は元旦にあり、
 
元旦の恒例企画。2025年に私が訪れたい、いや、私が訪れるつもりの展覧会や美術館、芸術祭を紹介します。

 

 

 

  展覧会


マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート

森美術館
2025年2月13日(木)~ 2025年6月8日(日)
 

AIを脅威に感じているアーティストがいる一方で、積極的に活用して作品をつくるアーティストもいます。しかし具体的に何が進行しているのか制作の現場を知らない者にはわかりません。森美術館なら最新のAIアートの数々を見せてくれるでしょう。創る側ではなく、見る側の我々の価値観も覆してくれるかもしれません。

 


異端の奇才 ― ビアズリー
三菱一号館美術館
2025年2月15日(土) ~ 2025年5月11日(日)
 

19世紀のイギリスの挿絵画家オーブリー・ヴィンセント・ビアズリーは好きな画家です。官能的、耽美的で独自の世界観にハマる方は少なくないのではないでしょうか。三菱一号館美術館の煉瓦造りの建築との相性もいいです。

 

 

美術館の春まつり『ボッティチェリ 美しきシモネッタ』特別公開展
丸紅ギャラリー
2025年3月18日~5月24日

お恥ずかしながら2021年に開館した丸紅ギャラリーにまだ行ったことがありません。丸紅コレクションは、染織品(着物、能装束、裂など)、染織図案、絵画で構成されていますが、そのうちの絵画の目玉作品を特別公開。ボッティチェリの作品が日本にあるというのも驚きです。

 


特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
東京国立博物館 平成館
2025年4月22日(火)~ 6月15日(日)

1月5日から始まるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」との連動企画です。出版というメディアは20世紀までは、社会的に強い影響力のあるメディアでした。ネット、スマホの普及により様相は一変したので、平成以降の生まれの人にはピンとこないでしょう。とは言え、人の営みやヒットの法則の原理は変わらないものです。今日の社会に置き換えてどのような解釈、展示を見せてくれるのか楽しみです。


円山応挙 ― 革新者から巨匠へ
三井記念美術館
2025年9月26日(金)~ 11月24日(月)

最近では、円山応挙より同時代を生きた日本画家、伊藤若冲、曾我蕭白の方が人気があるそうです。そこで、三井記念美術館が考えたのが逆張りの企画展。本当に人気に差があるとは思えませんが、おかげで円山応挙の個展を観ることができるので有り難いことです。

 


ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山城知佳子×志賀理江子 漂着
アーティゾン美術館
2025年10月11日(土)~ 2026年1月12日(月)

 

山城知佳子は沖縄、志賀理江子は東北と、地域性のある作品を創るアーティストです。どちらの作品も見たことがあります。面白い作品ですが、なかなか手ごわい内容でブログに書ききれなかったことがあります。このジャム・セッションでまとめてリベンジしたいと思います。

 

 

  美術館

  

直島新美術館
2025年春、ベネッセアートサイト直島に新しい美術館が誕生します。地中美術館、李禹煥美術館、ANDO MUSEUM、いずれも魅力的な美術館が多い直島の新しい観光名所となるでしょう。設計はやはり安藤忠雄です。


 

田中一村記念美術館

田中一村記念美術館は奄美大島にあります。昨年、大盛況だった東京都美術館の田中一村展を見て行ってみたくなりました。美術館はもちろん、田中一村の魅了された奄美大島の自然をこの目で確かめたいです。

 

 

デジタル文化財ミュージアム KOISHIKAWA XROSS <公式サイト
旧凸版印刷株式会社の時からある印刷博物館に昨年できた新しい施設です。印刷会社は昔から美術館との共同プロジェクトにコンスタントに取り組み数々のデジタルコンテンツを制作しています。予約制ですが一般向けにも解放されたので行ってみたいと思います。

 

 

M+ 公式サイト

香港にある視覚芸術を中心にしたアジア最大級の美術館です。これまでも取り上げたことがありますが、国際情勢が不安なので、なかなか機会がありませんでした。中国行きのビザが滞在30日未満免除になりましたので今年は本気です。


 

 

  芸術祭


EXPO 2025 大阪・関西万博 公式サイト

2025年4月13日(日) ~10月13日(月) 
大阪 夢洲(ゆめしま)

前評判が悪い大阪万博も始まれば手のひら返しで高評価に変わるでしょう。展示内容が公表されるのはこれからですが、現時点の私の注目はシグネチャーパビリオンのひとつ、落合陽一のてがける「null²」です。

 

  

瀬戸内国際芸術祭2025   公式サイト

春会期 2025年4月18日(金) ~ 2025年5月25日(日)
夏会期 2025年8月1日(金) ~ 2025年8月31日(日)
秋会期 2025年10月3日(金) ~ 2025年11月9日(日)
 

3年に1回開催する芸術祭。瀬戸内海の島々にある会場を船で巡るが魅力のひとつです。今年は直島に前述した直島新美術館も開館しますので、楽しみが増えました。

 

 

国際芸術祭「あいち2025」 灰と薔薇のあいまに公式サイト

2025年9月13日(土)~11月30日(日)

愛知芸術文化センター/愛知県陶磁美術館/瀬戸市のまちなか

 

大都市で行われる芸術祭として存在感があります。過去にトラブルがあった時も期待を裏切らない内容でした。今年はテーマが重そうですので心して行かねば。

 



さて、まだこれから発表のものもあるのに、予定がすでに埋まってきました。2025年はアート当たり年になりそうな予感がします。

 

今年もアートを楽しみましょう。

 

 

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