今、巷をお騒がせしているフジテレビ。

 

中居正広の女性トラブルに端を発した一連の問題について、本日1月27日(月)16時から再記者会見が行われており、夜になってもまだ続いております。テレビはつけっぱなしにして、チラ見していたのですが、記者の質問の中に「トリエンナーレはどうなりますか?」というのがあり「おやっ?」と思いました。

 

アートファンとして「トリエンナーレ」という言葉は聞き捨てならない。

今年の「瀬戸内国際芸術祭2025」「あいち2025」にフジテレビが協賛とかしていたっけ?

 

調べたらありました。

 

 

 

 

サイトが無くなってしまうかもしれませんので、概要は書き出します。

 

 

  • 名称 東京お台場トリエンナーレ2025  
  • タイトル  泰平の眠りを覚ます上喜撰    ―野生とカオスと新世界―
  • 日程  2025年10月18日(土)~12月25日(木)
  • 会場  台場公園、フジテレビ本社屋・湾岸スタジオ、日本科学未来館ほか
  • 主催:東京都、お台場トリエンナーレ実行委員会
  • 後援:港区、江東区、品川区
  • 協力:日本科学未来館ほか


 

昨年2024年11月26日(火)にヒルトン東京お台場で、記者発表会があったんですね。
全然存じませんでした。アートファンとしてお恥ずかしい。

 

東京都も主催ですので、小池百合子都知事のお言葉もあります。そして、お台場トリエンナーレ実行委員会の実行委員長は、フジテレビ副会長の遠藤龍之介氏。まさに今記者会見中。


それで突っ込まれていたんですね。「運営できると思えない。」とコメントし物議を醸しているようです。東京都は寝耳に水でしょう。

 

 

トリエンナーレのアーティスティック・ディレクターは実績のある方が3人就任しています。

 

 

建畠 晢(たてはた あきら)  
(美術評論家、詩人/埼玉県立近代美術館長、草間彌生美術館長、京都芸術センター館長、京都市立芸術大学及び多摩美術大学名誉教授)

三木 あき子(みき あきこ) 
(キュレーター/ベネッセアートサイト直島インターナショナル・アーティスティック・ディレクター、直島新美術館長[2025 春開館])
 

山峰 潤也(やまみね じゅんや) ※2025年1月9日、病気のため死去。享年41。

(キュレーター、プロデューサー/株式会社NYAW 代表取締役、東京藝術大学客員教授)



出展作家も一次発表済み。
 

  • 草間彌生|KUSAMA Yayoi
  • 笹岡由梨子|SASAOKA Yuriko 
  • アブラハム・ポワンシュヴァル|Abraham POINCHEVAL  
  • ヤギの目|Goat's Eyes(Yaginome) 
  • ルー・ヤン|LU Yang 
  • ブラスト・セオリー|Blast Theory 
     

フジテレビですから、キャッチーなアーティストが招待されそうで、楽しそうです。

 

そもそもフジサンケイグループは、あの箱根の「彫刻の森美術館」を創った企業グループ。芸術への理解は確かなものがあります。(今、館長は 日枝 久 です。)

 

会社は違いますが同じグループのBSフジでは昨年まで「アートフルワールド 〜たぶん、すばらしき芸術の世界」というアート番組が放送されていました。新進気鋭の日本人アーティストを紹介するよい番組でした。


トリエンナーレは3年に一度の開催。中長期にわたってアートを盛り上げていこうという意気込みを感じます。素晴らしい。(実現すれば。)


10月開催なら3月までに第三者委員会が報告を済ませ、6月の株主総会で決着をつけてダッシュで立ち上げる、、、というスケジュールとなりますが、これはかなり厳しい。アーティストの制作の時間が足りないですね。


とは言っても、いまの時点では何も動かせないでしょう。声をかけられてもこの状況では出展を躊躇する方もいるかもしれません。今年はトリエンナーレが他にもありますから、私的には1年延期してくれてもよいのですが。

 

さて、脈絡もなくぐだぐだ書いてしまいました。どこかの記者会見のようです。遅くに読んでいただいた方、誠にありがとうございました。まだお仕事中の方は、身体にお気をつけて頑張って下さい。


それでは、おやすみなさいませ。

 

 

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