江戸時代徳川吉宗に仕えた儒学者の荻生徂徠の史料が東大図書館に寄贈されたというニュースです。

 

歴史資料がこのように学術的に継承されていくのは有意義なことですね。

 

江戸時代を代表する儒学者である荻生徂徠(おぎゅう そらい、1666-1728)(注1)に関わる荻生家所蔵の資料が、徂徠の御子孫である荻生茂樹(おぎゅう しげき)氏・庄子妙子(しょうじ たえこ)氏より、東京大学駒場図書館(注2)に寄贈されました。

寄贈された約150点の資料には、徂徠の推敲の過程を追うことができる徂徠自筆の稿本や従来知られていなかった徂徠学派の資料が含まれています。

荻生徂徠の学問は、江戸時代の学芸のあらゆる領域に影響を与えており、本資料の調査・分析によって、江戸時代の思想・文化の研究が大きく進展することが期待されます。