- 今度トロントに留学するんだけど、現地の交通手段はどんな感じ?
- バスや電車の運賃は高いの?
- 運行頻度は多いの?
現在カナダのトロントへの留学を考えている方は「現地の交通手段ってどんな感じなんだろ?」と疑問に思っているかもしれません。
その気持ちとても良くわかります。
実際に私もカナダへ渡航する前は、「日本とどんなところが違うんだろ」と疑問に感じていました。
どうも、ちゃんちーです。
私は2022年1月からカナダのトロントにあるToronto School of Managementという私立カレッジでデジタルマーケティングを学ぶためにCo-op留学中です。
この記事では、今後トロントへの留学を考えている方のために、バスや電車等の現地の交通事情について解説します。
始めにお伝えしておくと、トロントの交通機関は日本と比べると運賃が少し高いと感じるかもしれません。
具体的には片道1乗車で約$3.20(約320円)です。
しかし、ある方法を知っていれば2時間の間どこまで行っても、何回乗り降りしても、$3.20で利用することができます。
本記事の具体的な内容は以下の通りです。
この記事を最後まで読めば「あなたが今後トロントに留学した際に、1人で迷いなく交通機関が利用できるようになるだけでなく、お得に交通機関が利用できる」ようになります。
また、本記事の内容以外に知りたい情報があれば、最下部のコメント欄でぜひ教えてください。
全てのご質問に回答します!
交通手段以外にも、トロント生活に役立つ情報はこちらの記事にまとめています。興味がある方はぜひご覧ください。
トロントで利用できる主な交通手段
まず、トロントで利用できる主な交通手段の種類について見ていきましょう。
以下をご覧ください。
※利用頻度が高い順に並べています
それぞれについて詳しく解説していきます。
地下鉄(TTC)
トロントでは「TTC」と呼ばれている地下鉄が街中を走っています。
路線図は以下の通りです。
※赤の線は路面電車なので今は無視して大丈夫です
トロントの地下鉄の種類は4つあります。
※黄、緑、青、紫色の線です。
それぞれ①〜④までの数字が割り当てられています。
その中で利用する機会が多いのが、①のイエローラインと②のグリーンラインです。
イエローラインはトロントを南北に走る地下鉄、グリーンラインはトロントを東西に走る地下鉄と覚えてもらえるとわかりやすいと思います。
運行頻度も約5分〜10分と比較的待ち時間なく利用することができます。
ここで1点あなたに覚えておいてほしいことがあります。
それは一般的にイエローラインよりもグリーンラインの方が治安が悪いと言われている点です。
グリーンラインは銃殺事件や線路内への突き落とし事件などがたまに発生しています。
居住地を探す際はグリーンライン沿いの方が安い傾向にあります。
しかし、住む場所の治安を優先したい方はイエローライン沿いを選ぶことをおすすめします。
バス
次に利用頻度が多い交通手段がバスです。
以下の画像がトロントの路線図になります。
ご覧いただければ分かる通り、トロントではバスの路線が張り巡らされています。
あなたがもしトロントで行きたいところがあれば、TTCとバスを組み合わせればほとんどの場所に行くことができます。
トロントは交通手段が発達していると言われているのも納得ですね。
バスの運行頻度は約10分あれば次のバスが来るイメージです。
バスを利用する際はGoogleマップを使用し、ルートを検索すると便利です。
今バスがどこを走っているか調べられたり、目的のバスの運行頻度、到着時間を調べたりすることもできます。
日本にいる間に利用することもできるので、ぜひ試してみてください。
路面電車
次に路面電車についてご紹介します。
路線図は以下の通りです。
※今度は赤の路線図をご覧ください。
路面電車は主にダウンタウンエリアを中心に走っています。
ダウンタウンエリアは景観がとても綺麗なので、ぜひ路面電車を利用して外の景色を眺めながら目的地まで移動してみてほしいです。
日本では最近路面電車を見る機会が減ってしまったので、今まで路面電車に乗ったことがない方も多いのではないでしょうか?
ぜひトロントで初体験してみてください。
運行頻度も約10分とストレスなく利用することができます。
電車
日本では利用頻度が多い電車ですが、実は意外にもトロントでは中長距離移動をする時以外はほとんど電車を使う機会がありません。
私もトロントに到着して以降、まだ1回しか電車に乗ったことがありません。
その1回はモントリオールに行った時です。
もしあなたがカナダで国内旅行したい場合、飛行機だけでなく電車も選択肢に入ると思うのでぜひ利用してみてください。
VIA鉄道を利用すれば以下のような場所に行くことができます。参考にしてみてください。
PRESTO(プレスト)カードについて
ここで少しPRESTO(プレスト)カードについて触れておきます。
PRESTOカードとは日本のPASMOのようなチャージ式のICカードです。
交通機関を利用する際にこのカードを利用することによって、日本と同様に運賃の割り引きを受けることができます。
また、PRESTOカードでは定期券を購入することもできます。
大学やカレッジに通われている学生の方は、学割で安く定期券を購入することもできます。
PRESTOカードはTTCの各駅の自動券売機やお近くのShoppers Drug Mart(カナダで最大手のドラッグストア)で$6で購入できます。
交通機関の運賃について
「じゃあ実際に乗り物の運賃はいくらなの?」
次はこんな疑問にお答えします。
以下をご覧ください。
種類 | 価格 | その他 |
---|---|---|
現金 | $3.25 | 片道料金(距離料金なく一律) |
PRESTO | $3.20 | 始めにカードをタップした後、 2時間以内なら乗り換え無料 片道料金(距離料金なく一律) |
1日券 | $13.50 | 1日乗り放題券 |
1ヶ月定期券 | $156.00 | PRESTOカード必須 各月の1日〜末日まで利用可能 毎月26以降に購入可能 |
1ヶ月定期券 (12ヶ月分 まとめ購入) | $143.00 | 12ヶ月前にキャンセルすると 差額分($13×月)を支払う必要あり |
1ヶ月定期券 (学生割引) | $128.15 | 語学学校(ESL)は対象外の場合 が多い |
このようにトロントの交通機関では「片道乗車券」「1日券」「1ヶ月定期券」の選択肢からあなたに合ったものを選択し、利用することになります。
1ヶ月定期を利用する場合、
- 通常定期:25往復
- 12ヶ月定期:23往復
- 学生定期:20往復
が目安になります。それ以上月間で利用する方は定期の購入を検討しても良いかもしれません。
ただ個人的には定期の割引率はそこまで高くないので購入はおすすめしません。
実際に私は学校が週に2回オンライン授業を提供しているということもあり、学生定期は発行していません。
次の章ではトロントで生活するための知恵として知っておくべき情報についてお伝えしていきます。
交通機関をお得に利用する方法
カナダのTTCやバス等を利用する際にあなたが絶対に覚えておいた方が良いことがあります。
それは1度改札の外に出ても2時間以内であれば、その後の運賃はかからないということです。
言い換えれば1番最初に改札を通ってから2時間の間は交通機関が乗り放題になるという点です。
例えば、
上記の場合、日本であれば$3.20×2の運賃がかかりますが、カナダでは2時間以内に全てを完了させればたった$3.20ですみます。
また2回以上の乗り換えももちろん可能です。
TTCやバス等は基本的に乗車時のみタップが必要となり、降車時はそのまま外に出られることが多いです。(GoTransit、UP Expressという種類のバスは降車時もタップが必要)
なので、乗車時に2時間を超えていなければ降車時に2時間を超えていてもその分は加算されません。
トロント生活の知恵としてぜひ覚えておいてくださいね!
日本とトロントで異なる点
私は交通機関に関して日本とトロントで異なる点が多くあるなと感じています。
ここでシェアしておきますね。
以下をご覧ください。
- 週末はTTCが止まる
(シャトルバスに乗り換えが必要) - 座席が汚くて服が汚れる
- ペットや自転車も乗車可能
それぞれについて簡単に解説します。
週末はTTCが止まる
まず1番衝撃を受けたのが、週末はほとんどの確率でTTCが止まってしまうことです。
TTCは頻繁に線路内工事が行われ、土日になると一定の区間TTCが動かなくなります。
しかもその区間はランダムで決まるため、その週になるまでわかりません。
区間を確認するにはTTCのHPのService alertを確認する必要があります。
止まっている区間はシャトルバスに乗り換える必要があり、通常より多くの時間がかかるため、週末は余裕を持って出かけるようにしましょう。
座席が汚くて服が汚れる
次に日本との違いを感じたのが、交通機関の座席がとても汚れているという点です。
トロントで白い服を着て出かけるとなぜか帰ってきた時に汚れていることがあります。
なぜなら、トロントでは座席に土足のまま足を乗せている人や乗り物内で飲食をして食べかすをこぼしている人を多く見かけるからです。
それに気づかずに座席に座ると何もしてないのに服が汚れていることがよくあります。
日本ではありえないですよね(笑)
日本の乗り物はとても清潔ですが、世界ではこれが当たり前なのかなと実感しています。
ペットや自転車も乗車可能
次に感じたのがペットや自転車を乗り物に乗せている人が大勢いるという点です。
トロントでは1日TTCに乗ると、必ず1回は自転車を見かけます。
ホームで自転車を持ちながら電車を待っている人を見ると、なかなか日本では見かけない光景だなと実感します。
世界に出ると自分が当たり前に感じていたことが、当たり前じゃないなんてことが多く見つかりそうです。
それぞれの乗り物の乗り方について
ここでは乗り物の乗り降りの仕方についてご紹介しておきます。
以下が簡単な流れです。
<地下鉄(TTC)>
- PRESTOカードを改札の緑色部分にタップ
- ゲートが開くので改札を通過
- 地下鉄やバス等に乗る
- 降車時も改札に向かい、数秒その場で静止
※タップの必要なし - ゲートが開くので改札を通過
<バス・路面電車>
- 乗り物がきたら乗車し、PRESTOカードを入口付近の決済機にタップ
- 行き先まで乗車
- 降車したい駅が近づいたら、ボタンを押すか窓側にかかっている黄色の紐を引いて運転手にサインを伝える
- 乗り物を降りる
※タップの必要なし
基本的にどの乗り物も乗車時の先払い方式を採用しています。
日本のように初めに改札でカードをタップするところまでは同じですが、カナダでは距離料金制がないため、降車時にカードをタップしなくていい点が異なります。(GoTransit、UP Expressという種類のバスは降車時もタップが必要)
ぜひ参考にしてみてください。
トロントの乗り物はお得に利用しよう
本記事のまとめは以下の通りです。
今回は「今後カナダへの留学やワーホリを考えている方のために、トロントの交通手段について」解説しました。
今回取り上げた交通手段のように、もしあなたがトロン留学した時のために生活に必要な情報をこちらにまとめています。
私のように現地に着いてから困惑しないように、事前に知識をつけておくことをおすすめします。
また、海外留学前に不安に思う点や疑問点を解消できるような記事についてもこちらにまとめています。
もし興味があればぜひ確認してみてください。
あなたが今抱えている疑問を解消します。
本記事の内容で詳しく知りたい情報があれば、下部のコメント欄やSNSシェアボタンからぜひ教えてください。
全てのご質問に回答します!
それでは次の記事でお会いしましょう。