起業したら商売道具にしっかりお金をかけるべき? 最初はコストを抑えるべき?

ご覧いただきありがとうございます。マーケティングコンサルタントの大鹿です。

仕事に必須な商売道具。カメラマンはカメラがなければ始まらないし、デザイナーやライターにはパソコンが欠かせませんし、サロンオーナーには施術道具が必要ですよね。

これら商売道具って、起業前後で資金に余裕がない人はどれだけお金をかけるべきなのでしょう? しっかり投資すべきか、最初はコストを抑えるべきか、迷うところでは?

結論からいうと、、自分にとっての使い勝手もあるのですが「プロとして人にどう見られるか?」を投資の基準にすべきだと思います。

目次

商売の核たるツールにはしっかり投資!

たとえば、僕が普段関わりのあるクリエイティブ業界の方々、たとえばデザイナーさんなら、しっかりワイド画面のデスクトップパソコンを使っていて欲しいです。

なぜかというと、デザインはキュッとコンパクトな画面では品がよく見えても、実寸で近いサイズで見たときに粗や間延びした感じを受けてしまうからです。

ノートパソコンで制作経過を見せてもらったときはとても気に入ったのに、納品されると「なんか違う…」と感じることは往々にしてあります。

と、このようなことが熟練の発注者・依頼者になると分かってしまうので、ノマドスタイルに影響されてノートパソコン1つで作業をしている人を見ると、「なんだかなぁ」という感情を抱いてしまいます。在宅用と外出用で機器を使い分けているのならOKですが。

どんなに味が優れていても、埃っぽくて小汚い飲食店より清潔感のある飲食店のほうがいいのと同じです。あなたも多くの人も、きっと後者を選ぶのではないでしょうか?

商売道具は自分の使い勝手はもちろん「人に見られていること」も考えて投資すべきか否か? を考えるべきだと思います。

特に目の肥えた厳しい人だと、使っている道具1つで値踏みされてしまうこともあります。

商売道具=重要な自分のステータス。もちろんすべてがすべてお金をかけるわけにはいかないと思いますが、商売の“核”となるツールにはお金を惜しまないほうが賢明です!

身だしなみにもしっかり投資しよう

「プロとしてどう見られるか」を考えたとき、真っ先に他人の目につくであろう「身だしなみ」にも、しっかり投資したほうがいいですね。

たとえばスーツ。僕もスタイリングのプロではないので多くは語れませんが、本職のテーラーの方に話を聞くと、

「清潔感があって体型にしっかり合ったものを選ぶべし」

ということでした。体型に合っていないだけで野暮ったくなって品が失われてしまいます。特に、起業間もない人であれば会う人会う人・一回一回の出会いが勝負になります。

第一印象がその後のイメージを決めてしまうといっても過言ではありません。現在の体型の良し悪しはともかく、お金をかけてでも自分を引き立ててくれるものを選ぶといいです。

これは僕の反省点からいえることですが(汗)、体型に合ったオーダースーツを着るだけで「印象がガラッと変わった!」と言っていただける機会が多いです。

カメラマンのような職人タイプの人も、スーツは着用しないかもしれませんがお客様と接することが前提である以上、「見られている」ことを意識して身だしなみを整えるといいと思います。

なにも「派手な格好をしよう」というわけではありません。しかし相手をよく知らないときほど、人は思っている以上に目の前の人間をつぶさに見ているものです。

身だしなみも商売道具の1つ! です。

投資に回せるお金を割り出してメリハリを

「でも、そんなになんでもかんでもコストをかけられない!」というのも事実だと思います。

大切なのは、お金をかけるべきところとかけないところのメリハリ。ここまでお伝えしてきた「プロとして人に見られる部分か? そうでない部分か?」というのは、メリハリの1つの基準になります。

そしてその基準を考えるうえでやらなければいけないのは、投資に回せるお金をしっかりと洗い出すことだと考えます。得られる(または見込める)収入のうち、

  • 必ずかかる固定費はいくらか?(水道光熱費、オフィス賃料、通信費、税金など)
  • その他、変動的な経費はだいたい何がどれくらいあるか?
  • 自分が最低限使いたいお金は?

これらをきっちり割り出せば、投資に回すことのできるお金があらかた分かってくるはずです。積み立てをしていってもいいですね。

またこういった計算をしておけば、月々どれくらいの量の/単価の仕事を獲得しなければいけないとか、そのためにどういった営業活動をしなければいけないといったことも明確になってきます。

分割回数=耐用年数とする考え方も

商売道具にそこそこの額を投資する場合、使える額を洗い出したとしても「ヨイショ」が必要な場面があります。

そのようなとき、商売道具を一括払いで買うか分割で買うか? というのも考えると思います。

「えいっ」と一括で買ってしまったほうが気持ちがスッキリするし、「固定費はなるべく減らす」のがビジネスの原則ではありますが、、

一方で、分割回数を「耐用年数」にしてしまう考え方もあります。

たとえば、パソコンを例にしましょう。特にパソコンをフルに使う人にとって、パフォーマンスを十分に発揮できるのは2年ほどと言われます。

毎日使うものですから、パソコンのパフォーマンスがじわじわ落ちていても気づかない場合がほとんどです。知らず知らずに劣化したパフォーマンスに慣れてしまい、実は仕事の生産性が落ちていることに気づかないということも。

そして買い替えたとたん、それまでの環境がどれだけ効率を落としていたかに驚くこともあります。

であれば、2年なら2年と耐用年数を決めて固定費にしてしまい、支払いが終わったらまた買い替えるのもアリです。経費として見える化しているぶん、「最低限これだけは稼がなければいけない」という収益の分岐点を立てやすくなります。

商売道具に対する1つの考え方ではありますが、ご紹介しておきました。

まとめ

商売道具にしっかりお金をかけるべきか? コストを抑えるべきか? というお話をしてきました。

今回お伝えしてきたのは商売道具という、事業に必須の「投資」のお話です。見合った投資をすれば必ずそれだけのリターンがある、という考えのもと、「使うべきところではしっかり使おうね」というのがポイントになります。

浪費・消費とは違いますのでその辺りは念頭に入れていただければと思います。

今回のまとめ

  • 商売道具に投資をするときは「プロとしてどう見られるか?」も検討材料にしよう
  • 投資に使えるお金をきっちり計算し、使うもの・使わないものにメリハリを
  • パフォーマンスの耐用年数を基準に、分割払いで商売道具を買い替えるのもアリ

商売道具を揃えるうえで、参考になればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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