エクオール(エクエル)の作用機序と禁忌・相互作用について

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

こんにちは!

くくたる(twitterはコチラ)です!

【薬剤師歴11年目】
●フリーランス薬剤師
●管理薬剤師歴:調剤3年、OTC1年目
●1人薬剤師歴(調剤):2年

【その他資格】
国際中医師
●ハーバルセラピスト
●シニアハーバルセラピスト
※国際中医師は医師免許ではありません。

 

この記事ではエクオールの作用機序と医薬品・食品の禁忌や相互作用について紹介します!

 

先日、YouTubeチャンネルにて下記のような質問をいただきました!

OTC勉強中の薬剤師です。勉強になりました!最近初回アンケートに、エクエルを飲んでる方をよくみるのでとても参考になりました。 医薬品ではなく、食品扱いかとおもいますが 相互作用で気にした方がいいものってあるのでしょうか。勉強不足ですみません。

エクオールサプリの選び方のポイント

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

動画を見ていただいただけでなく質問までいただけて非常に感謝しております!

 

今回はこのような疑問を持つ方に向けて、エクオールの作用機序や禁忌・相互作用について紹介をしていきたいと思います!

 

 

エクオールの作用機序

大前提として、エクオールは大豆イソフラボンの1種であるダイゼインが代謝されて生成され、ダイゼインと比べてより強い働きをすると考えられています!

 

エクオールの作用機序は主にエストロゲン受容体βに結合すると考えられています!

S-エクオールのエストロゲン受容体αとβのKi値はそれぞれ6.4nMと0.73nMという報告があり、エストロゲン受容体βに対する親和性が高いと考えられます!

>>エストロゲン受容体βアゴニストとしてのS-エクオールの女性疾患に対する有効性に関する最近の知見

 

エクオールの禁忌

①大豆アレルギーの場合は禁忌と考えられます!

エクエルは大豆を乳酸菌で発酵させて作った食品ですので、大豆アレルギーの方は摂取をお控えください。

健康と美容をサポートする大塚製薬のエクエル よくあるご質問 |【大塚製薬の公式通販】オオツカ・プラスワン

 

②エクオールと医薬品との禁忌はないと考えられております!

「発酵大豆イソフラボン エクオール」は食品でございますので、基本的にはお薬を併用しても差し支えございませんが、病院からお薬が出ている、あるいは通院中の方は、かかりつけのお医者様にご相談いただき、お医者様の指示に従っていただきますようお願いいたします。

医療用医薬品と併用できますか(飲み合わせを教えてください)? | よくあるご質問(製品Q&A) | 小林製薬株式会社

 

エクオールの相互作用

①医薬品との併用は問題ないと考えられております!

しかし、エストロゲン受容体βへの結合能があるため、作用機序が被る場合には注意をしておく必要があると考えられます!

 

②大豆イソフラボンの過剰摂取がホルモンバランスを崩す恐れがあると考えられているため、総イソフラボン量(アグリコン換算)は30mgを超えないように注意!

エクオールと大豆イソフラボンを含むサプリメントを併用される場合は、一日あたりの総イソフラボン量として30mgを越えないようにご注意下さい。尚、エクエルの総イソフラボン量は4粒で16.4mgになります。

よくあるご質問|大塚製薬のエルシリーズ| 大塚製薬

※エクエル4粒あたりS-エクオール10mg

 

参考文献

エストロゲン受容体βアゴニストとしてのS-エクオールの女性疾患に対する有効性に関する最近の知見

健康と美容をサポートする大塚製薬のエクエル よくあるご質問 |【大塚製薬の公式通販】オオツカ・プラスワン

医療用医薬品と併用できますか(飲み合わせを教えてください)? | よくあるご質問(製品Q&A) | 小林製薬株式会社

よくあるご質問|大塚製薬のエルシリーズ| 大塚製薬

メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ

 

最後に

というわけで、今回はエクオール(エクエル)の作用機序と医薬品との禁忌・相互作用について紹介しました!

 

【関連記事】

>>エクオールサプリの選び方!エストロゲンと類似点を比較【エクエル】

 

【関連動画】

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

最後まで見ていただきありがとうございます!

Twitter(@Cucalfort)

YouTube
でも情報発信をしておりますので、登録していただけると嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました