アーリーリタイア ホテル暮らしに憧れる

持ち家か賃貸かという議論をたまに見かけます。

持ち家は税金や修繕が自分持ち。いざという時に引っ越しづらい。
賃貸であればそういった諸々を考える必要なし。
その他細かい諸々の比較で優劣を競っている様子がありますね。

自分は今は持ち家で暮らしているわけですが。
賃貸にも良い点は多いと思っています。
さらに突き進んでみると?

ホテル暮らし。

少しばかり憧れてしまいます。


出張や出向で月単位でホテルやウィークリーマンション暮らしをしたことはあります。
意外に快適なのですね。
当然と言えば当然で、快適さも売り物の一つということなのでしょう。

コロナで稼働率が落ちたからなのでしょうか。
今は検索してみれば長期宿泊プランがいくつもヒットします。
さらにはまさに暮らしてくださいというようなサブスクプランも売り出されている様です。
こういった流れがずっと続くのかは分かりませんが、興味深い内容と思えます。


ホテルの良い点は?

住む場所に縛られないのは面白そうです。
ホテルのある土地へ出向いてお金払ってチェックインするだけですね。

部屋の掃除もお任せです。
プランによっては朝食も付いているのでしょうか。

快適さは値段に比例する様にも思えます。
加えて値段は地域による差も大きそうです。
あとは季節による差も?
今はコロナもあって割安ということになるのでしょうか。
普段はなるべく安いところを使うのが良さそうです。
節約気分でネットカフェで延々連泊してみたり。
車を持てるなら車中泊の間の住居費を丸々節約出来そうです。
そしてたまに贅沢に良い部屋に泊まるというのも面白そうです。

自宅でも賃貸でも住居費は固定費として家に居ない間も落ちていくのが当然でした。
ホテル暮らしはこのロスを無くせる可能性があります。
資産を無駄なく使い切れるのはある意味効率良いのかもしれません。


値段は見合うのか?

これが一番の問題なわけですが。
今の暮らしのどの出費がホテル暮らしの宿泊費に置き換わるのか。
試算するだけなら特にお金もかかりませんね。

そんなわけでざっくり試算してみました。


自宅は売却して30年分のホテル代とします。
大きな額なので投資しても良いですね。
80歳あたりまでホテル暮らし。
その後は老人ホーム想定です。
他もホテル暮らしで不要になりそうなものを日割り計算。

計算すると4475円/日、13.6万円/月となりました。
意外に厳しいかもしれません。
とはいえ平均宿泊費をこの額に収めることが出来れば、住居費と言う意味での資金繰りについては見通しは立つと言えそうです。


懸念材料は?

荷物。
これは徹底して減らす必要がありそうです。
残せるのはホテルからホテルへ身一つで動けるくらいの荷物量。
要は常時旅行をしている程度の荷物で暮らし続ける必要があるのでしょう。
ミニマリスト的な生活習慣であれば相性は良いのでしょうが、今の自分は真逆に近い生活なので相当に苦労しそうです。

自動車。
持っておきたいアイテムですが駐車場代が困りますね。
ホテルに無料で停められれば良いですが、そうでないならば駐車場代は出費増に繋がりそうです。
しかし維持出来るのであれば、ある程度荷物を入れておけるメリットもあるかもしれません。
それに旅行がてらの車中泊まで見越すのであれば、その間の住居費はシンプルに節約出来そうです。
この方向を極めればキャンピングカー暮らしという話になるのでしょうけど、それは今後の検討課題ですね。

交通費。
転々と移動したくなるのであれば出費は増えそうです。
自動車であればガソリン代。
とはいえ旅行と同程度の頻度で季節毎に移動する程度であれば大した問題ではなさそうです。

食事。
おそらく自炊は諦めることになるのでしょう。
基本は外食やデリバリ。
となると食費も出費増ですね。今の1.5倍は必要?
料理出来ないというのは意外にストレスになっていくのかもしれません。

住民票や各種口座の住所。
これはめんどくさそうです。
ホテルを転々として住所を変えるわけにもいきません。
貸しオフィス的な契約を探すことになるのでしょうか。
となればこれも出費増ですね。

かかりつけ医。
今は自宅から通える病院に通っていますが、ホテル暮らしだとどうなるのか。
医療はどこでも同じと単純に割り切れるものでもありません。
となると結局定期的に同じ地域へ戻ってくる生活?
少し中途半端ですね。

将来的な宿泊費。
これはまったく読めないですね。
コロナが明ければ確実に上がりそうです。
慣れてきたら季節によって安い地域を見つけたりという行動も取れるようにも思えますが。
単純に相場が1.5倍になりました!となれば元々が大きな出費です。
あっけなく詰みそうです。
最大リスク要因ですね。



ホテル暮らし。

ちょっと乱暴にお金のやりくりだけを計算してみた感じなのですが。
意外になんとかなるのか、それとも厳しいのか。
微妙な数字になりました。

しかし考えてみれば老後に入る老人ホームもホテルみたいなものなのでしょう。
お金を払って面倒を見ていただいて。
検索してみれば、老人ホームに入るために自宅を売却する方も居る様です。


そう考えれば。

サービス込みで住居を契約して暮らす。
それほど珍しい考え方でもないのかもしれません。

やはり一番の問題はお金のやりくりです。
将来の変動リスクが見えませんが、安いホテルを探して割り切るのであれば何とかなるのかもしれません。

あとは生活習慣でしょうか。
自分は荷物を多く持たない生活はほとんど経験がありませんし、家で調理された食事をするのも好きです。
これらを割り切れるのかどうか。

それでも一つの選択肢としてこんな暮らしもあるのかなと想像してみると。
リタイア後の生活で増えていく選択肢。
楽しい気持ちになりますね。

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