欠点を知ることはポジティブなこと

自分の欠点を知ろうとすることはネガティブなことではなくてポジティブなことです。

自分は「心が弱い」所があるから「心が強く」なれるように頑張ろうと思えることが本当のポジティブです。

私は怒ると「大声」を出す欠点があるから
「大声」を出さないように努めようと思うことがポジティブです。

そうなると人から「貴方は心が弱い」ですね「貴方は怒りっぽい」ですねと言われても傷付いたり怒ったりすることなく「素直」に受け取ることが出来ます。

欠点を知ること指摘することをネガティブなことだと思うと人はひねくれてしまいます。「貴方は心が弱い」所がありますと言われたら「心が元から弱いんだから仕方ないだろ!」となってしまいます。貴方は怒ると「うるさい」ですと言われると「偉そうに指図するな」となります。

人から欠点を指摘された時にそれを素直に聞けない人はネガティブな人なんです。

死について考えることはネガティブなことですか?ポジティブなことですか?

これはポジティブなことなのです。
逆に考えないことがネガティブなのです。

自分が子供で親がいなくなった後の事を考えて事前に準備することはポジティブなことです。それは親が自分が死んだ後の子供のことを心配することもポジティブなことなんです。

それが、自分は両親のことを何一つ考えない親は子供の事を何一つ考えないで「心配事一つなく」暮らすことはネガティブなことなのです。

以前ブログで正月にゲームばかりする友達の話を書きましたが、その友達に親がいなくなった後のことは考えている?と質問すると「考えたことがなかった」と言いました。本人は将来のことを考えずにゲームに夢中になっています。一見何一つ心配のない生活を送っていますが、私から見るととてもネガティブな生き方です。

その友達に私がこれは悪いと思うよと話せば「腹に一物」を抱えて恨まれてしまいます。その友達は欠点を指摘されることを悪いことだと思っているのです。欠点を知ることを悪いことと思っている人はネガティブなので受け入れられないのです。

そして人の欠点を知ろうとすることもポジティブなことなんです。人の悪い所を見つけることは何も悪いことではありません。
それを悪いと言ってしまうことが逆にネガティブなんです。人の良いところだけ無理に見ようとする必要はありません

気付きと言われるものがありますが
別に気付きが理解出来なくても
自分に素直でポジティブな心があれば
気付きなどなくても自然に良くなって行きます。

お読み頂きありがとうございました。


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