やたら物騒なタイトルで「つり」っぽく思われた方も多いだろうが、残念ながらガチである。


昨日の夜に娘のクラスチャットにイタリア人男子のクラスメイトが家の近くで誘拐されそうになったという衝撃報告が舞い込んできた。



そもそもクラスチャットは暇な親のダベリスペースになっているので大概無視しているのだが、通知内容が尋常じゃないと思い開いたのだ。


詳細はこうだ。昨日夕方に近所の友達の家から帰る途中に突然アウディに乗った男に呼び止められて車に乗るように促されたそう。この男の子は頭の回転の速い子なので誘いを断り家に帰ろうとしたら、車から複数の男たちが降りてきて逃げられないように囲まれたそうだ。彼は咄嗟に一人の男の股間を蹴り上げて、子どもしか通れない秘密の道を使って逃げたそうだ。奴らも追って来たそうだが、通りがかりの男性が異常事態に気付き「早く逃げろ!」と家に帰れるように協力してくれたそうで無事に家に帰れたそうだ。薄暗い中での犯行だったので犯人たちの顔などが見えなかったそうだ。



まったくもって許し難い犯行である。本当にクラスの男の子が無事で良かった。心理的なところが心配であるが、彼のベストが尽くせて危機を乗り越えられた事もありショックではあったが大丈夫と今日学校で言っていたそうだ。



それにしてもこんな田舎で誰得な誘拐だよ!本当に腹立たしい。


実は数年前にも今回の犯行現場とほぼ同じところでイタリア人の男の子が誘拐されそうになった事があったのだ。この時は幸いママが直ぐに気がついて声を荒げたところで慌てて去っていったそうだが、それを機に送迎は必ず親が付き添い、そして最終的にはこの子の両親の故郷に引っ越してしまった。


コロナ禍が社会的に終わったイタリアは再び以前の暮らしに戻りつつあるが、犯罪組織もまた再び活動再開といったところか。


まあ、ひとつだけ言うなれば…


今回誘拐未遂に遭った子はネグレクトで以前問題になった子で、いつも暗い時間でも外で放置されている子なんだよね。この子の親は「男の子なんだし、小さい時から自分で判断して行動しないとダメだ」と言って、寒い日の夕方遅くに玄関の呼び鈴に手が届かず、外でじっと待っているのを別の学年のお母さんが見つけて大喧嘩になった事もあったそうだ。誘拐する側も組織だろうし、行き当たりばったりではやらないはず。一人で遅い時間でもいつもウロウロしている見た目弱そうな子をターゲットにするのは大いに考えられる。



それにしてもそれにしても…物騒である。イタリアだから、南チロルだから、ど田舎だから起こった訳ではなく、世界どこでも起こり得る事である。要所は必ず押さえて子どもの行動範囲を狭くしないように心がけないとなー。



てか

常習犯だろ!


ケーサツ


頑張れよ!


事故に繋がらないスピード違反を取るのが仕事ではないんだよ(根に持ってる?)




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↓車とかから割り出せそうだけれど