デザイン・ベルリンのパイプ紹介です。

デザイン・ベルリンとは?その歴史と特徴

こちらはデザイン・ベルリンの中でも番外編と言えるパイプです。

 

パイプスモーカーなら誰もが知るデンマークの大御所作家であるカール・エリック・オッテンダール氏の作品です。

File:KarlErik.jpg

実はカール・エリック氏は1999年にデザイン・ベルリン(正確にはプランタ社)に商標を売却しました。

売却理由は「ドイツでの販売を拡大したかった」や「引退したかった」などと言い伝えられていますが、正確なことは分かっていません。

 

売却後はデザイン・ベルリンが販売を担い、その見分け方は刻印です。

 

通常はこちらのように"Karl Erik"という良く目にするお馴染みの刻印です。

 

デザイン・ベルリンから販売された作品は”Ottendahl"というサードネームの刻印になっています。

これは市場で混同しないための配慮でした。

しかし、これを入手するのはかなり困難でした。

 

オッテンダールは主にドイツとアメリカで人気だったそうですが、2004年に突如カール・エリック氏が脳卒中にて倒れ62歳の若さで急逝したために生産本数が非常に少ないパイプとなってしまいました。

しかも2004年には増産する予定だったとの事なので、結局は増産される事なく終わりました。

つまりオッテンダールはカール・エリックの最後期品と言えます。

 

そのため弾数自体が非常に少なく中々売りに出されないので、結構粘り強く探しました。

そんな中、ドイツのパイプショップから出品があったために落札しました。

マウスピースに金色で"Ottendahl"や"O"という刻印がされている個体もありますが、こちらは無地のマウスピースです。

 

基本的にボウル部分はカール・エリック氏がデンマークで作っていますが、マウスピースはデザイン・ベルリンが作ったモデルも存在するためダブルボアの個体があります。

こちらは普通のシングルボアでした。

 

 
このパイプはオッテンダール銘で割と見かけるオーソドックスな形なのですが、それまでのカール・エリック銘とは作風が随分と変わっていると思います。
どちらかと言うと奇抜な(細いマウスピース+ドデカボウルみたいな)デザインが代表的だった印象なのですが、オッテンダールではモダンな感じの印象です。
 

 

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