男の娘が女装メイクの手順を4つのステージで解説

初めて女装メイクをする時は、手順が分からないですよね。
手順を追っていくことで、必要な道具も分かってくると思います。

女装メイクを、下準備、ベースメイク、眉からリップ、
メイクの4つのステージに分けてご紹介します。
また、男の娘は女性のメイクと少し違う点がありますので、
女装メイク特有の注意点なども織り交ぜていきます。

目次

男の娘メイクは下準備が大事

メイクをする前に、眉毛を整えておきましょう。
普段お手入れをしていない状態で、メイク段階で整えるのは時間がかかります。

STEP
洗顔

最初に洗顔で皮脂の汚れや老廃物を落としましょう。
髭剃り前に洗顔することで、肌荒れを防ぐことができますし、
顔にある雑菌を剃刀に繁殖させることも防げます。
男性モードでも同じで、先に洗顔、後で髭剃りです。

STEP
T字で深剃り

次に蒸しタオルで髭を柔らかくし、毛穴を開くことで深剃りを可能にします。
蒸しタオルは、濡らしたタオルをビニール袋に入れてレンジでチンです。
熱いので気を付けてくださいね。
シェービングクリームでしっかり深剃りします。
深剃りすることで、男の娘特有の青髭を目立たなくすることができますよ。

STEP
保湿

髭剃りが終わったら、化粧水で保湿します。
開いた毛穴を閉じるのと、メイク崩れを防止する効果があります。
化粧水の後は、乳液で水分を閉じ込めてくださいね。

STEP
ウィッグネット

保湿が終わったら、ウィッグネットをかぶっておきます。

一旦、首まで下ろしてから頭に上げるとやりやすいです。
ウィッグネットの余った部分は、頭頂でヘアピンを使って留めます。
ウィッグが浮かないように、しっかり髪を抑えてくださいね。

STEP
カラコンをつける

下準備の最後のステップです。
カラコンは瞳を大きく見せられるので、より女性らしくなります。
カラコンをつけるときは、きれいに手を洗ってくださいね。
手に化粧品がついたりする前に、カラコンをつけた方がいいですよ。

男の娘に変身、ベースメイク開始

最初はメイクにとても時間がかかりますが、
慣れてくるとだんだん早くなってきます。

手順はリキッドファンデーションの場合です。
パウダーやクッションファンデは、順序が異なりますのでご注意ください。

STEP
化粧下地

化粧下地はお肌の凹凸を整えて、ファンデーションのノリを良くします。
男の娘の場合は、皮脂を抑えるタイプもいいですね。

額、鼻、両頬、あごの5点に置いてから、
顔の内側から外側に塗るのが女子の基本です。
男の娘メイクの場合、鼻の下に追加するといいでしょう。
また、両頬は少し厚めに置いて、もみ上げの下まで伸ばすのがいいかなと思います。
髭を剃っている部分は、お肌の凹凸が出やすいからです。

STEP
ファンデーション

リキッドファンデーションの塗り方です。
パウダーより、カバー力のあるリキッドが男の娘にはおすすめです。
まずは手にとって、下地と同じように5点置きます。
面積の大きい頬から塗り広げていき、くずれやすい鼻を最後に塗ります。
スポンジを使うのが良いですが、なければ指で伸ばしても大丈夫です。

女子向けの塗り方では、もみ上げから顎にかけてのラインは薄めに塗ります。
カバーする必要のない範囲だからですね。
しかし、男の娘はこの部分に髭があるので、カバーすべき範囲になります。
濃淡をつけるのは難しいので、最初は均一に塗ることを心がけると良いと思います。

メイベリンのフィットミーが色展開も多く、初心者さんにはおすすめです。
ファンデーションのレビュー記事はこちらです。

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STEP
コンシーラー

コンシーラーは、お肌のくすみやクマをカバーするものです。
男の娘の女装メイクでは、青髭隠しの重大アイテムです。
青髭隠しにはオレンジ系のコンシーラーが定番となっています。
青髭のある部分にトントン叩くようにしてお肌になじませます。

青髭を隠すオレンジ系のセザンヌが男の娘の定番ですよ。

STEP
フェイスパウダー

皮脂を抑えて化粧崩れを防止する効果があります。
男の娘にとってカバー力はないので、短時間の撮影では使わなくても大丈夫です。
ブラシを使ってやさしく塗るのがおすすめですが、
同梱されているパフでも構いません。

眉メイクからリップまで

女性らしい眉毛にするためには、事前のお手入れが必要です。
基本的には細くしてから、書き足す感じになります。
また男性は毛量も多いので、すいた方が女性眉に近づけやすいです。

実生活やお仕事とのバランスも考えて慎重にいじった方がいいと思います。
今は男性が行ける眉カットもあるので、
自信がない方はプロにやってもらった方がいいでしょう。

その時に写真を撮っておいて、
少し伸びてきたらその写真を見ながらお手入れするといいです。

STEP
眉メイク

まずアイブロウパウダーで形を作ります。
仕上げる眉毛の形が最初はイメージできないと思うので、ここが一番難しいかと思います。
左右対称に描くのが難しいので、最初はテンプレを使うのもアリです。
コツとしては、お手入れで左右の眉頭の位置(眉毛の始まる位置)を揃えておくことです。

次にアイブロウペンシルで眉毛を描いていきます。
生え方にムラがあったり、左右で横幅が違う人は、書き足す感じで描いていきます。

最後に眉マスカラで仕上げます。
パウダーとペンシルで仕上がる人は、使わなくてもいいと思います。
男の娘の使い方としては、明るめの色を使うことで薄く見せる効果があります。
毛の流れに沿ってなぞる感じで塗っていきます。

引き抜いた時に余分な液をティッシュオフしましょう。
そのまま塗るとだまになりやすく、ムラの原因になります。

KATEのデザイニングアイブロウはロングセラーで男の娘におススメです。
この眉マスカラとのセットがお得です。

STEP
アイメイク

アイメイクは、男の娘メイクの一番のポイントです。
大きくぱっちりした目になるようにがんばって仕上げましょう。

目の際からアイホールにかけて徐々に明るくなるイメージです。
アイパレットのベースカラー (明るい色)をアイホールに指で広げます。

次に自分の使いたいメインカラー、ブラウン系でもピンク系でもOKなので、
ベースカラーより狭い範囲で塗ります。
最後に目の際に少し濃いめの色で仕上げます。

( アイホールとは、眼球からその上の骨に沿った楕円形の部分です。)

下まぶたのメイクです。
目尻に目の際に入れた色を入れるときれいになります。
涙袋にはベースカラーに近い明るめ、ラメを入れるのもかわいいです。
あんまり太くならいようにしたいですね。

メイクもトレンドがあります。
私がおすすめするのは、メイベリンのシティミニパレットです。
ラメが小粒で上品、仕上りがとてもきれいです。

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STEP
アイライナー

アイライナーを引く前にビューラーでまつ毛をカールさせておきましょう。

アイライナーはペンシルタイプが使いやすいです。
色はブラウン系が柔らかく見えるので、男の娘にはおすすめです。
アイラインはまつ毛の生え際に引いていきます。
この時におりゃあーっとひと筆書きすると失敗しやすいので、少しずつ描くと失敗しにくいです。

STEP
マスカラ

眉マスカラと同じように、余分な液をティッシュオフします。
べったりついているとダマになりやすく、均一に塗るのが難しいです。
根本からすーっとまつ毛を伸ばす感じで塗るとうまくいきます。
目尻は先端を使って塗ると簡単です。
最後にコームでまつ毛をとかします。

マスカラの具体的な塗り方、そして大事なまつ毛の上げ方。
詳細をご紹介しています。

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STEP
リップメイク

唇は状態が良いときれいに仕上がるのですが、
ほとんどの男性は状態があまり良くないですね。
リップなどで保湿してから口紅を塗りましょう。

リップメイクは、口紅、ティント、リップライナーなど、
塗り方をまとめた詳細記事を用意しています。

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唇の広い部分は口紅から直接塗っても大丈夫ですが、
口角は指で伸ばしていった方がきれいにできると思います。

これまでは、リップグロスでぷるぷるが女装メイクでした。
女性っぽくはなるのですが、トレンドはマットに移っています。
やっぱり、マット気味が今風かなと思います。

サテン仕上がりのメイベリン カラーセンセーショナルがおススメです。
マットほどクールではないので、女性っぽさも出しやすいです。

STEP
ウィッグ

ほとんどのウィッグは、大きさが調整できます。
自分の頭の大きさに合わせて、ぴったりフィットするように調整します。
ウィッグの位置をよく確認して、ブラシで軽くといてセットします。

メイクオフとスキンケア

メイクを落とすクレンジング剤には、
オイル、バーム、ジェルなどいくつかの種類があります。
オイルは洗浄力が高く、使い勝手もいいので、乾燥肌でない人にはいいかもしれません。
人によって洗い上がりの感じ方が違うので、
いろんな種類を試して自分に合ったものを使ってください。
メイクを落としたら洗顔して、保湿などのスキンケアをしておきましょう。

男の娘に必要な化粧品

最低限の化粧品で女子顔負けの人もいるし、
私のように化粧品を買うことが趣味のようになっている人もいます。
最初は何を買えばいいのか分からないと思いますので、
最低限必要な化粧品や道具を整理してみました。

化粧下地、ファンデーション、コンシーラー
アイブロウパウダー、アイブロウペンシル
アイシャドウパレット、アイライナー、マスカラ
口紅
ウィッグ
ビューラー、三面鏡か大きめの鏡

他のメイク道具や化粧品は必要を感じ時に買えばOK

ファンデーションはパウダーを使えばフェイスパウダーは使わなくても大丈夫です。
チークは口紅で代用する人もいます。
ハイライトやシェーディングは、慣れてからでもOKだと思います。
眉マスカラは、私のように濃い人は必須ですが、
薄めの人やパウダーとペンシルで仕上がる人は不要かもしれません。

メイクブラシは買った方がいいです

メイク道具で買った方がいいと思うのは、メイクブラシですね。
ブラシが付いてない化粧品もありますから。
こちらでブラシの種類や使い方を紹介しています。

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その他の道具ではビューラーと三面鏡か大きめの鏡ぐらいだと思います。
カラコンは必要最低限に入れたいところですが、なしでもかわいい人はいますので。

あとは必要だなとか欲しいなと思ったら、
調べながら買っていくスタイルでいいと思います。
お金はいくらでもかけられますが、その他に服や下着も買うと思うので、
無理しない範囲で楽しんでいただきたいです。

サイトマップで記事メイク関連の記事リンクをまとめています。
メイクする順番に並んでるので分かりやすいかも。

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