テキーラの定番商品【サウザ】

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文字数:約1400文字

 テキーラには、名門と呼ばれるメーカーがいくつかある。
当然、日本でもよく知られているブランドなので、その成り立ちなどを見てみよう。

  • 英 字:SAUZA
  • 創業年:1873年
  • 創業者:ドン・ホセ・セノビオ・サウザ
  • 生産地:ハリスコ州バジェス地方テキーラ地区
  • 日本取扱:サントリー(株)

テキーラの名門サウザ家

 古くからテキーラを支え続けてきたサウザ家は、
現在もさまざまに展開して、テキーラを発展させ続けている。

https://www.suntory.co.jp/wnb/sauza/index.html

・サウザ家の歴史

  • 1873年
     ドン・ホセ・セノビオ・サウザが「ラ・アンティグア・クルス蒸留所」を買収し、
     「ラ・ペルセベランチャ蒸留所」に改名する。
  • 1903年
     息子のドン・エラディオ・サウザ(2代目)が跡を継ぎ、
     それまで一般的だった樽売りを、瓶売り中心に変え、事業基盤を固める。
  • 1946年
     エラディオの息子、ドン・フランシスコ・ハビエル・サウザ(3代目)が跡を継ぎ、
     テキーラの原産地呼称に尽力する。
  • 1974年
     テキーラの原産地呼称が成立する。
  • 1976年以降
     提携や売却を繰り返し、現在はビームサントリーを擁する
     サントリーの傘下となっている。

・続くサウザの血脈

 サウザのブランドはサウザ家の管理を離れたが、
サウザの血脈はテキーラと関わり続けている。

・サウザ家4代目

 4代目にあたるルピータ・サウザは独自ブランド
「La cuarta generación(ラ・クアルタ・ヘネラシオン)」を手掛ける。
ブランド名は「4代目」を意味する。

https://www.de-agave.com/ja/brands/old-brands/la-cuarta-generacion.html

・サウザ家5代目

https://whisk-e.co.jp/product_types/fortaleza/

 さらに5代目にあたるギレルモ・エリクソン・サウザも独自ブランド
FORTLEZA(フォルタレサ)」を手掛ける。

 ボトルキャップがアガベの球茎(ピニャ)の形をしているのが特徴的。
メキシコ国内向けには「ロス・アブエロス」と言うブランド名で展開している。

 フォルタレサ蒸留所は、以前サウザ家が所有していたが、
1968年に操業を停止していた。
この蒸留所をギレルモが1999年に再興し、
2002年に「フォルタレサ」を発売する。

サウザブランド

 サウザの定番ブランドを紹介しよう。

・サウザ シルバー/ゴールド

 テキーラのド定番ブランドである。
初めて飲むテキーラはクエルボかサウザという人も多いだろう。
テキーラベースのカクテルにもよく使われている。

 ミクストテキーラであるため、飲みやすく、テキーラ入門に最適。

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・サウザ ブルー/レポサド

 サウザの看板商品である、100%アガベテキーラ
テキーラらしさをしっかり味わうのにとても良い。
ミクストのシルバーやゴールドと飲み比べてみると、味わいの違いがわかりやすい。

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・サウザ スリー・ジェネレーション(トレス・ヘネラシオネス)

 創業者のセルビオ、2代目のエラディオ、3代目のハビエルの
サウザ家「3世代」を讃えて、造られた製品。
3人の肖像画がラベルに描かれている。

 アガベ100%を3回蒸留することで、ピュアでスムースは味わい。

Sauza
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・サウザ以外の関連ブランド

上記した4代目と5代目のブランドも紹介しよう。

・ラ・クアルタ・ヘネラシオン

 4代目のルピータ・サウザが手掛ける独自ブランド。
現在は生産していないようである。

・フォルタレサ

 5代目のギレルモ・サウザが手掛ける独自ブランド。
伝統的な手法で丁寧に時間をかけて造られるプレミアム・テキーラ。

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●あとがき

 一度は途切れてしまったサウザ家が手掛けるテキーラは、
現在のフォルタレサに受け継がれている。
創業家の歴史を追いかけるのも面白いものである。



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