ジョブハンティング! 弁護士、派遣、社畜、銀座ホステス、いろいろやってみた。

元派遣、氷河期世代かつ団塊ジュニアの弁護士が外資系や大中小企業など40社以上で働いた経験をもとに、氷河期世代を取り巻く諸問題、40代派遣・フリーターから正社員へのステップアップのコツ、日々思ったことなどを綴っていきます。

元派遣の弁護士が語る!40代以上の派遣社員から正社員に転職する方法!ブランクがある人の対処法

f:id:vivien_moriya:20220312185123j:plain

ご無沙汰しております。ヴィヴィアンです。すっかり暖かくなりましたね。

最近超忙しくて、なかなか記事を書けずにいました。申し訳ありません。

前回↓↓↓は、転職のための転職についてご説明しました。

vivien-moriya.hatenablog.com

前回の記事は、正社員に転職するために、転職活動の際にアピールできる肩書・スキル・経験を身に付けるためにまずは派遣や条件の悪い正社員の職などにいったん転職するというお話をしました。

 

もっとも、派遣の仕事も実はそんな簡単に見つかるとは限らないんですよね。特に、ブランクがある方や肉体労働をしていた方がオフィスワークに転職するなど条件が悪い場合、派遣会社が相手にしてくれないこともあります。

 

派遣会社が相手にしてくれないというドン詰まりの時のヒントが次の3つです。是非試してみてください。

目次

親身になってくれる中小の派遣会社に複数登録しつつ、大手の派遣会社にも複数登録する

派遣会社は中小も入れると星の数ほどあります。中には、面倒見が良く親身になってくれる派遣会社もあります。とはいっても、悪質なところもありますから、とくにかくいろいろ当たっていくつか登録することをお勧めします。中小の派遣会社は大手の派遣会社より時給が低い場合が多いですが、それは仕方がありません。

 

もっとも、中小だけでなく大手の派遣会社にも登録しておきましょう。大手はやはり案件数が圧倒的に多いですから。(ただし、お断りされることもあるかもしれません)

 

たいていの派遣会社は、新規登録者に優先的に仕事を紹介する傾向がありますので、すでに登録して時間が経っている人よりも有利だと思います。もっとも、過去にも派遣で働いていて実績のある人は、古巣をあたってみるのもよいでしょう。

 

ちなみに、私は大中小合わせて20社くらいの派遣会社に登録しています。実際に使っていたのは大手を中心に4,5社くらいでした。

 

もちろん、分かっているとは思いますが、登録して終わりではありません。特に、大手であれば、ネットで仕事を検索できますから自分でどんどん検索して応募していきましょう。また、かかってきた電話にはきちんと対応したり、逆にこちらから問い合わせをしたりして本気で仕事を探していることを派遣会社のコーディネーターさんに知ってもらえれば、たまたま空きがでた案件や入ってきたばかりの案件を紹介してくれることがあります。

派遣会社の契約社員として派遣会社の委託先で働く

ちょっとイメージが湧かないかもしれませんが、よくあるのが、大手企業などのオペレーションセンターやコールセンター等の業務を派遣会社が請け負って、請け負った業務を派遣会社の契約社員(←派遣社員ではないです!)が行うというパターンです。派遣会社の契約社員と言っても、派遣会社に登録している派遣スタッフに紹介が行くこともありますし、別途、契約社員として募集する場合もあります。

 

派遣会社が請け負っている業務は、オペレーションセンターなどの仕事に限らず、オフィスでの事務作業(一般事務やOA事務など)とほとんど同じような仕事もあります。こういった仕事が狙い目なんですね。次につながりやすいですから。次につながるというのは、この実績をもとに派遣や正社員などでオフィス事務の仕事を探しやすくなるということです。

なお、オペセン等の仕事は、普通のオフィス事務の仕事には繋がりにくいですから、おすすめしません。

 

こういった仕事をすすめる一番の理由は、大量採用することが多いからなんですね。大量採用ですので、選考が超!ゆるゆるなんですね!面接ナシのところもありますし、面接があっても一瞬で終わってしまうものもあります。10秒で終わるものもあります。なので面接になかなか通らないという人にもおすすめです。

逆にいうと、選考が緩すぎて変な人がたくさん入ってきますので、入った後、ちょっと苦労する場合もあるかもですが、そこは我慢ですね。

 

こういう仕事にありつけるかどうかは運やタイミングが大きいのですが、派遣会社に仕事を本気で探していることをアピールしたり、ダメでもあきらめずに応募したりしていると、コーディネーターの人が紹介してくれたりすることがあります。また、常にアンテナを張って、自ら積極的に探すのもよいでしょう。

ブランクがある人は条件を下げて2,3か月でもよいのでとにかく仕事する

それなりにスキルや経験があるのに、ブランクがあるために派遣会社から仕事を紹介してもらえないことがあります。このような場合は、条件を下げて、とりあえず数か月でもよいので働いてください。ただし、仕事は選んでください。次につながる仕事内容にしてください。

 

数か月働いてブランクがなくなった後(過去のブランクが消えるわけではないですが、直近で仕事をしているという事実を作るということです)、もっと条件の良いところを探すのです。ブランクがなくなるだけで選択肢が何百倍、何千倍も増えることがあります。

 

なお、ブランクをなくすことだけが目的なので、数か月の短期で十分です。というよりは、短期で辞めるべきです。条件の悪いところに長くいても時間の無駄ですから。さっさと次に移らなければなりません。何か特別なスキルを身に付けることができるような環境があれば別ですが。

 

私自身、しばらくのブランクの後に派遣社員の仕事を探していたことがあります。過去に働いた実績のある中小の派遣会社では仕事を紹介してくれたのですが、大手派遣会社からはほとんど仕事を紹介してもらうことができませんでした。紹介してもらっても社内選考で落ちたりね。

 

正直、ブランクがあっても問題なく仕事こなす自信がありましたし、単にブランクがあるだけで、何で?!って納得がいかなかったです。しかも、手持ちの生活資金が少ししかなかったので、このまま仕事が決まらなかったらどうしよう!まさか、生活保護?!なんて思ったり。毎日悶々と過ごしていました。

 

こんな調子でなかなか仕事が決まらなかったところに、派遣会社のコーディネーターさんから派遣会社の契約社員として委託先で働く仕事の紹介があったんですね。面接ナシで希望すれば誰でも採用されるということで、低時給だったのですが、3か月の短期契約でブランクをなくすのにちょうどよいと思い、この仕事を受けることにしたんですね。

 

その後そこは3か月で退職し、ブランクがなくなったためか、大手の派遣会社から条件の良い仕事をいくつも紹介してもらうことができました。

 

ブランクの有無によって、派遣会社の扱いがこんなにも違うのか!と驚きましたね。特に大手派遣会社は、ブランクの有無で扱いが180度変わりますね。

 

そんなわけで、派遣の仕事すら見つからないという人は、とにかく、あきらめず、あれこれ試してみてください。時給や仕事内容など、どこまで妥協するかというのも悩ましい問題ですし、どこからも相手にされないという厳しい現実を突きつけられて辛く悔しい思いをすることもあるかもしれませんが、あきらめず、粘り強くいきましょう!応援しています!!