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級によって仕事内容が違う?自動車整備士の資格取得でできること

2022年6月9日

級によって仕事内容が違う?自動車整備士の資格取得でできること

「自動車整備士の資格取得でできることって?」

「自動車整備士って取得する資格によって違いがあるの?」

「やっぱり1級を取得した方が良いの?」

これから自動車整備士を目指す者にとって、資格取得による仕事内容の違いは非常に気になることじゃろう。

自動車整備士の資格取得には大きく分けて1~3級、特殊整備士があるが、取得する資格によって行える仕事内容は異なる。

今回は、どのレベルまで資格取得をすれば一般的な自動車整備士としての仕事ができるのか解説していくぞ。

 

未経験者が最初に目指す自動車整備士3級の仕事内容

まず、未経験者や無資格者が最初に目指す自動車整備士3級の仕事内容について紹介していくぞ。

具体的な仕事内容に触れる前に、まず確認しておかなければならないのが、3級といっても実は次のように細分化されているということじゃ。

  • 3級自動車ガソリン・エンジン整備士
  • 3級自動車ジーゼル・エンジン整備士
  • 3級自動車シャシ整備士
  • 3級二輪自動車整備士
男の子
「えっ、3級の資格って1つだけじゃないの?」

このように驚いた者もいることじゃろう。

それぞれの資格名の通り、取得する資格によって担当できる業務範囲が異なるが、もっとも取得を目指す者が多いのは「ガソリン・エンジン整備士」じゃな。

この資格は、ガソリンエンジンで動く自動車のエンジン部分の基本的な点検やタイヤ・オイル交換ができるぞ。

「ジーゼル・エンジン整備士」はディーゼルエンジンで動く自動車の整備、「シャシ整備士」はエンジン・ボディを除くシャシの整備、「二輪自動車整備士」はオートバイの基本的な整備を行える資格となっておる。

より分かりやすく言うならば、3級では分解をはじめとする高度な知識を要する作業を単独で行うことができず、基本的な知識やスキルで対応できる範囲に限られているということじゃな。

高度な知識やスキルを実施することもあるが、その際は上位資格者の監督下のもと作業を行うことになる。

女の子
「2級を受けるためには3級すべてを取得しなきゃダメなの?」

このような疑問を感じるかもしれんが、3級すべてを取得しなくても2級を目指すことはできる。

ただし、2級もこのように細分化されているので、自身が目指したい(やりたい)仕事内容ができる資格を取得していく必要があるのじゃ。

 

取得できれば一人前!自動車整備士2級の仕事内容

箱入りネコ
「1級があるのに一人前なの?」

このように思うかもしれんが、2級は2002年に1級が新設されるまで、自動車整備士のなかで最上位に位置する資格だったのじゃ。

そのため、分解や点検、板金などほとんどの業務を単独で行うことができるので、取得すると自動車整備士として一人前であるといえる。

先の3級同様、2級も次のように細分化されておるぞ。

  • 2級ガソリン自動車整備士
  • 2級ジーゼル自動車整備士
  • 2級自動車シャシ整備士
  • 2級二輪自動車整備士

取得する資格によって担当できる仕事は異なるが、複数取得することによって業務範囲を広げることができるので、自動車整備士としての自身の価値を高めることができるといえるじゃろう。

 

整備士の仕事だけじゃない!自動車整備士1級の仕事内容

男の子
「2級が一人前なら1級は何をするの?」

これは当然の疑問じゃろうな。

実際、2級で自動車整備士としての仕事はほとんど行うことができるので、1級を取得しても仕事内容に大きな差がないというのが正直なところじゃ。

箱入りネコ
「それじゃ1級を取得する意味ってあるの?」

このように疑問を感じるのは自然な流れじゃが、1級を取得するためには環境問題に対する知識が2級以上に必要になることはもちろん、ハイブリッド車や電気自動車に対する専門知識も求められる。

今後も増えるであろう電気自動車やハイブリッド車の知識を深いレベルで有していることは、将来的に役立つ可能性があるといえるじゃろう。

また、1級取得者は整備士としての仕事だけではなく、他の整備士の教育や指導、管理業務などの業務が期待されるぞ。

 

パーツのスペシャリスト!特殊整備士の仕事内容

1~2級を取得することで自動車整備士の仕事をほとんど行うことができるが、特殊整備士の資格は特定のパーツに特化した整備を行うことができるぞ。

特殊整備士は次のように細分化されておる。

  • 自動車タイヤ整備士
  • 自動車電気装置整備士
  • 自動車車体整備士

それぞれの名称通り、タイヤや電気装置、車体といったように自動車のパーツごとに特化しているのが特徴的じゃな。

これまでに紹介してきたように、自動車整備士の各級は細分化されており、取得した種類によって担当できる業務が異なるが、特殊整備士を取得すれば特定のパーツを専門的に整備できるようになるのじゃ。

「2級ガソリン自動車整備士は持っているけど車体も整備したい」のように、取得することで業務範囲を広げることができるじゃろう。

 

まとめ

自動車整備士と一括りにされがちじゃが、取得する資格によって担当できる仕事内容は大きく異なる。

特に、3級と2級には大きな壁があり、3級は基本的な整備はできるものの、分解をはじめとする専門的な知識を必要とする作業を行うことができない。

かつて自動車整備士の最上位に位置していた2級を取得することで、ほとんどの作業できることから自動車整備士として一人前であるといえるじゃろう。

各資格は種類が細分化されており、取得するものによって整備できる箇所も異なるので、自身がどのような整備を行っていきたいのか考えながら、上位資格の取得を目指していくと良いぞ。

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王様

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