コピーしにドラッグストアに行ったら超スローなおじいを見かけました

昨日、コピーをとりに近くのドラッグストアへ行きました。5円/枚のコピー機が置いてあるのでよく利用しています。
コピー機は会計レジを進んだ先にある作業台の隅に置いてあります。そこでちょっと変なおじいさんに会いましたのでそのお話。

100円を入れてカバーをパタパタさせながらコピーを取っていたら、会計が終わったばかりのおじいさんがそばの作業台に来ました。
私は特に気にせずもくもくとコピーし続けていたんですが、枚数が多くて小銭を追加しようと目を移すと、ぼんやり作業台の前に佇むおじいさんの姿が目に入りました。カートのカゴにはまだ山盛りの商品が入っている状態です。

あれ? なんで立ったまま?

私が視線を向けたことでスイッチが入ったのか、スローモーションのようにゆっくり右手を動かし始めたおじいさん。カゴの肉を取っては手提げ袋に入れて、きゅうりを取っては手提げ袋に入れて……という風にひとつひとつの動作がじわーっとしているのです。

どっか体の調子の悪いとやろか?

軽く首を傾げつつ、私はコピー作業に戻りました。そしてようやく大量のコピーが終わり、やれやれと隣をチラ見してびっくり。おじいさんのカゴの中身がぜんぜん減ってない!

えーっ! という顔を隠さずおじいさんを見ると、手が止まった状態で店内の奥の方を眺めたまま固まっている……。おじい何をしてんねん?

ここで私は、以前サロンのお客様から聞いた話を思い出していました。「スーパーにはただ歩いているだけの高齢男性が多い」というもの。

家で何もすることがないのでとりあえずスーパーに来る。時間はたっぷりあるのでひたすら店内をウロウロする。見るものが尽きると他人の買い物カゴをじーっと覗いてくる。そんな人をよく見かけるとうちのお客様が言ってたんです。

するとこのおじいも?
私がパタパタとコピー機が動かしているのが珍しくて隣に来たのか? 時間を潰すためにゆーっくり手提げ袋に食品を詰めていたのか?

私は思い切り首を傾げ、コピー済み用紙をトントンと揃えて鞄に入れ、最後にもう一度チラ見すると、おじいさんはハッと我に返ったように手を動かし始めました。

「あんまり長く作業台を占領すんなよー。」と心の中で声をかけつつその場を後にしました。

 

❁⃘*.゚関連アフィリ❁⃘*.゚

買い物袋よりこっちがいいかと思い始めているこの頃。

 

腰が曲がってる人にはこれがいいんじゃないかと思う。