楽天モバイル0円終了!海外生活者にとって最適な日本のスマホ通信事業者について

海外駐在
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5月13日、楽天モバイルより衝撃的なプランが発表されました。

これまで1GBまでは基本料0円で利用できていたものの、2022年7月より最低利用料金が1,078円に引き上げられるというものです。

海外生活者にとっては、基本料金0円で日本の携帯番号をキープできる楽天モバイルが非常にありがたかったのですが、今回の改訂でその最大のメリットが失われることになります。

そこで今回は、楽天モバイルの0円終了後に取りうる、海外生活者にとって最適なスマホ通信事業者について記事にしたいと思います。

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楽天モバイルの改訂について

楽天モバイルUN–LIMITⅦ

5月13日、楽天から新しい料金プランである楽天モバイルUN-LIMIT Ⅶが発表されました。

現行プランのUN-LIMIT Ⅵからの、主な変更内容は以下の通りです。

  • 料金プランの見直し
  • 国内通話かけ放題サービス 10分から15分に
  • 楽天ポイントの付与率UP

特にインパクトが大きかったのは料金プランの変更で、これまで1GBまでは月額0円だったものが、新プランでは全く使わなくても1,078円かかることになります。

データ量従来プラン
UN-LIMIT Ⅵ
新プラン
UN-LIMIT Ⅶ
0~1GB0円1,078円
1~3GB1,078円1,078円
3~20GB2,178円2,178円
20GB~3,278円3,278円
価格は全て税込

新プランは2022年7月から開始となり、これまで楽天モバイルUN-LIMIT Ⅵプランの加入者も、強制的に新プランに移行されることとなります。

ただし移行後最初の4ヶ月は、月のデータ量が1GB以下のユーザーにはポイント還元などで実質0円となるキャンペーンが実施されるということですが、いずれにしても2022年11月以降は全く使わなくても1,078円かかるようになります。

海外生活者にとっての楽天モバイルの魅力

これまでの楽天モバイルは、海外生活者にとって日本の携帯番号を維持するのに最適な通信事業者ということで、私自身も使っていましたし、またブログでも紹介していました。

海外生活者にとっての楽天モバイルUN-LIMIT Ⅵの魅力

  • 基本料金0円で回線が維持できる
  • 海外ローミング2GBまで無料(世界66の国と地域が対象)
  • 海外でも着信やSMS受信が可能
  • Rakuten Linkアプリの利用で日本への通話が無料

今回の料金プランの改定によって、このうち最大の魅力である基本料金0円というのがなくなってしまいます。

海外生活者にとって最適なモバイル通信事業者

ここからは、今回の楽天モバイルUN-LIMIT Ⅶでの改定を踏まえて、海外生活者が日本の回線を維持するのに最適な通信事業者の候補を紹介します。

povo

povoは、auと同じKDDIが展開する格安通信プランです。

最大の魅力は、現行の楽天モバイルと同様に基本料金が0円というところです。

快適なデータ通信を行うためには、トッピングと呼ばれる通信プランの購入が必要になりますが、24時間使い放題330円や1GB390円などバリエーションが豊富なので、出張などで一時的に帰国して日本のネットワークを使うときも安価に済ませることができます。

またauと同じKDDIのネットワークが使えるので、楽天モバイルと比べてカバーエリアも広いというところもメリットです。

一方で、povoは現時点で海外でのサービスを行なっていないため、海外で着信やSMSの受信を行うことができないというのがデメリットになります。

  • 基本料金0円
  • KDDIのネットワークなのでカバーエリアが広い
  • 海外でのサービスを行なっていないため海外で着信やSMS受信ができない

LINEMO

LINEMO は、Softbankが提供する格安通信プランです。

料金は3GBまでのミニプランだと990円税込と、楽天モバイルと比べると若干安く、なおかつSoftbankのネットワークなのでカバーエリアも広いですし、なおかつ通信事業者がSoftbank本体なので、後述するMVNOと比べても通信制限を受けづらいと言われています。

またpovoとは違ってLINEMOは海外ローミングにも対応していますので、海外生活中に日本の番号にかかってきた電話やSMSを受信することができます。

  • 海外ローミングに対応
  • Softbankのネットワークなのでカバーエリアが広い
  • 利用しなくても月額990円(税込)がかかる

2022年5月20日追記

LINEMOでは5月20日より、新規契約もしくは他社からの乗換の場合に限って、ミニプランの基本料金990円をPayPayポイントで還元するミニプラン基本料最大半年間実質無料キャンペーンを実施しています!

料金改定による楽天モバイルからの乗り換えを完全に狙ってますね。半年間限定とはいえ実質無料というのは大きいですので、有力な乗り換え候補に躍り出たという印象です。

OCNモバイルONE

料金を抑えたいというのであれば、MVNOに乗り換えるというのも手です。

MVNO(仮想移動体通信事業者)というのは、大手通信会社から通信回線を借りて格安で通信サービスを提供している会社のことです。

MVNOはいくつも会社がありますが、私がいいなと思ったのは OCN モバイル ONE 【NTTコミュニケーションズ】|ドコモのエコノミーMVNO です。

OCNモバイルONEは通信大手のNTTコミュニケーションズが提供するMVNOサービスで、月額利用料は、データSIMだと月額550円(税込)から、音声対応SIMでも月額770円(税込)からとなっており、楽天モバイルUN-LIMIT Ⅶよりも料金を抑えることができます。

またONEモバイルONEはNTTドコモの回線を借りて提供しているサービスのため、特に僻地などでのネットワークの繋がりやすさもメリットです。

さらにOCNモバイルONEも海外ローミングに対応しており、海外で電話やSMSを受け取ることができます。国際ローミングを使う場合は別途手続きが必要となりますが、追加料金などはかからないということ確認しています。

一方で欠点としては、MVNOの場合には昼や夜などのネットワークが混雑する時間帯は通信速度が遅くなりがちという点です。3大キャリアの本体が提供するpovoやLINEMOは速度制限を受けづらいと言われていますので、この点がネックとなります。

  • NTTドコモのネットワークなのでカバーエリアが広く、僻地でも繋がりやすい
  • 海外ローミングに対応
  • データSIMだと550円〜、音声対応SIMだと770円〜の月額料金がかかる
  • MVNOのため通信混雑時は通信速度が遅くなる可能性がある

楽天モバイルUN-LIMIT Ⅶ

プラン改定によって月額料金がかかるようになってしまいましたが、楽天モバイル も依然として海外生活者にとって魅力的な選択肢です。

海外ローミングにも対応していますし、2GBまでの海外データ通信無料や、Rakuten Linkを経由して日本国内に無料通話ができる点など、他の通信会社にはない魅力は依然として残っています。

またポイント付与率もUPしたため、楽天グローバルエクスプレスで日本からの通販をよく利用している方や、その他の楽天のサービスを利用している方にはオススメの選択肢です。

  • 海外ローミングに対応
  • 2GBまでの海外データ通信無料(66の国と地域)
  • Rakuten Link経由で日本国内への通話無料
  • 利用しない場合でも月額1,078円の費用がかかる
  • 3大キャリアと比べてネットワークのカバー率が低い

終わりに

とにかく基本料金0円で回線を維持したいのであればpovoが、金額を抑えながらも着信やSMSの受信はしたいという方はLINEMOやOCNモバイルONE、また楽天モバイルUN-LIMIT Ⅶが良さそうです。

現在、既に楽天モバイルに加入している方にとっては、10月いっぱいまでは実質無料で楽天モバイルで回線を維持することができます。

それまでの間に、無料期間終了までにどの通信事業者に切り替えるか、費用は自分の生活スタイルを踏まえてゆっくり検討するのが良いですね。

以上、お読み頂きありがとうございました。

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