こんにちは。
今年も残暑が厳しい中、やっと秋らしくなってきましたね。
「暑さ寒さも彼岸まで」
という言葉通りなんだなと毎年思う次第です
このように9月下旬ころから気温がぐっと下がり、秋らしくなるのは、例年の現象です。
しかし、この季節の「衣替え」は10月からというのが一般的です。
このため、夏服のバリエーションとして長袖などを用意したり、夏服にバリエーションがない場合、先んじて冬服の使用を生徒、保護者の判断で認めたりする学校がほとんどではないでしょうか。
この名古屋地区の私立小学校でも、どの学校も制服が用意されていますので、夏服、冬服がそれぞれ定められており、原則、衣替えに合わせて、こられを使い分けています。
しかし、名古屋地区の私立小学校の中には、学校からの通達などがない限り、衣替えの時期となる6月、10月でないと夏服、冬服の切り替えを認めなかったり、冬服などを簡易にするなどして暑さ対策をしたり、薄手の上着などを追加して寒さ対策などを行ったりすることを選択できない学校もあります。
私立小学校は、公立の学校と比較すると通学範囲も広範囲に及びますので、気候、気温の変化を一律に把握することは難しく、また春から夏、夏から秋の季節の移り変わりは、月によって定まるものではなく、その変化も急ですので、どうしても学校の判断に委ねては時期を逸してしまうことは想像に難くないものです。
そもそも学校の判断に委ねる必然性もなければ、季節に合わせた適切な服装を選択することは、健康管理上、必要性に迫られることですから、個人の判断が優先されるべき事項です。当然ながら、指定された制服の範囲となりますが、季節に合わせた適切な服装を選択することは、健康を維持するために必要な当然の権利で、制限されるべきものでもなく、この権利が守られる範囲で、制服が定められるべきものです。
ではなぜ、このような当然のことが当たり前にできない学校があるのでしょうか。
一言でいってしまえば教職員の力量不足・怠慢です。何のための規定・ルール・校則なのか目的を見失い、既に定められた規定・ルール・校則という手段におぼれ、「思考停止」に陥っているのです。
何気ない「衣替え」にも学校の力量、スタンスなどが垣間見えますので、志望校選択の判断材料にしてください。