【現役保育士が選ぶ】鬼が出てくるおすすめ絵本15選

絵本

鬼というと子ども達にとっては、「怖い存在」というイメージが強いかもしれません。

でも、絵本に出てくる鬼たちは怖いだけではないのです。

おにぎりをつくる鬼、誰かのために頑張る鬼、おふろやたいこが好きな鬼などとても親しみやすい鬼ばかり。

そこで、今回は鬼が出てくる絵本を15冊紹介していきます。

ぜひお子さんと一緒にさまざまな鬼のお話を楽しんでくださいね!

  1. 『おにのおにぎりや』
    1. 『おにのおにぎりや』のあらすじとおすすめポイント
  2. 『ないた赤おに』
    1. 『ないた赤おに』のあらすじとおすすめポイント
  3. 『あかたろうの1・2・3の3・4・5』
    1. 『あかたろうの1・2・3の3・4・5』のあらすじとおすすめポイント
  4. 『おにたくんのおにぎり』
    1. 『おにたくんのおにぎり』のあらすじとおすすめポイント
  5. 『おにたのぼうし』
    1. 『おにたのぼうし』のあらすじとおすすめポイント
  6. 『おにのおふろや』
    1. 『おにのおふろや』のあらすじとおすすめポイント
  7. 『おにのおにいさん』
    1. 『おにのおにいさん』のあらすじとおすすめポイント
  8. 『おにのパンツ』
    1. 『おにのパンツ』のあらすじとおすすめポイント
  9. 『おにのパンツのそのあとは…』
    1. 『おにのパンツのそのあとは…』のあらすじとおすすめポイント
  10. 『おにろうのおつかい』
    1. 『おにろうのおつかい』のあらすじとおすすめポイント
  11. 『九ひきの小おに』
    1. 『九ひきの小おに』のあらすじとおすすめポイント
  12. 『オニのサラリーマン』
    1. 『オニのサラリーマン』のあらすじとおすすめポイント
  13. 『オニのふろめぐり』
    1. 『オニのふろめぐり』のあらすじとおすすめポイント
  14. 『たいこのすきな赤鬼』
    1. 『たいこのすきな赤鬼』のあらすじとおすすめポイント
  15. 『おにぎりがしま』
    1. 『おにぎりがしま』のあらすじとおすすめポイント
  16. まとめ

『おにのおにぎりや』

出版社:偕成社
作:ちば みなこ
発行日:2012年01月

『おにのおにぎりや』のあらすじとおすすめポイント

”あにい” と ”こおにい” は、こおにの兄弟。

おにぎりが大好きな二人は、おにぎりやさんを始めることにしました。

森で出会った動物達に次々とおにぎりを振舞っていくうちに二人のおにぎりは売り切れ。

大おにがやってきましたが、おにぎりを買えず泣き出してしまいました。

そこで、こおにの兄弟と森の動物達は材料を集めて大おにのためにおにぎりを作りました。

”あにい” と ”こおにい”がさまざまな食材で作るおにぎりがとてもおいしそうに描かれています。

おにぎりを食べた森の動物達のおいしそうな表情や、こおにの兄弟の嬉しそうな顔がとても可愛らしい作品です。

『ないた赤おに』

出版社:金の星社
作:浜田 廣介
絵:いもと ようこ
発行日:2005年05月

『ないた赤おに』のあらすじとおすすめポイント

この絵本に出てくるのは、とってもやさしい赤おに。

赤おには、人間と仲良くなりたくて家の前に「ドナタデモオイデクダサイ」と立て札をつけました。

けれど、人間達は怖がって近寄ってきてくれません。

そんなある日、友達になった青おには赤おにが人間と仲良くなれるように手伝ってくれることになりました。

青おにが人間をこわがらせて、赤おにが追い払うふりをする計画は見事大成功!

人間と仲良くなれた赤おには喜びますが、ふと青おにの様子が気になり家を訪ねてみると……。

『ないた赤おに』は、見た目で判断するのではなく心が大切だということを教えてくれています。

「大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本」シーリーズのこの作品は、ぜひ大人の方にも読んで欲しい絵本です。

『あかたろうの1・2・3の3・4・5』

出版社:偕成社
作・絵:きたやま ようこ
発行日:1977年03月

『あかたろうの1・2・3の3・4・5』のあらすじとおすすめポイント

あかたろうが外から帰ってくるとおかあさんがいない。

「おばあちゃんのところかもしれない」と電話をかけてみました。

その後も八百屋さん、魚屋さんと次々と電話していき……。

「おにのこ あかたろうのほん」シリーズの第一弾です。

1977年に出版されたこの絵本には、今ではほとんど見られなくなった回転ダイヤル式の電話が登場します。

電話番号やお母さんがいくつ買ったかなど数字がたくさん出てくるので数字に興味を持ち始めた年齢の子におすすめです。

『おにたくんのおにぎり』

出版社:ひさかたチャイルド
作・絵:はしもと えつよ
発行日:2021年12月17日

『おにたくんのおにぎり』のあらすじとおすすめポイント

おにたくんのお父さんはおにぎりやさん。

もっとたくさんの人におにぎりを食べてもらいたくて、家族で人間の町にやってきました。

近所の園に通うことになったおにたくんは、緊張して始めはなかなかみんなとお話ができません。

でも、お父さんが作ってくれたおにぎりのおかげでいつのまにかみんなと仲良くなりました。

特大のおにぎりがとってもおいしそうで、見ているだけでおなかがすいてくるこの絵本。

「おにの おにぎり にーぎにぎ はっ!
 パワーを こめて にーぎにぎ はっ!」

お父さんがおにぎりを作るときの掛け声を、子ども達と一緒に口ずさむのも楽しいですよ。

『おにたのぼうし』

出版社:ポプラ社
作:あまん きみこ
絵:岩崎 ちひろ
発行日:1969年7月

『おにたのぼうし』のあらすじとおすすめポイント

節分の夜のことです。

おにの子のおにたは、こっそり住んでいた家でも豆まきが始まってしまい別のすみかを探すことにしました。

つのを隠すむぎわらぼうしをかぶって、雪が降る中を歩いているとまめのにおいがしない家を見つけたのです。

その家に住んでいる女の子のお母さんは病気で寝込んでいて、女の子はしばらくご飯を食べていない様子。

そこでおにたは、女の子を喜ばせたいと考えました。

1969年に出版されたベストセラー絵本です。

鬼は悪いものと決めつけている人間に対して「おににも、いろいろあるのにな。」というおにたの心の声には思わず考えさせられます。

『おにのおふろや』

出版社:鈴木出版
作:苅田 澄子
絵:りとう ようい
発行日:2021年01月07日

『おにのおふろや』のあらすじとおすすめポイント

そうたの家のおふろが壊れたのでじいちゃんと、おふろやさんへ行くことになりました。

服をぬいで、ガラリと戸を開けたそうたはビックリ。
中には、たくさんの赤おにがいたのです!

じいちゃんは「『おにのゆ』だからな。おにがいてあたりまえだろ」と平気な顔。

読み進めていくと、なんで赤おにだらけだったのか謎が解けます。

よく見るとお風呂の壁の絵が桃太郎のお話になっていたり、お風呂屋の看板が最後のページで変わっていたりします。

鬼一人ひとりが個性的に描かれているので、イラストの細かい所にも注目するとより楽しめますよ。

『おにのおにいさん』

出版社:ひさかたチャイルド
作・絵:さいとう しのぶ
発行日:2018年12月10日

『おにのおにいさん』のあらすじとおすすめポイント

おにくが大好きなおにのおにいさんは、人間の町にできた美味しいステーキを出すレストランに行くことにしました。

でも、今日は節分。おにだとバレたら大変なので人間に変装して行きます。

おにのおにいさんは無事ステーキを食べに行けるかな?

「おに」と書かれているところは全て太文字になっているこの絵本。

おにんぎょうかってー」「おにわでおにごっこしようよ!」など所どころに「おに」の言葉あそびが散りばめられています。

子ども達と一緒に、「おに」がつく言葉を見つけながら読んでいくと楽しめますよ。

『おにのパンツ』

出版社:ひさかたチャイルド
構成・絵:鈴木 博子
発行日:2013年12月06日

『おにのパンツ』のあらすじとおすすめポイント

保育園でも手遊びや踊りで人気の『おにのパンツ』が絵本になりました。

赤おにと青おにが踊っていたり動物達に「はこう はこう おにのパンツ」とおすすめしたりする姿がとても可愛らしいです。

歌いながら読み進められるので0・1歳の子でも楽しめるでしょう。

『おにのパンツ』の歌を取り入れる導入としても使えますよ。

最後のページに楽譜もついているので『おにのパンツ』の歌を知らない方も安心です!

『おにのパンツのそのあとは…』

出版社:新日本出版社
作・絵:志村 まゆみ
発行日:2022年12月15日

『おにのパンツのそのあとは…』のあらすじとおすすめポイント

この絵本は、歌『おにのパンツ』のその後のストーリーがあったら……というなんともユニークなお話になっています。

『おにのパンツ』を歌い終わった赤おにが崖から落ちてパンツがやぶけた!!

さぁ大変だ。どうしよう。鬼たちはどうやって解決していくのでしょうか?

後半部分のストーリーは『おにのパンツ』の替え歌になっています。

伴奏楽譜と、手遊びのイラストもついているのでぜひ子ども達と一緒にやってみてくださいね。

『おにろうのおつかい』

出版社:偕成社
作・絵:尾崎 玄一郎 尾崎 由紀奈
発行日:2020年01月11日

『おにろうのおつかい』のあらすじとおすすめポイント

今日はおにろうの誕生日。

おにろうは、からあげの材料の「おにとかげ」を一人で買いに行くことになりました。

商店街には色々なお店があって、おにろうは気になって立ち止まりながらもお肉屋さんに到着。

お目当ての、おにとかげを買った後ついついおもちゃ屋さんに寄り道している間におにとかげが逃げ出した!

おにろうは無事に、おにとかげを持ち帰ることができるでしょうか……?

色鮮やかに描かれたこの絵本には、珍しいお店がたくさん登場します。

お店の商品も細かく描かれているので、見ているとまるで自分も鬼の世界に遊びに来たような感覚で楽しめますよ。

『九ひきの小おに』

出版社:ポプラ社
作:谷 真介
絵:赤坂 三好
発行日:1970年

『九ひきの小おに』のあらすじとおすすめポイント

この絵本の主役は、たまごから生まれたかわいい九ひきの小おに達。

小おに達は、はっぱの舟に乗って春の小川へ旅に出かけます。

九匹の旅の目的は何なのでしょうか……?

「鬼」というと強くて怖そうなイメージがありますが、この絵本の小おに達はとっても小さくて可愛らしい存在です。

途中から陽気な小おに、怒った小おに、いじわる小おになどそれぞれの個性的な性格が出てきます。

「みんなの中にはどんな鬼がいる?」と節分の導入にも使える絵本です。

『オニのサラリーマン』

出版社:福音館書店
作:富安 陽子
絵:大島 妙子
発行日:2015年10月10日

『オニのサラリーマン』のあらすじとおすすめポイント

この絵本の主人公は、サラリーマンのオニガワラ・ケン。

満員バスに揺られて勤務先の地獄へ出かけていきます。

今日は、血の池の監視係を任されました。

愛妻弁当を食べてお腹がいっぱいになったオニガワラは思わずウトウト。

目が覚めて監視を担当している血の池に戻ってみると、さぁ大変!!

シーリーズ絵本の第一弾となるこの作品。

「オニのサラリーマン」というタイトルやインパクトのある表紙絵を見ただけで、どんなお話なのか気になります。

「地獄」というと恐ろしいイメージがありますが、この絵本では血の池をまるでプールのように泳ぐもうじゃが描かれているのです。

オニのサラリーマンの日常をこっそりのぞいちゃうつもりで楽しんでみてください。

『オニのふろめぐり』

出版社:小学館
作:岡田 よしたか
発行日:2020年05月26日

『オニのふろめぐり』のあらすじとおすすめポイント

赤オニのすけろくとせいはちは、人間の町のふろ屋に出かけることにしました。

人間を驚かせることが好きな二人の赤オニは、人間たちを驚かせて楽しんだりワニのお風呂に行ってしまい怖くてすぐに出たり。

途中から、なんと桃太郎とさる、犬、キジも仲間入りして……。

赤オニが仕事帰りに人間の恰好をしてお風呂めぐりをするというユニークなお話です。

子ども達に人気の桃太郎も登場します。

関西弁のセリフが印象的で子ども達と一緒に言うのも楽しいかもしれません。

『たいこのすきな赤鬼』

出版社:にっけん教育出版社
作:松谷 みよ子
絵:石倉 欣二
発行日:2005年07月

『たいこのすきな赤鬼』のあらすじとおすすめポイント

たいこが好きな赤おにがいました。

赤おには山の中で一人たいこをたたいていたのですが、誰にも聴いてもらえずつまらなくなってきました。

そこで山へやってきて動物達に太鼓を聴かせようとします。

楽しそうな太鼓の音につられて次々と動物たちが集まってきました。

ところが、あまりにも太鼓の音が大きいので耳の長いうさぎは耳が痛くなり体が小さいりすやねずみは、音が鳴るたび体がぽんぽん跳ね上がってしまいます。

動物達は、どんどん逃げて行きとうとう誰もいなくなってしまいました。

そんな赤おにを見た山の神様は、あるところへ誘ってくれました。

この作品では、おにが気持ちよく太鼓をたたいたり怒ったり泣いたりととても表情豊かに描かれています。

鬼と一緒に太鼓をたたく真似をしても楽しめるでしょう。

『おにぎりがしま』

出版社:ブロンズ新社
作:やぎ たみこ
発行日:2012年06月25日

『おにぎりがしま』のあらすじとおすすめポイント

一人ぼっちのこたろうが見つけたおにぎりから生まれた、おにぎりおに。

無人島に流れ着くとおにぎりおには、もうれつに働きはじめお米を作りました。

できたお米で作ったおにぎりからまたまたおにが生まれたり、島の外からお客さんがきたり。

みんなで協力してこんぶや野菜、梅干しなどを作って色々な種類のおにぎりができました。

おにぎりから生まれたおにぎりおにが、とってもかわいらしく描かれています。

無人島に着いたとたん、もうれつに働き始めるところのギャップが面白いです。

島がどんどんにぎわっていくのですが、絵がとても細かく描かれているので「ここに○○があるね」とじっくり見ながら楽しめる作品です。

まとめ

怖いだけじゃない鬼たちのストーリー。

「鬼=怖い」という印象は、見た目や勝手なイメージから人間が決めつけてしまっているのかもしれませんね。

ぜひ子ども達には絵本を通して、鬼にも色々な性格があることを知ってもらいたいです。

鬼が出てくる絵本を読んで、お子さんとお気に入りの鬼を見つけてくださいね。




 

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