最近、コサギやダイサギといったいわゆるシラサギをあまり見かけません。
近くにサギ山(サギの営巣地)はないかな、とググってみたら、川崎の等々力(とどろき)緑地、そこにある釣池に浮かぶ島が出てきました。
数年前に放棄された、という記事もあったのですが、とりあえず行ってみましょう。
等々力緑地は、東京都との境を流れる多摩川に面しており、陸上競技場やアリーナがあり、Jリーグの試合(川崎フロンターレ)でも耳にした人もあると思いますが、実は1/3くらい、自然に覆われた公園になっています。
東横線の武蔵小杉駅から、バスで10分ほど。バス停で降りて釣池を目指します。
梅雨とは思えない晴れた空の下、子供たちが集まっています。「市制記念陸上」という催しが開かれていました。
さらに奥に進んで行くと、釣池がありました!
左寄りに見えるのが島です。ちょうど紫陽花もきれいに咲いています。
...しかし...サギはいません。一羽もいません😯
裏側に回ってみましたが、島から聞こえるのはカラスの声だけ。
頭上の樹を騒がしい鳴き声とともに飛び回っていたのはヒヨドリだけです。
気を取り直して、公園の地図を見てみます。
「ふるさとの森」という緑地エリアに目的地を変更。
森のエリアは150m四方くらいで広くはないですが、近づくといろんな鳥のさえずりが聞こえてきます。高い樹々の上は、ムクドリの群れが飛び回っています。
しばし、森の中を散策し、人がいない場所で静かにしていると、10cmほどの小鳥が複数、枝から枝へ飛び回っています。
ほとんど一カ所にとどまらず、動き回っています。
ピントがあまいのもありますが、何枚か撮影に成功。
尾が長い小鳥。
よく見ると、目の周りから頬が黒く、目の周り(まぶた?)が赤いのがわかります。
エナガの幼鳥です。
エナガは、いつもの図鑑で見てみると、こんな感じ。
左が成鳥、右が幼鳥。
森の中で暗いですが、エナガたちのさえずりと忙しく飛び回る動きを動画でも見てください。最後の方でシジュウカラも混じっています。
こちらのエナガは、まぶたの赤味がとれて、頬のあたりの黒い部分もだいぶ白くなっています。少し早く巣立った個体のようです。
やがて、お腹の部分が白くなって、腰から背中にうっすらピンクが入って、大人の仲間入りですね😃
飛び回っている鳥には、よく見るとシジュウカラも混じっています。
こちらは、幼鳥でしょうか。
逆さにぶら下がって夢中で何かを突っついているこちらのシジュウカラは、色合いがかなりはっきりしているので、成鳥ですね。
騒がしいエナガたちをよそに、ひっそりと飛んできて、コツコツと餌を探すのはコゲラです。
小鳥を追いかけるのもひと段落、帰途につこうとバス停の前まで来ると、ハシボソガラスが飛んできました。
地面に落ちた赤い実をくわえて...投げ上げるようにして口に入れています。
食べやすいやり方なのか、遊んでいるのか、面白い動きですね。
今回、残念ながらサギは見れませんでした。
昨年の夏、韓国ソウルの郊外で訪れたようなサギ山は関東近辺にはないのでしょうかね。
↓気に入っていただけたら、ポチッとお願いします。