JuJuブレスト日記

乳がん治療の記録を残していきたいと思います。

卒業しますね

2022-08-31 10:09:22 | 日記

日も短くなり、時折、秋の気配も漂ってきました。

きょうは8月最終日。

忙しい8月でした。

 

わたしの乳がんは、温存手術・放射線治療を経て

5年間レトロゾールを飲みつつ、経過観察中。

先週、術後6か月診察を無事終えて、今のところ問題ありません。

まだ右胸は固いし、放射線焼けも治らず

お風呂に入るたびにちょっぴり思い知らされるけれど

ルミナールAタイプだったので抗がん剤で辛い思いをすることもなく

今は痛みもなく、日中、思い出すこともなくなりました。

 

右耳の悩みについては、

8月2週目に、補聴器外来のある耳鼻科で各種検査をしました。

耳鼻科というよりカウンセリングを受けにいったような展開になったのですが

(お試し無料の)補聴器の効果検証と調整をしてもらうと

音の認識率は15%UP。

「脳が機械に慣れて情報処理をする」と更にUPが期待できるそうです。

今も調整と検証をしてもらいながら、1日10時間装着の脳トレ中。

私の髪型だと、装着していることも人からは見えません。

効果が検証されたら、約30万円の補聴器を購入しようと思います。

年金生活+アルバイトの身にはとても厳しく、一大決心なのですが

少しの聞こえ方の違いでも、私にとっては

緊張せずに仕事ができること

何物にも代えがたい「自信を回復する」ことになると思うから。

 

8月はじめ、ベビーシッターをした2歳児と姪がアメリカに帰っていきました。

連動して、しだいに腰痛も治ってきました。

連動して、ダイエットもリバウンド‥あきらめ境地です。

いずれバイリンガルになる子供との再会に備えて

思い出したように、英語の動画を見たり本を読むのを始めました。

右耳が悪くなって以降、

長い間、得意だった(?)英会話もTOEICも辞めていたのに改めて気づきました。

やっと、少し自信を取り戻したかな。

 

もうひとつ、新たなこととしては

9月からピアノのレッスンを再開することにしました。

再開と言っても、約40年ぶり。

子供の時から常に一緒で

一人暮らしの時にも持っていった古いピアノで

小曲の練習をはじめました。

1人で弾く時は、間違えても飛ばして、結局満足できないままでいたのが

久しぶりに音を確認しながら丁寧に弾きこんでいたら

ちょっと胸がいっぱいになりました。

仕事も英語もピアノも、自分らしく生きることのひとつ、と思えて。

 

当初、半年も続けてこられるとは思っていなかったこのブログ。

自分のことを人に話せない私にとっては

人に言えないことや不安や何気ないことを勝手に書き連ねることができて

本当にありがたい存在だったな、と思います。

それを読んでくださる人がいるのも嬉しかったです。

 

6か月診察でひとまず一段落して、乳がんを卒業しようという気持になっている今

このブログを卒業しようと思います。

ブログでしか知らないけれど、今、辛い治療中の方々には

胸が痛むばかりで本当に本当に心からのエールを送りたいです。

治療を終えた方々のブログには、

たくさん励まされて勇気をもらって共感したり写真に癒されて、感謝ばかりです。

これからは、もしかしたら、いつか

ピアノやガーデニングなどのブログをはじめるかも!?

 


がん免疫治療と腸内環境

2022-08-28 11:57:19 | 日記

2か月前ですが

NHK「クローズアップ現代」で

「腸内細菌の知られざるパワー」(2022年6月20日)を放送していました。

腸内細菌の知られざる力 体質改善からがん治療まで最新情報! - NHK クローズアップ現代 全記録

 

ノーベル賞「オプジーボ」を始め

第4の治療薬と言われる各種「がん免疫治療薬」では

(残念ながら乳がんの場合、まだ標準治療に至った免疫治療薬はないけれど)

効果があらわれる人は、2割前後だそうです。

2割・・

この割合をあげていくのが、今ホットな研究課題で

効果を左右するとされているのが『腸内細菌』。

最先端のがん免疫治療、腸内細菌が薬の効きを左右する (asahi.com)

 

がん治療薬と腸内細菌との関係を調べる研究では

「治療効果のあった患者の腸内細菌は、多様性に富んでいる」

ことがわかっているそうです。

国立がん研究センターのグループでも

「がん免疫療法」の効果を高める可能性を持つ新種の腸内細菌を

世界で初めて発見したと紹介されていました。

「Uバンク(便バンク)」プロジェクトの昭和大学医学部の角田卓也教授は

「がんが不治の病ではなくなる日が遠からずやってくる。」

と言っています。

 

「不治ではなくなる」=「(永続的に)再発がんを抑制できる」

ということですよね。

がん免疫治療薬と腸内細菌の研究が一番の近道なのかはわかりませんが

一日も早くその日がくるよう、薬ができるよう、強く願って待っています。

 

待っている間に

今、最悪の私の腸内環境も何とかしなくては。

 

腸内細菌を多様化して環境を整えるために重要なことは、たった2つだそうです。

 ・「ビフィズス菌」「乳酸菌」「酪酸菌」等の菌をとること (菌) 

 ・「食物繊維」「オリゴ糖」をとること (エサ)

この2つ、がんばろう。


4回目接種

2022-08-25 14:14:31 | 日記

昨日、コロナワクチン4回目接種をしてきました。

昨晩から左腕がかなりの筋肉痛で、今も腕が水平より上にあがりません。

左側からの寝返りも痛くて打てませんでした。

でも、それだけ。

熱は、これまで3回のように38~39度出るどころか平熱

その他副反応も今のところでていません。

さすが、ファイザー

予想通り、副反応軽め、でした。

 

これまで、大規模接種会場しか予約できず

モデルナ⇒ モデルナ⇒ モデルナ

と受けてきて

高熱や発疹のほか、モデルナアームにもなりました。

今回、はじめて近所の病院(ファイザー)での予約が実現。

受ける人が減っているんでしょうね。

 

1回目のモデルナを受けたあとで、副反応について

 モデルナの場合:発熱あり7割

 ファイザーの場合:発熱なし7割

と知りました。

副反応があってもなくても

4回とも常に多数派の7割に入っていることに

妙に安心しました。

単なる気休めですが。

(ちなみに、私の10年生存率は

 https://breast.predict.nhs.uk/tool サイトで調べると

 7.7 割なのです)

 

これで最後にしたいワクチンですが、

もし5回目があるならば、私の場合は、ファイザー1択。


術後6か月診察の日

2022-08-22 23:26:24 | 経過観察

今日は、近所の乳腺専門クリニックにて術後6か月診察でした。

診察内容は、触診とエコー。

 

右胸エコー中に、何やら先生の手がとまり

画面上でオレンジのマーキングや書き込みをして拡大表示したりするので

なんだろう‥と30秒くらいドキドキしました。

が、検査直後

その場で「大丈夫、何も問題ないですね」と言われました。

私、頷いて思わずマスクの下で笑みがこぼれました。

少々心配だった左胸もじっくり検査してもらえたし

この目でも(わからないなりに)画面を凝視して確認できました。

小さなクリニックで

エコー検査も診断も全てかかりつけ医がするので手早いです。

これでもし検査結果を何日か待たされていたら

オレンジマーキングのせいで不安が募っていたはず。

 

手術傷まわりを中心にまだ固い部分については

「保湿剤、毎日ちゃんと塗ってる?」と聞かれました。

「‥  一応。でもまだ固いのが治らないんです」

「まあ、治るのは年単位だけどね」

ということは、いつか治るってことですね

それを聞けただけでも良かった。

 

両胸~脇のエコーのあと、首周辺も確認されました。

「甲状腺が大きいなあ・・何か症状ある? だるいとか動悸とか」

「いえ、何もないです」

「なら、大丈夫だな」

で、終わったのですが

甲状腺が大きい? 

またちょっと気になる新たなことが出てきたんですけど。。

でも、先生の最後の言葉は「大丈夫」だったので

それを信じて、甲状腺のことはひとまず忘れることにします。

 

前回3か月診察時は、まだ放射線終了ホヤホヤでしたが、

今回6か月診察は、日常生活もまわりはじめて気持的にも余裕。

これからは、一病息災と思い

体重管理をして、右胸を保湿して、運動や食事にも(時々は)気を配って

何より、自分らしく生きていこう。

 

半年前の入院した日、手術の日、

窓際のベッドで、窓一面の空を見て過ごしたことを思い出しました。

朝の光がさし始める空も、夜のみぞれの空も

大きくて包み込まれるようでした。

 

今夜は、病気や不安で苦しんでいる人すべてが

快復しますようにと願わずにはいられない気持です。


気が抜けて

2022-08-18 23:07:59 | 日記

めったに眠れないことなどない私が昨夜は

ベッドに入ってから、2時間くらいドキドキしていて

今朝も1時間くらい早く目覚めました。

なるようになる、と達観しようとしていた職場の初めての「健康診断」が

やっぱり不安。

雇入れ検診と同様に、聴力検査で右耳「初見あり」になることは確実。

診察もあるから、乳がんのことも聞かれるだろうな。

まだ試用期間

クビになったらなったで今後の経済計画をまた考え直そう

などと、グルグル考えてました。

 

それが、

今日、健康診断の受付に行ったら

「〇〇さんは、雇入れ検診受けているから今回受ける必要ないですよ」

と言われました。

えっ??

健康診断を受けるようにとの上司の指示自体が間違いだったようです。

よく確認しなかった私のミスでもあります。

予想しない展開。

拍子抜け。

どうやら、クビにならないみたいで

無駄に緊張してドキドキして、損しました。

しかも、体重を少しでも減らそうと

1夜漬けで食事少なめにしていたのに。

反動で、今日の夕食とデザートを食べ過ぎて

今は、お腹がパンパンに張って苦しいです。

たくさん食べて

先週くらいから続いた緊張が弛緩しました。

 

来週の術後6か月診察は、そこまでドキドキしていません。

かかりつけ医に「6か月で再発するわけない」と言われたこともありますが

私自身が今は、当面の生活、未来につながる今の生活基盤を作ることの方が

気になっているんだな、と思いました。