塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【バリー・バニスター】株は10%下落し、4Qに本格回復。金融、工業、素材、エネルギーの仕込み時。

塾長です。

昨日(米国4/24)は株ヨコ、10年債利回り上昇、円安。とうとう155円/ドルを突破。

 S&P500、5,071(+0.02%)

 Nasdaq、15,712(+0.10%)

【米国市況】円は一時155円37銭に下落、国債利回り上昇-GDP待ち - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、82.79

 10年債、4.6520

 ドル円155.2180

 Bitcoin、63,863

 

 

経済指標:

 3月 耐久財受注[前月比]、2.6%(予想2.8%)

 3月 耐久財受注・コア[前月比]、0.2%(0.3%)

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Boeing、AT&T、Chipotle、Ford、IBM、Meta、Waste Managementなどが決算;

Boeing reports first revenue drop in 7 quarters as deliveries decline/

AT&T (T) Reports Q1 Earnings: What Key Metrics Have to Say

Chipotle lifts annual sales forecast as customer traffic holds up despite uncertainties

Ford tops Q1 earnings expectations, sees full-year profit 'tracking to high-end' of guidance

IBM、コンサルティング部門低迷-ハシコープ買収も発表 - Bloomberg

メタ株急落、低調な業績見通しに失望-大手ハイテク企業決算に警戒感 - Bloomberg

それぞれ-2.87%、+1.88%、+3.22%(時間外)、+2.36%(〃)、-7.98%(〃)、-15.43%(〃)。

Metaのサゲがキツイ。明日は厳しい相場になりそう。

 

 

■〆はStifel バリー・バニスター;

www.youtube.com

  • 我々は去年から「2022から2023年にリセッションがあった」という見解を持っている。income、sales、production、fixed invesmentが落ちたからだ。唯一弱くならなかったのは雇用。構造的な人手不足が理由。今はそのリセッションからの回復期。だから生産性の向上などが見られる。我々はこれを仮の(ニセの?)リセッション(psudo-recession)と呼ぶ。ゆえに株式市場もリセッション後と同じような動きをした。FEDは不意を突かれた。経済が回復したのだ。
  • イールドカーブは反転している。フラット化するだろう。人々はFEDが利下げをして短期金利が下がるからだと予想している。しかし私は長期金利が上昇すると思う。金融危機前は10年債利回り5%が普通だった。ふたたび5%になるだろう。FEDは少し利下げするだろうが、問題はメッセージングである。グリーンスパンFED、それを引きついたバーナンキFEDでさえ、金利を5%辺りに維持した。少し下げたとしても、過去10年間のように金利をぶっ壊すことはできない。
  • FED金利が重要でないとは言っていない。市場は金利流動性で駆動されている。しかしAIのハイプは行き過ぎだ。3月28日から10%の修正を予想している。S&P500が4750になるくらい。
  • 今年の企業利益の伸びは+10%を達成するのに苦労するだろう。10%を少し下回るくらいになる。株価が下がるのはマルチプルの縮小によってだ。r*とか複雑な話はあるが、5%の環境では、AIハイプなどによって拡大した今のマルチプルは高過ぎだ。
  • 第2次大戦後のCPIの平均は3.7% YoYである。ヘッドラインCPIが3%というのは、粘着性があるようだ。FEDが見ているコアPCEで言うと2.5%くらい。コアPCEが2.5%の場合、FEDは経済成長との天秤にかけて(FF金利を)5%から4%に近づけるだろう。人々が慣れたものより短期金利が高くなるということだ。
  • 弱気相場がくるだろう。2025年には、我々はterm premiam shockと呼ぶものが起きる。経済が資源の制約に乗り上げる。インフレが底をつき、上昇しはじめる。パウエルがオフィスを去るのが確か2025年の5月。パウエルは再び利上げをするかも知れない。sell-offが起きる。それが素晴らしいエントリーポイントになる。
  • 今回10%の修正がおきたあとは株が回復する。我々は景気循環バリュー株と呼ぶものにフォーカスしている。株高が金融、工業、エネルギー、基本素材に広がる。既に一部で値上がりは始まっている。4Qはそのような領域に値上がりが広がり、テクノロジーへの集中が緩むだろう。しかし、季節性により5~10月は弱い。私はそこで強く戦わない。

 

ふむふむ。

・景気サイクル的には2022~2023年に仮リセッションがあり、今は回復期。

・短期的には10%の株安。季節要因で10月までは本格回復しない。4Qには上昇する。

・通常、回復期にはテクノロジーが買われるが、AIで過熱しているのでお勧めしない。金融、工業、エネルギー、素材が値上がる。

・2025年は(財政赤字による)長期金利上昇で株は再度10%の値下がり。パウエルが退任前に利上げを決めるかもしれない。

という感じ?

季節性と言っているのは、毎年の季節性のことか、大統領選挙の年にある季節性のことかは分かりませんが、どちらかというと後者かな?

2025年の予想は遠すぎるので、無視。

 

景気サイクルの見解が、昨日の記事で紹介したマイク・ウィルソンとは異るが、勧めているセクターが近いというのがオモシロい(というか、マイク・ウィルソンの景気の見立てと推奨セクターに齟齬がある)。

 

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【マイク・ウィルソン】景気サイクルの後半にいると思うが、エネルギー、素材、金融がお勧め。【え?】

塾長です。

昨日(米国4/23)は株がリバウンド継続、債券は低めのPMIからの利回り下落。

 S&P500、5,070(+1.20%)

 Nasdaq、15,696(+1.59%)

【米国市況】株は続伸、ハイテク株中心に買い-一時154円88銭の円安 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、83.43

 10年債、4.5980

 ドル円、154.7600

 Bitcoin、66,264

 

 

経済指標:

 4月 製造業PMI、49.9(予想52.1)

 4月 サービス業PMI、50.9(52.1)

 4月 コンポジットPMI、50.9(52.1)

 4月 リッチモンド連銀製造業景気指数、-7.0(-8.0)

 3月 新築住宅販売件数、69.3万件(66.9万件)

 同[前月比]、8.8%(1.1%)

米総合PMI、今年の最低水準-雇用が2020年以来初めて縮小圏 - Bloomberg

  総合の雇用指数は3.2ポイント低下の48。サービス業の雇用減少と製造業の成長鈍化を反映した。

3月の米新築住宅販売、昨年9月以来の高水準-在庫増加で価格が下落 - Bloomberg

 

 

金融政策:

 

 

 

財政政策:

 

 

 

地政学

 

 

 

個別株:

UPSGM、LMT、Visa、Teslaなどが決算;

UPS、1-3月利益が市場予想上回る-効率化推進が奏功 - Bloomberg

GMが通期のガイダンス引き上げ、米トラック販売好調-中国では苦戦 - Bloomberg

Lockheed Martin (LMT) Surpasses Q1 Earnings and Revenue Estimates

ビザの1-3月は利益が17%増、市場予想上回る-カード支出が増加 - Bloomberg

米テスラ、低価格車のローンチ加速へ-売上高は市場予想に届かず - Bloomberg

 

 

■〆は弱気派Morgan Stanley マイク・ウィルソン;

www.youtube.com

ーマイク・ウィルソンは次のように書いている。「我々は、FED利下げのrepricingにより4月の株式市場は成績が振るわないと信じている。10年債利回りは、我々がキーレベルと考える4.35~4.40%を大きく上回っている。ここから株価が上昇するとしたら、マルチプルの拡大ではなく、企業利益によるものになる。」

 これらのテック企業(注:Mag7を指している)にとって、基準(注:市場期待)を超えるのはたやすいだろうか、難しいだろうか?

・まちまちだ。もう1つのトレードとは言えない。Mag7は3,4社になり、いくつかはファンダメンタルズ的な理由から道端に落ち、いくつかは金利が理由で下げた。彼らは難しい比較に直面している。いつもそうだが、(株の値動きは)決算結果ではなく、決算への反応である。これら勝ち組において、どれくらいの良いニュースが織込み済みなのか見るのを楽しみにしている。

 さらに興味深いのはこれらの株(Mag7)から遠くにいる株である。それらが経済で何が起きているのか、FEDの周辺の期待などを示してくれるだろう。地政学リスクもある。それは我々のNo1の心配事ではないが、それは我々がエネルギーをoverwightしている理由でもある。

 

ーあなたは決算よりも決算に対する反応から学べると言った。今決算シーズンに入り、いまのところ何を学べましたか?

・だいたい50対50である。50%が上昇し、50%が下落した。その比率は通常よりも悪い。これは我々の見立てと一致する。我々はマルチプルの減少期(in a period of multiple contraction)にいると考えている。過去6か月を考えて欲しい。何が起きたかというと、FEDが転換し、財務省が債券市場を圧迫した。2023年末にかけて年限が長い国債のラリーが起きた。それが株式市場のマルチプル拡大につながった。あまり報道には載らないが、S&P500の2024年利益予想は伸びていない。過去6か月のあいだ、横ばいだ。(株の上昇の理由の)全てはマルチプル拡大である。我々のcallは・・・、まず利下げ7回というのは馬鹿げているというものだった。それは誰もが賛成してくれるだろう。それは1.5回まで下がった。では、なぜその環境でマルチプル減少が起きないのか?私はこの決算期でそれに直面すると思う。すごく期待を上回る決算もしくは予想を出せば株価は上がるだろうが・・・、私は次の2週間を興味深く観察している。

 

ー今のところ決算発表は色々なストーリーが入り混じっている。いくつかの領域ではコストカットでマージンを守ろうとしているし、他の領域では・・・、例えば米国でのトラック需要は旺盛である。何かテーマと言えるようなものはあるだろうか?

・テーマは「バランスの取れていない経済(unbalanced economy)」だ。そうなってからしばらく経つ。コロナ後はとても予想が難しい環境となった。いくつかは当たったが、いくつかは外れた。去年を例にとって考えてみよう。ハードランディング、リセッションがコンセンサスだった。市場は高過ぎだった。2Qにはソフトランディングだと言われたが、その後、財政のサステイナビリティに疑問があり、グロース株がホットなところに金利が上昇したので、大きな(株価)修正が起きた。そしてソフトランディングに戻り、今はノーランディングだと言われている。

 以下が我々の見立てである。ソフトランディング、ハードランディング、ノーランディングがそれぞれ1/3の確率で起きる。

 別の言い方をすると、株式市場は今、ノーランディングを織り込んでいる途中だ。しかし、私はその環境が続くことに確信が持てない。企業はそれを反映している。その環境(ノーランディング)で(業績が)良くなる企業の株が上がっている。エネルギー、素材、金融だ。それは継続可能か?それが分かるだろう。

 

ーマルチプルが拡大してきて、縮小が起きるだろうか?と議論してきた。しかし、マルチプル拡大は巨大テック企業に集中している。Russell2000には起きていない。それらの領域が好ましいと思うか?例えば2,3回の利下げに助けられ、経済がOKになり、、、という環境で、それらの領域でマルチプル拡大は見られていない。

・そうではない。去年10月、11月、私が見た中で最も巨大なショートスクイーズが低い品質の領域で起きた。マルチプル拡大はあったが、今それを一部返還している。それは我々のcallであった。すなわち、我々は質の低い世界に行きたくないという意味だ。全ての小型株の質が悪いと言っているのではない。この点はハッキリさせておきたい。Russell2000は質の低いグループだ。Russell2000は質の低い(企業)のインデックスである。なので再びunderperformしているのだ。彼らにとって金利は高すぎる。r*はその人、企業によってまったく異なる。市場は効率的だ。過半数の企業にとって金利は高すぎると言っている。それが消費者であろうが、小企業であろうが、だ。本当に金利が下がるまで、我々はその考え方を保持し続けるつもりである。自己資金でやれるビジネスか、特異な成長を見せる企業か、価格決定力のあるビジネスをトレードすべきである。この領域で、これは今年もうまく行くだろう。

 

ー去年の予想(call)のせいで多くの人があなたを弱気派だと思っている。この(ビジネス、経済)サイクルにおいて、我々はどれくらい減退期(downturn)に近づいているか?

・1年前、多くがリセッションを予想していた。我々のエコノミストはそうではなかったが。なので、我々はそれを再び除外して値段をつけざるをえなくなった。ではどこにいるのか?我々は未だサイクルの終盤にいると思う。多くの人がサイクルの初期ではないか?と質問しているが、そう思わない理由がある。労働市場は未だにタイト、イールドカーブは未だ反転している。労働者の供給は多くない。移民がサポートしてくれるかも知れないが、一般的にタイトだと言える。マージンは未だに記録的に高いレベルだ。サイクルの初期か?という目でみると、まだそこには達していないと考えられる。

 未だにサイクル終盤にいるということだ。それが何を意味するかというと・・・、この状態が2年続くかも知れないし、何らかのショックがあれば明日には終わるかも知れない。それを予想して賭けたりはしない。それが何かもわからないのだから。去年(3月)の地銀危機がそれだと思ったが、そうではなかった。経済は強かった。

 もう一つ議論したいのは、非常にバランスの取れていない政策の組合せを持っているという事だ。それが経済を支えている。経済データと企業決算が同じようには見えない。経済データの方が決算よりも良い。なぜか?巨額の財政支出のおかげだ。経済データを強く見せている。それが経済サイクル初期に起きるはずのFEDの利下げを妨げている。我々はこの状態にスタックしている。しばらくこの状態が続くかも知れない。これを壊す何かが見えていない。議会が(財政)紀律を取り戻すようには思えない。この法案でさらにカネを使うようだ。それが我々のいる場所だ。問題は、overpriceなのか?である。私はそう思う。なぜなら・・・、私は質の低い超々企業に高いマルチプルを付けるべきか?政府が支援している成長があるから?私はNoと答える。高いマルチプルを突て良い企業はある。特異な成長をしているとか、で。政府支援の必要がない企業が良い。高金利に制約をうける企業はunderperformするだろう。

 

ー選挙はどうか?

・ノートに書いたのは、通常、選挙の2、3か月前にボラタリティが高まる。私の経験では、党大会までは、多くの値動きは無い。興味深いのは、今年初めに株高(rally)が起きた。通常、年前半は良くなく、後半見通しが効くようになってから良くなるのに。今年はそれが逆になるのだろうか?そうかも知れない。しかし、どちらの候補のキャンペーンを見ても、財政や金融政策に大差はない。一つ言えるのは、大統領が大統領令できることに焦点を当てるべきだという事。私の中で一番大きいのは、移民政策と関税だ。移民と関税は議会の投票無しにできる。どちらかの党が両院を取るとは思えないので、多分それが最も起こり得ない結果だ。10%の可能性で、とても拮抗する。トランプだろうが、バイデンだろうが、そこ(大統領令でできること)をみるべきだ。

 

ー状況は素早く変わるかも知れないということですね。

・これが学んだ事だ。私は多くのMark-to-Market(値洗い)が起きているとは感じていない。過去2年間、誰もが多くの方向にファンダメンタルズを見誤った。我々もそうだ。Marking to Marketについて言うと・・・、なぜ次に何が起きるのか分からないのに、自信が持てるのか?なので我々はバリュエーションに疑問を持っている。どうやらバリュエーションには確実と思われているもの(注:ノーランディング)が織り込まれているようだ。私はまったく確信がもてない。もしかしたら私がバカなだけかも知れないが。なにが起きるかに関して自己満足があるようだ。私は悪い事だけを予想しているのではない。ポジティブなサプライズが起きるかも知れない。しかし、そのポジティブなサプライズはあなたが所有したいと思っている資産と違うものの値を上がるかも知れない。

 債券についてと言うと・・・、私はコインを使って占うしかない。財政サステイナビリティ問題から金利が上がるとも思えるし、経済が減速して金利が下がる予想もできる。Morgan Stanleyの会社としての予想は10年債が4.15に戻る。先ほどのゲストは3.75だと言っていましたね。3.75というのは、ソフトランディングかハードランディングが起きた場合だ。4.15というのは、経済が少しだけ減速した場合に起きる。

 

ーでは、100ベーシスポイントの変動であれば予想しやすいか?

・100は大きすぎる。それはテールリスクだ。100ベーシスポイント上昇するとしたら、一昨年イギリスで起きたように、市場が本当に税制の永続性を心配したときだ。100下がるとしたら、ハードランディングだ。

 

ー50ではどうか?

・私は金利が高くなる方に寄っているが、会社としては下がると言っているので・・・(笑)。私は会社に従うよ。債券市場を見ている人達はそれが仕事だから、私はそちらに賭けるね。

 ではそのシナリオが株式市場に及ぼす影響は?というと、多分それはノーランディングではない。そうなればエネルギーをダウングレードする。去年上げた株に戻るだろう。本当に柔軟性を持って、オープンマインドでいるべきだ。我々はそうしようとしている。個別株レベルで。過去4,5か月インデックスレベルの話をしていない。なぜなら相対的なvalue trade(個別株間での安い、高いを見極める、という意味)に集中しているからだ。多くがうまく行っている。それが続くと良いと思っている。

「株は高すぎる」一点張りだったマイク・ウィルソンですが・・・、

・経済がどうなるか分からない。過去2年間、誰もが間違ったことから分かるように、コロナ後の世界を予想できない。なので経済が上向くとか、(すぐに)景気後退になるとか言えない。もう予想するのは諦めました。

・(個人的には)経済サイクル、景気サイクル上の後半にいると思うが、財政支出が景気を下支えしているので、景気後退になるまで数年かかるかも知れない。

・なのでエネルギー株(←景気が天井を付けた辺りで買われるセクター)をoverweight。それと(会社の方針で?普通は景気サイクルの後半に買わない)金融、素材も勧めている。

・少なくとも景気サイクルの初期ではないので、質の悪い成長株は買わない。

・(個人的には)株価は上がり過ぎ・買われ過ぎ(利益は増えていないのに、マルチプル拡大だけしている)だと思う。とてつもなく上向きのサプライズでもない限り、株価は上がらないだろう。むしろマルチプル縮小で下がる方向にあると思う。

・トランプが買っても、バイデンが買っても、議会が割れれば法案は通らない。大統領でできること(移民、関税)に注意を向けて、株を選ぶべき(例えば、党大会(8、9月あたり?)までにトランプが勝ちそうだとなれば、移民を制限するだろうから、安価な労働者に頼っている業界を売る、とか?)

みたいな事を言っている。

 

経済見通しと、勧めている株(セクター)にギャップがあってオモシロイ、というか、会社の方針と個人の見解に違いがあってブレている。

 

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【トム・リー】売られ過ぎシグナルが点灯したので株は底。買い時だ。

塾長です。

昨日(米国4/22)は株高。調整終了?

 S&P500、5,010(+0.87%)

 Nasdaq、15,451(+1.11%)

【米国市況】S&P500種は反発、ハイテク決算に期待-一時154円85銭 - Bloomberg

  S&P500種構成企業のうち、約180社が今週、決算を発表する。その時価総額は指数全体の40%余り。ブルームバーグ・インテリジェンスによると、いわゆる「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大手テクノロジー企業の一角は、利益が前年同期比40%近く増加すると予想されている。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、83.02

 10年債、4.6230

 ドル円、154.7920

 Bitcoin、66,884

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Verizon、Albertsons、などが決算;

Verizon (VZ) Beats Q1 Earnings Estimates, Misses on Revenues

Albertsons Companies (ACI) Q4 Earnings: Taking a Look at Key Metrics Versus Estimates

それぞれ-4.67%、-0.59%。

 

 

■有名弱気派アナリストの二人(ウィルソン、コラノヴィック)がコメント;

米業績見通し巡りストラテジストの意見分かれる - Bloomberg

  ウィルソン氏はS&P500種が23年に24%上昇したにもかかわらず、屈指の弱気派だったが、株価に対してもっとバランスの取れた姿勢を示している。新規受注に裏打ちされた企業活動調査の回復が「今後の業績拡大の継続を裏付けている」と説明した。

  さらに「この点を考慮すれば、慎重な楽観論はまだ正当化されると思う」と主張。収益拡大の大部分はこれから年末にかけてもたらされると予想している。短期的には、債券利回りが現在の水準にとどまった場合、S&P500種は最大5%の下落に直面すると述べた。

マイク・ウィルソンはずーーっと「企業利益が(市場が期待しているようには)増加しないよ」と言って弱気を貫いてきたが、増収を認めざるを得なくなった模様。上の記事にあったように、Mag7の先期利益は40%増加するらしいし。

強気転換なのか?という感じ。

 

JPモルガンのコラノビッチ氏、米国株の「調整」はまだ続く公算 - Bloomberg

 同氏は22日付の顧客向けリポートでS&P500種株価指数が先週、3月28日の終値ベースの高値を5%余り下回って終了したことを受け「調整はまだ続きそうだ」と予想。「市場の集中度は非常に高く、ポジショニングは拡大している。これらは通常は危険信号だ」と指摘した。市場の調整とは一般的に10%以上の下落を指す。

マルコ・コラノヴィックはさらなる株安を予想。

 

 

 

■一方強気アナリスト(トム・リー)は何を言っているかというと・・・;

www.youtube.com

ー過去数週間の株安が終わりそうだと考えているそうですね?

・そうだ。痛みのある2週間だった。なぜ(株安が)終わりに近づいているか考える理由はいくつかある。

 インフレ期待が行き過ぎだからだ。1年後のインフレ期待は4.5%だ。2022年10月、2023年3月と10月も同様だった。悲観主義のピークだった。

 短期金利が急騰した。GoldmanはETFにおける1週間短期金利が2022年以来、1週間で最も急激に上がったことを示した。株の中の中期金利は3年間で最も高い。株は売られ過ぎだ。我々の内部指標である20日平均を下回っている株の割合が8%に達している。転換点になりうる。

 ポジティブなカタリストが必要だ。インフレが予想よりも低くある限りは、株高になる準備が整っている。

 

ー他の意見もある。ケイティーストックトンは、ダメージがあったので、(株高になるには)もっと働きが必要だと言っている。あなたはダメージがあったとは思わないのか?全ての指標は底打ちを示していると?

・多くのダメージがあった可能性はあるが、我々のテクニカル・ストラテジストであるマイク・ニュートンは4月20日をサイクルの転換日だと見ていた。例えばデマーク指標はほとんど7だった。潜在的な底までに1日か2日だ。

 

ーそして売られ過ぎの株が急激に買い戻されると考えているのですね?なぜですか?

・「強気相場はエスカレーターにのって上昇し、エレベーターで下落する」と言う。それが期待できる。多くの人が天井だと言っているが、私にとっては良い買い場である。

 

(このあとBitcoinの話なので割愛)

言っていることはすごく単純で・・・、

・まだ強気相場にいる。(インフレ期待ではなく)実際のインフレ(CPI)が高く出ない限りは大丈夫。

・売られ過ぎの(テクニカル)シグナルがいくつか点灯したので、今が買い時。

だ、そうです。

 

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【ジェレミー・シーゲル教授】一時的に利下げ期待が後退し株は下げているが、夏に向けて値上がりするので買い時だ。

塾長です。

昨日(米国4/19)も米株続落。S&Pが節目の5,000割れ。落ちる時は速い。

金利原油は落ちついた感じ。

 S&P500、4,967(-0.88%)

 Nasdaq、15,282(-2.05%)

【米国市況】大型ハイテク株が急落、来週の決算警戒-円は上げを消す - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、83.24

 10年債、4.6150

 ドル円、154.5620

 Bitcoin、63,466

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■グールズビー、バーキン
シカゴ連銀総裁、利下げ前に一段の時間必要-インフレの進展失速 - Bloomberg

リッチモンド連銀のバーキン総裁、「需要は健全だが過熱していない」 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■American Express、P&Gなどが決算;
アメックス、1-3月は収入が大幅増-プレミアムカードの需要衰えず - Bloomberg

P&G、通期利益見通し引き上げ-6年連続の値上げが業績押し上げ - Bloomberg

それぞれ+6.23%、+0.54%。

 

 

■〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授;

www.youtube.com

ー(株価の動きは)金利地政学といった逆風で正当化できますか?

・昨年10月から着実な値上がりをしてきた。ほとんど歴史的だった。それは不健康だったさえ言える。モーメンタム・トレーダーが市場に殺到していた。Pull backは・・・、ちなみに5%というのはpull backの定義で最小であるのだが・・・、softnessは市場にとって健康的だ。PCEデフレータは良い数字が出るだろう。2.7%というのは過去3年で最低だ。それはFEDが3月に年末目標と置いた2.4%からから0.3しか離れていない。確かに3か月連続でCPIは期待を裏切ったが、PCEは収まり、CPIも5、6月には収まり始めるだろう。そして債券先物を見ると、12月までの利下げ期待は1回に減った。PCEデフレータ、CPIが良ければ、増えるだろう。私は夏に向けて株が上がると思っている。

 

ーPCEが、いわゆるFEDの好みの指標だと言われているのは分かっているが、投資家はCPIに注意を奪われている。FEDもだ。3月CPIが出てからFED関係者のトーンが変化した。FEDが利下げするとして、PCEが良くても、CPIとのギャップをどう説明する?

・CPIとPPIはPCEの数週間前に発表される。PCEは最も予想しやすい。私もCPIを重視している。しかし、CPIの中にあるモノのインフレ予想は、例えば住居費(shelter)・・・、ちなみに過去12か月CPIコアの上昇分の50%を住居費と住宅保険が占める・・・、それらは将来的により好意的である。特にshelterの方はCPIコアの41%を占める。それらは期待できる(promising)、重要なCPIを抑制する要素であり、PCEデフレータにも取り込まれる。

 

ー市場が予想するよりも多くの利下げが行われると考えるのですね。それが株を買うべき理由ですか?

・年初には利下げ期待が4,5回だった。それが今は1回まで減った。私は年末までに2、3回だと思う。FEDも誰も知らないだろう。彼らは毎月のデータを追っているだけだ。

 パウエル議長の発言に一つ大切な事がある。CPIの中に期待外れがあったと言ったが、彼は2つの責務があり、経済がソフトになれば利下げする理由になるとも言った。インフレが制御を外れていなかれば、だ。彼らは(インフレと雇用の)どちらも見る必要がある。FEDの将来の行動に関して、その言葉に勇気づけられた。

ということで、

・5か月連続で上昇してきた株式市場が5%下がるのは健全なこと。

・PCEデフレータは2.7%と予想されている。これはFEDの年末予想2.4%から0.3しか離れていない。PCEデフレータはCPI、PPIが出た後の予想なので、比較的当たりやすい。

・CPIを押し上げてきた住居費と住宅保険は下がるだろう。※

・今年の利下げは2,3回と予想。パウエルはインフレだけでなく、雇用の両方を見ているので、景気が悪くなれば利下げする。

・市場予想は1回なので、5、6月と良いCPIが出れば、利下げ予想が増え、株は上がる。

だ、そうです。

 

※:住居費が下がる理由は述べていない。ジム・ビアンコの推計ではまだshelterのインフレはパイプラインに残っているらしいですが。

 

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