塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

Walmartが利益予想大幅引下げ。でも悪いニュースではない。きっと。多分。

塾長です。

昨日(米国7/25)の米株市場は、午後にズルズルと下げていたのを、最後に買い戻され、プラスでフィニッシュ。

 S&P500、3,966(+0.13%)

 Nasdaq、11,782(-0.43%)

【米国市況】株は小反発、ハイテク決算控え取引膨らまず-136円台後半 - Bloomberg

S&P500種の取引高は今年に入って最少だった。

昨日は皆さん大型株決算、重要経済指標、FOMC待ちでしたネ。

時間外でWalmartが10%以上利益予想を引き下げたので、今日は荒れそう。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、98.23

 10年債、2.8200

 ドル円、136.4360

 Bitcoin、21,701

 

 

経済指標:

7/28、第2四半期GDPが発表されるのだが、どうやら第1四半期に続いてマイナスになるっぽい。

正式にはNBERという組織の経済学者がリセッションが起きた後から「〇年△月にリセッション入りしてました」と発表するのだが、一般的には2四半期連続してGDPがマイナスになればリセッションと考えられている。日本の6月に、梅雨前線があって、雨が3日も続けば、気象庁が何と言おうと「梅雨入り」と考えるのと同じ。

しかし、バイデン政権は今の景気減速をリセッションと言われたくないので、(GDP発表直前というタイミングで)「リセッションにはなりません」「リセッションはNBERが決めるのです」と言い始めた;

イエレン財務長官、米国で広範なリセッションの兆しは見られない - Bloomberg

How Do Economists Determine Whether the Economy Is in a Recession? | The White House

How do economists determine recession? - The White House

しかし、リセッション入りしない(していない)と強弁するのは正しいのだろうか?現在庶民が困っているのは物価高。物価を抑えるためには、供給を増やすか、需要を減らすか。需要を減らすなら「今後景気が悪くなるから出費を抑えないと」という雰囲気を醸成しなければならないのに、それを打ち消すような事を言っている。

結局、人気取りなのね。

 

 

金融政策:

FOMCは7/26、27。

 

 

財政政策:

先週金曜日、書き忘れていました。アメリカからウクライナへ$270Mの追加軍事支援
U.S. sends an additional $270 million in military aid to Ukraine | PBS NewsHour

 

 

地政学

ナンシー・ペロシ下院議長が8月に台湾訪問を計画していて、中国が反発している;
China confirms warnings to U.S. on Pelosi's possible Taiwan visit | Reuters

中国の反応はいつも通りだし、驚きはない。

オモシロイのは、米国政治の方。

国防総省は危険だから止めとけと警告。「ペロシの訪台は良い考えか?」と問われたバイデン大統領は「軍の警告は承知しているが、状況は分からない」と答えを避けた;
Nancy Pelosi's possible visit to Taiwan raises concerns China might interfere with airspace, US official says - CNNPolitics

いまのところ、民主党内から「台湾訪問すべき」との意見は聞かれない。

一方、かつて下院議長として台湾を訪問したことのあるニュート・ギングリッチ(共)は「俺の時も中国から文句を言われたが、構わず訪問した。中国に行って、そこから台湾に飛べなかったので、日本を経由した。中国にとやかく言われる筋合いはないのだから、行くべきだ」とペロシ応援演説;

www.youtube.com

トランプ政権で国防長官だったマーク・エスパーは「米国政府関係者の訪問に、中国が口を出す権利はない。ペロシが行きたいなら行くべきだ。私が回顧録に書いたように、One China Policyは役目を終えた。中国と台湾をどのように扱うのかについて、米国内で国民的議論が必要だ」とさらに一歩踏み込んだ発言(次に共和党から大統領が出たら、どうなるでしょう?);

www.youtube.com

ペロシさんは4月のも台湾訪問を計画していたが、”コロナに罹って”延期していました。様々な駆け引きがある様子。今回はどうなるでしょう?

今週あたり、バイデン・習近平の電話会談があるはずなので、そこで動きがあるかも?

 

 

個別株:

月曜日は大きな決算はありませんでした。注目は半導体製NXP(蘭)、家電Whirlpool、通信装置F5 Networkあたり。

www.cnbc.com

 

企業決算よりも、Walmartが年間利益目標を引き下げた方が大きなニュースになっている。After hoursで、約10%下落。つられてAmazon、Macy's、DGが下落;
Walmart 'train wreck' profit warning sends shares down 10% | Reuters

こちら、Walmart株価チャート、年初来;

Walmart YTD 2022/7/25 - Yahoo Finance

直近の底である5/29から徐々に上がってきた分、全部吐き出した。

コロナ前の高値が118ドル台だったので、「元に戻っただけ」と考えれば納得の水準。

そして、インフレが治まる通過点と考えれば、良いニュース。

 

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