こども(6歳)との自転車練習 について苦労したこと・感じたこと①


子供の自転車練習は親もバランス感覚が試されると思う

Youtube動画とかで教え方のコツみたいなのを見てみようとすると、「1日で乗れた!」みたいなやつが目に付くから、つい『うちの子もうまく教えればすぐ乗れるはずだ!』とか頭のどこかで思ってしまって、親の方に変な欲が出てきちゃう

それはあんまりうちの子にとってはうまくいかないアプローチなことはわかっているので、そんな雑念はなるべく持たないように意識をしないといけない。

傷つきたくないプライドとやる気のはざまで揺れる

自転車練習を始めた頃(6歳の頃)のうちの子の特徴は

  • できる自分でいたい/「私できる子なの」と思いたい
  • やってみてできないと、できない自分が嫌になってしまう/拗ねる
  • 練習することは、できていない自分を認めることになるから悔しい
  • 指摘やアドバイスも、できていないことを認めることになるので聞きくない

というところがあった。

そして一度や二度失敗しただけでやる気を失い止まる。練習再開に踏み出すまでに15分くらいかかったりする。そんなことなんてざらだった。

『おおらかにおおらかに…。拗ねてることを指摘したり怒ったりしたらダメだ…。』となるべく気を付けながら、いつか奮起してくれると信じてのんびり構えることにしていた。

長時間練習付き合ってあげても練習しない

そんなペースでやっていると、練習についてくる3つ下の弟が暇を持て余すことになる。弟の方をあやさないとならないからかけっことかブランコとかちょっとやってやる。そうすると自転車練習がうまくいかなかった等の本人が一緒に遊びたがっちゃって全然練習が進まない。。。

15分とかかけて練習場に行って、

5分くらい練習してやる気をすぐなくし、

弟と遊びだし30分ぐらい気が散って、

またちょっとだけ乗るが、遊び相手がいなくなった弟がぐずる

そしてまた30分ぐらい気が散って、

弟のトイレタイムが違づいてくるから帰ることになる!!!

という悪循環にはまってしまう。せっかく公園に連れて行って1,2時間外で過ごしても、「正味15分くらいしか自転車に乗っていない!まじか!」みたいなことが何度もあった。

腰痛持ちだからこっちもつらいんだよね。

自転車選びに思うこと

今思うと自転車選びもよくなかったのかもしれない。結局小さい子には軽くて小さいものが良いんだと思う。うちの子は小柄だったからペダルのつけ外しができるタイプのストライダーもよいかと思ってたんだけど、幼稚園児っぽいし、お金の無駄かなと思って補助輪付きの自転車から始めた。でもそのせいでか結構重くて大変だったみたいで、見ていてちょっとかわいそうな感じだった。

取り回しの練習では、慣れていないのもあったけれど重くて転んだりを繰り返して半泣きに。

グッズで気分を上げてあげたり

買ってあげたらすごく喜んでいたチャーム。


車輪のスポークにつけられてかわいくて、これはとても喜んでいた。

くじけそうになった時、これを見て元気を出してくれたこともあった。そういうところはとても素直。

結局ストライダーで感覚をつかむ

自転車に乗れるようになった一番のきっかけは、ある日遊んだストライダーパークでのストライダー遊びだった。そのころはすでに自転車を手に入れてから半年以上たっていたけど、まだ乗れていなかった。週末しか練習できなかったり、その肝心の週末にやたら雨が重なったりでなかなか機会もなかったのもあると思う。

弟の方もその時ストライダーを気に入り、その後 d-bike master というワンタッチでペダルのつけ外しができるやつを買って、最近遊んでいる。


これはこれですごく良くて、弟君は最近ペダルのない状態で坂道を降りて遊んだりしてかなり乗れる状態になってきた。(この話はまた今度書こうかな)

1日で乗れるなんて無理なこともあるっしょ

見ようによってはだらだらやっていたようにも見えるやり方で、長い長い時間を経てようやく10か月ぐらいかけて乗れるようになった。

Youtubeとかで紹介されているようなテクニックとかね、色々教えようと工夫はしたりはしたんだけど、まあなかなかそうはうまくいかないっすよ。

早く乗れても時間がかかってもまあどっちでもいいし、一緒に長い間練習見てあげてたから、乗れた時の喜びはむしろ大きかった。

昔、それこそ25年ぐらい前になるだろうか、陸上競技マガジンに、僕の好きな陸上選手の苅部俊二さんという400mHの選手が寄稿していたコーナーがあった。練習方法を解説するコーナーの中で、オフシーズンにコツコツと練習をすることの意義をアドバイスとして読者に送っていた。

「1回でできたやつ(速いやつ)がいたとしても、100回やって勝てばこっちの勝ちだ」

その言葉は子育ての中では自分も大事にしたいし、子供にもその気持ちを持ってほしいなと思っている。

相手との競争との場面だけじゃなく、自分のエゴに対してもこの気持ちで打ち勝ってほしいなと思う。「練習しなくてもできる」「はじめからできるかっこいい子」というような子供が憧れそうな安直なものよりも、コツコツやってでもちょっとでも上回るのを子供時代は目指してほしいなと願っている。

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