「ロシア点描」 小泉悠 | ロマンス小説の本棚

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銀野流香としてロマンス小説も書いています。

こんばんは。ラーメン

 

当ブログはロマンス小説をテーマにしておりますが、時折それ以外も読んでみたくなるのが人情ニコニコ

 

そして自分の創作にも何かしらのヒントひらめき電球があるかもしれないキラキラなんて思いながら、読んでみて面白かった本の感想などを書いてみたいと思います。

 

ルンルン  音符  ルンルン  音符  ルンルン  音符

 

 

 

 

感想

 

 

ウクライナ戦争が始まって以来、TVなどで分かりやすく解説してくれる小泉悠准教授。(今年専任講師から昇進されたそうで、おめでとうございますクラッカー

 

ロシア軍事専門であるはずの氏の発言の折々に、ロシアの生活が垣間見られるのが新鮮でもあり不思議でもあったので、以来気になる先生でした。

 

そんな小泉悠さんのまさにロシアの生活を実感できる一冊の本でした。

 

考えれば日本もロシアに隣接する国。不幸にも領土問題も抱えているけれど、民間交流はあったり、でもよく分からない国。申し訳ないけれど、私のロシア知識と言えば、ボルシチ、マトリョーシカ、ウォッカ片手に思いっきりでっ腹のおっちゃん達ニヒヒ(これにもロシアらしい理由がある様です)ソ連崩壊、川村カオリ左矢印ここら辺は歳がバレてきますね汗うさぎ川村カオリが初めてロシアにマクドナルドハンバーガーが出来たのを、オールナイトニッポンで中継で伝えたのは、今でも鮮明に覚えています。それが今や撤退してしまったのは、なんとも皮肉な事です悲しい

 

全編を通して、そこで生活するロシアの今が感じられ、決して暴君が戦争を無分別に起こすのをただ沈黙している、訳の分からない人々(ともすればエイリアン宇宙人くん的な汗うさぎ)ではないと言う事がとてもよく分かる本でした。

 

かつて広大な領土と多民族を支配した歴史故に、一筋縄ではいかない複雑極まりないロシア。決して侮れないし、かつて単純な外交で物事のすべてを解決しようとした日本の首相の行動は今や浅はかの一言でしかないけれど、しかしロシア人らしい温かさも感じられたりして、筆者言う所の「ロシア人を嫌いになれない」なんだな~と思ったりしました。

 

願わくは、この愚かな独裁者が、自身が引き起こした戦争の全てを引き払ってくれる事を切に願うばかりです。お願い

 

 


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