風水では玄関を鏡に取り入れて場の調整をしていきます。
但し、鏡の取り入れ方に注意が必要です。
玄関に鏡を置くことで逆効果になってしまい、運気を下げてしまうこともあります。
正しい鏡の設置の仕方を学び、場が良くなる鏡を置くことで運気もアップしていきます。

この記事では、玄関の鏡の向きや八角形の鏡の使い方についてご紹介していきます。

風水で玄関に鏡を設置する意味

風水では玄関に鏡を設置することで、場を高めていくことができます。
鏡は良いエネルギーも悪いエネルギーも増幅する働きがあります。玄関に鏡を設置する場合は、玄関をキレイに整理整頓しておきましょう。
靴が乱れていたり、玄関が汚い場に鏡を設置すると悪いエネルギーが増幅されるので、運気も低下してしまいます。
玄関は良い気である「旺気（おうき）」が入ってくる場なので、いつもキレイな状態にするように心掛けましょう。

玄関の方位よって高める運気が異なる

玄関は気の出入り口で「氣口 (きこう)」と呼ばれます。
家の中でも運気を大きく左右する大切な場になり、玄関から入ってきた気が家の中を巡ります。
玄関の方位によって高める運気が異なります。玄関の方位別の運気についてご紹介します。玄関の向きは、玄関の扉を背にして、顔が向く方位をチェックしてみましょう。玄関に鏡を設置する場合は、どの運気を高めているかを確認できます。

北向き玄関の鏡

北向きの玄関に鏡を置くと、財運や子宝運を高めてくれます。北は「水の気」を持っています。鏡のフレームは、ブラック、グレーと相性が良いです。

北東向き玄関の鏡

北東向きの玄関に鏡を置くと、不動産運や貯蓄運を高めてくれます。北東は鬼門になり気が乱れやすい場所になるので、特に玄関の整理整頓、お掃除はこまめにしましょう。北東は「土の気」を持っており、鏡のフレームはブラウンやベージュと相性が良いです。

東向き玄関の鏡

東向きの玄関に鏡を置くと、良い情報がやってきたり、仕事運に恵まれます。東は「木の気」を持っています。鏡のフレームは木などの自然素材のものと相性が良いです。

南東向き玄関の鏡

南東向きの玄関に鏡を置くと、恋愛運や人間関係を円滑にすることができます。南東は「木の気」を持っているので、鏡のフレームは自然素材を意識して選びましょう。

南向き玄関の鏡

南向きの玄関に鏡を置くと、才能を開花したり、人気運、美容運を高めることができます。南は「火の気」を持っており、赤やピンクと相性が良いです。美容運を高めたい場合は、女性ホルモンの分泌を高め内側から魅力を引き出してくれるピンクがおすすめです。

南西向き玄関の鏡

南西向きの玄関に鏡を置くと、健康運や家庭運に恵まれます。南西は「土の気」を持っているので、鏡のフレームは、ブラウンやベージュと相性が良いです。

西向き玄関の鏡

西向きの玄関に鏡を置くと、金運や恋愛運を高めることができます。西は「金の気」を持っています。円形や楕円と相性が良いので、丸い鏡を設置すると良いでしょう。ラッキーカラーは、ゴールド、シルバー、ホワイトでステンレス製のものにすると、この場のエネルギーを高めてくれます。

北西向き玄関の鏡

北東向きの玄関に鏡を置くと、出世運や事業運を高めることができます。北西は「金の気」を持っています。鏡のフレームは円形のものでシルバーやホワイトと相性が良いです。

風水的に良い鏡の形

鏡には様々な形のものがありますが、風水的に見て良い鏡を設置することで、運気も高まっていきます。風水で人気の丸い鏡と八角形の鏡についてご紹介します。

風水で八角形の鏡の意味とは？

八角形は八方位「北・北東・東・南東・南・南西・西・北西」を指しています。
それぞれの方位の邪気を払い、良い運気を引き寄せてくるパワーがあります。
八角形の鏡の「八」の数字のメッセージは、豊かさや成功を意味します。「8」は横を向けることで「∞（無限大）」になることで、常に豊かさのエネルギーが循環していると言われています。
金運を高めたい人や、最近運気が低迷している人は八角形の鏡を設置しましょう。

風水で丸い鏡の意味とは？

丸い鏡は、調和や円満という意味があります。
角がない形状は、穏やかな気持ちにさせてくれます。丸い鏡は五行では「金の気」をもつことから、気を集中させるパワーがあります。良いエネルギーだけでなく、悪いエネルギーも集めます。
玄関が乱れていると悪いエネルギーを集めるので、キレイな状態を維持することを心掛けていきましょう。
恋愛運を高めたい人、家庭円満にしたい人、人間関係を円滑にしたい人は、玄関に丸い鏡を設置しましょう。女性の魅力を引き出してくれる効果があります。

風水で八角形の鏡・丸い鏡を置く場所

風水で八角形や丸い鏡を置くと良いと言われていますが、置く場所によっても取り入れる運気が異なります。鏡を設置するベストな場所とNGな場所についてみていきましょう。

【玄関】八角形の鏡・丸い鏡を正面に設置する

玄関から入って真正面に鏡を設置すると、玄関から入ってきた良いエネルギーを鏡で跳ね返すことになります。邪気も跳ね返してくれますが、良いエネルギーも跳ね返してしまうため、家の中に良いエネルギーが入ってこなくなります。良いエネルギーが家の中に入ってこないため、家全体の運気も低下していきます。風水では玄関から入って真正面に鏡を置くことはNGとされていますので、気をつけましょう。

【玄関】八角形の鏡・丸い鏡を右側に設置する

風水では四神相応（ししんそうおう）という考え方があります。北が玄武、西は白虎、南は朱雀、東は青龍と言います。北に大きな山があり、東に川、南に平地、西に大きな道があるのが理想とされています。
玄関のドアが向いている方位を南として見ていき、玄関から入って右側は、東を守護する霊獣である「青龍（せいりゅう）」になります。四神の中で一番高貴な神と言われています。
青龍は川の流れを表し、財運、成功運と関係しています。玄関入って右側は東の太陽が昇る方位になるので、平和や繁栄を象徴します。
玄関入って右側の壁に鏡を設置すると、財運や金運、対人運を高めてくれます。財運や金運を高める場合は、八角形の鏡、対人運を高めていくためには円形の鏡を置きましょう。

玄関入って右側は、「白虎（びゃっこ）」になります。白虎殺とも呼ばれ、玄関入って左側の壁に鏡を設置するのは好ましくないと言われています。白虎は西の方位と関係します。太陽の沈む方位「争い」の象意を持つので、エネルギーが増幅する鏡を右側に置くことで争いの気が家の中に流れるという考え方があります。諸説あり、右側に鏡を飾ることで仕事運や健康運、芸術運を高めてくれると言われています。

鏡の設置でNGなことは？

鏡を設置する場合は、合わせ鏡にならないようにしましょう。

合わせ鏡にすると気が乱れてしまいます。正面に鏡が設置されていて外せない場合は、布をかけたり、パーテーションや観葉植物を置くことで、玄関から入ってきた良い気を跳ね返すことがなくなります。また鏡が小さ過ぎて頭などが切れて映る鏡は、正しく設置されていても運気が低下してしまいます。逆に、サイズが大きすぎる鏡はトラブルを呼び込んでしまいます。ある程度の大きさの鏡を設置しましょう。