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正社員とは大違い? 派遣社員の住民税支払い方法について【納税通知書が届いたら無視しないで!】

仕事
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先日、我が家に『ある物』が届きました。

それは……

『特別区民税・都民税 税額決定兼納税通知書』

「あなたの住民税の金額が決定したよ。支払い期日までにちゃんと支払ってね」

……という役所からのお知らせです。

やれやれ、今年も来たか……。

毎年6月の恒例ですね。

もちろん、大切なことなのでちゃんと納めますよ?

と言っても私は口座振替にしているので、支払い期日が来たら口座から自動で引き落とされるんですけどね。

で、この住民税の支払い方法についてですが……

『普通徴収』『特別徴収』の2種類あると、つい最近知りました!

……無知でスミマセン。

要は『自分で支払う』『給料から天引きされる』かという違いなのですが、私は今までずっと自分で支払ってきたので、てっきり皆も同じなのかと……。

正社員の方々は毎月の給料から天引きされているんですね。

なので基本的に、自分で住民税の支払いをする必要はないと。

なるほどねー。

でもなぜ派遣社員は給料から天引きされないんだろう?

良い機会なので調べてみました。

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住民税とは?

  • 自分が住む町に支払う税金のこと
  • 『道府県民税』『市町村民税』の2つで構成されている
  • 前年1月から12月までの所得に対して、翌年課税される
  • 税率はどの自治体でも、課税所得の約10%

以上、ざっくりとまとめてみました。

参考は以下のサイト様。

ちなみに『道府県民税』を東京都では『都民税』と言い、東京23区内に住んでいる場合は『都民税&特別区民税』

23区外の場合は『都民税&市町村民税』となります。

名称で分けられてはいますが、住民税と都民税に大きな違いはないそうです。

住民税の支払い方法は2種類

住民税の支払い方法は『特別徴収』『普通徴収』の2種類あります。

特別徴収
  • 主に、会社から給料を貰っている会社員
  • あらかじめ、給料から住民税が天引きされている
  • 企業が納税してくれるので、自分で支払いに行く必要がない
普通徴収
  • 主に、個人事業主など
  • 住民税が給料から天引きされない
  • 市区町村が『納税通知書』を交付する
  • 通知書が自宅に届いたら、期日までに自分で支払いに行く

派遣社員は『普通徴収』

上記2種類の支払い方法のうち、派遣社員は『普通徴収』が一般的です。

つまり、住民税が給料から天引きされないので、自分で支払いに行く必要があります。

派遣社員の雇用主は派遣先の企業ではなく『派遣会社』であり、給料も派遣会社から支払われています。

そして多くの派遣会社では所得税は天引きしても、住民税までは天引きしてくれません。

なぜでしょう?

派遣会社には住民税を天引きする義務はない

派遣会社には『源泉徴収義務』が課されています。

そのため、毎月の給料が一定額を超えたら『所得税』を天引きし、派遣社員の代わりに国へ納めてくれます。

所得税に関しては正社員と同様、派遣社員が自分で納税や確定申告をする必要はありません。

しかし、住民税は違います。

派遣会社は、住民税に関しては徴収の義務はないんですね。

そのため、住民税の対応は派遣会社によって様々です。

しかし、ほとんどの派遣会社では住民税の天引きは行わず、派遣社員が自分で支払いに行っています。

派遣会社が住民税を天引きしない理由

『正社員とは働き方が大きく異なる』というのが理由のようです。

主な理由
  • 時期によっては仕事をしていなかったりする
  • 2つ以上の派遣会社に登録して、しかも同時に働いていたりする
  • 副業している

上記のように、正社員よりも柔軟な働き方が可能である分、各派遣社員の所得を把握するのが困難なため、多くの派遣会社では住民税は普通徴収としているそうです。

ただ、中には特別徴収にしている会社もあるそうなので、もしどちらか分からない場合は一度、派遣会社に確認してみましょう。

正社員から派遣社員に転身した人は要注意!

特に注意したいのが、正社員から派遣社員に転身した場合。

派遣社員になったら住民税は普通徴収(=自分で支払う)になることを知らず、役所からの納税通知書もよく分からないのでスルーした結果、住民税滞納!

……こういう方、実際に結構いるそうです。

ネットで検索してみると、なかなか怖ろしい事例がいくつも出て来ます。

自治体からの度重なる電話や督促状を無視し続けた結果、ついには差押通知書が届いた! ……なんてことも。

住民税を滞納すると最悪の場合、全財産を差し押さえられます。

役所から納税通知書が届いたら決して無視はせず、自分で支払いに行きましょう。

自宅に納税通知書が届いたら……

毎年6月になると、役所から自宅に納税通知書が届きます。

付属の『納付書』を役所の窓口や銀行・郵便局などの金融機関、もしくは近所のコンビニに持って行って支払いましょう。

特に難しい手続きは無く、納付書を渡せば担当の方が処理してくれます。

時間も掛かりません。

また普通徴収の場合、支払い方法が以下の2種類から選べます。

普通徴収の支払い方法
  • 1年分を全額一括支払い
  • 6月、8月、10月、翌年1月の分割4回払い

1年分を一括だと結構な金額を一気に持っていかれるため、それが厳しい場合は分割払いが良いと思います。

口座振替にすれば滞納の心配なし!

普通徴収の住民税の支払いは『口座振替』も可能です。

私も住民税の支払いは口座振替にしています。

支払い期日になると自動で口座から引き落としされるため、滞納の心配はありません。

わざわざ自分で支払いに行く手間も省けるし、今のご時世だと感染症対策にもなりますね。

また、一度口座振替を申し込めば、翌年も自動で継続されるので便利です。

納税通知書と一緒に『口座振替依頼書』が同封されているので、自分で支払いに行くのが面倒な方はいっそ口座振替にしておきましょう。

また仮に同封されていなくても、金融機関や役所の窓口で貰うか、あるいは役所のホームページからダウンロードも可能です。

気になる方は一度、確認してみてください。

まとめ

派遣社員の住民税は普通徴収!
  • 派遣会社には住民税の徴収義務がない=給料から天引きしてもらえない
  • 納税通知書が届いたら、自分で支払いに行く
  • 滞納が続くと最悪の場合、全財産を差し押さえられるので注意
普通徴収の支払い方法
  • 納付書を役所の窓口や金融機関、コンビニに持って行く
  • 『全額一括払い』か『分割4回払い』か選べる
  • 口座振替にすれば滞納の心配がなくなるのでオススメ
  • 一度口座振替を申し込めば、翌年も自動で継続される

特に正社員から派遣社員に転身された方は要注意です!

所得税と違って、給料から天引きされません。

支払い自体は難しい手続きなど何もないので、安心して支払いに行きましょう。

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