名阪乙特急から汎用形が撤退したことで赤幕サニーカーを大阪近辺で見ることが殆ど無くなり、「赤幕車の撮影は名古屋か伊勢志摩方面へ行かないと無理になってしまったな」って思うことが多くなった私ですが赤幕は日本語のみの表記であるため非常に目立ち、何故ローマ字併記にしなかったのかが気になっています。側面は白地でローマ字併記ですが12200系で見られた「○○ゆき」という表記ではなく「鳥羽」や「賢島」のような行先のみの表記になっており、文字も細いためスッキリして見えます。


(2022.1.7 近鉄四日市にて撮影)

 宇治山田行きの名伊乙特急に充当される赤幕サニーカーです。B更新前は旧塗装で名古屋方の先頭車は喫煙車でしたがB更新時に喫煙室設置と塗装変更が実施され、客室内は完全禁煙になりました。座席モケットも青系に変更され、洋式トイレも温水洗浄便座になりましたが座席は簡易リクライニングシートのままで、コンセントは設置されていません。
 

(2022.1.7 近鉄四日市にて撮影)

 撮影した名伊乙は近鉄名古屋10:50発の1013レで、12600系NN51が充当されましたが阪伊乙では見ることが出来ない赤幕サニーカーは新鮮に感じられ、「3色LEDより赤幕の方がずっと格好良いな」って思ってしまう程です。赤幕のサニーカーは12600系と12410系のNN15が該当し、見た目が似ているため区別しにくいですがよく見ると簡単に見分けることが可能で、赤幕=12600系と思わずに走っているのを見掛けたら狙うことをお勧めします。