数年前までは土休日ダイヤだと8両編成が多く見られた阪奈間急行ですが現在は6両編成が多くなり、8600系唯一の6両固定車であるX69が充当されることもあります。阪神乗り入れ対応車による運用もありますが急行には阪神直通列車は1本も無く、全列車が近鉄線内のみの運行となっているため阪神なんば線内で見ることの出来ない唯一の種別になっています。


(2023.12.5 石切〜額田間にて撮影)

 大阪難波行きの阪奈間急行に充当される1026系VH26です。同系の6両固定車は4編成いますがこのうちVH27とVH29は「ならしかトレイン」になっているため標準塗装の編成はVH26とVH28の2編成だけで、L/Cマークの無い標準塗装の6両固定車は貴重(!?)な存在になっています。


(2023.12.5 石切〜額田間にて撮影)

 標準塗装で活躍するVH26は当初4両固定で登場し、この時の電算記号はVL26でしたが後年サ1196・モ1096を組み込んで6両固定化され、以後ずっとこれを維持し続けています。組み込まれたサ1196・モ1096は追加新造ではなく今は亡きVL30に組み込まれていたサ1180・モ1080を改番したもので、1020系シリーズでは唯一の例になっていますがこの時余剰になった両先頭車(モ1030・ク1130)も2両固定化されて1252系に編入され、VE77(モ1277・ク1377)になっています。