近鉄ではかつてKIPSカードの広告ラッピング車を様々な路線で運行しており、特に奈良・京都・橿原線系統では2編成いたので見る機会も多かったですがどちらも阪神乗り入れに対応する9820系だったので阪神線内でも度々見かけ、その度に「宣伝効果は抜群だな」って思っていました。その後KIPSラッピング車は5800系DH04に代わりましたが現在もモ5804とモ5604に部分的に広告が残っており、現存する最後のKIPS車になっています。


(2018.9.29 大阪上本町にて撮影)

 9820系時代は2編成いたKIPSラッピング車ですが当該はEH24とEH25で、EH24は6両全車に施されていたのに対しEH25は中間車のみ施されていたので雰囲気がやや異なりました。「同じ仕様にしなかったのは何か理由があったのか」って当時は思いましたが今となっては「趣味的に面白かったからいいか」って思っています。


(2018.9.29 大阪上本町にて撮影)

 撮影した列車はEH25の尼崎行き区間準急ですがこの行先の区間準急も今では本数が少なくなり、標準塗装の編成も含めて多く撮影しておいたのは正解でした。阪奈間を走る区間準急はホーム有効長の関係で全列車6両編成での運行ですが様々な車両が充当されるので見応えがあり、今は撮影当時よりラッピング車の数が増えているので狙う楽しみも多いです。