日本帰国の際の”水際対策”対策 2022年7月編
お久しぶりです!ソフィです。
だいぶ間が空いてしまいましたが、実は7月に日本に念願の一時帰国をしていました。
久しぶりの日本ということで、行きたいところ買いたいものが盛りだくさん!ブリュッセルののんびり生活とはうってかわって毎日がとても忙しく、充実の日本滞在となりました。
ロシア上空を飛べないので、ふだんは飛ばないグリーンランド上空。見慣れない景色にカメラを手放せませんでした。
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さて、コロナ禍最盛期(?)の去年と一昨年はドイツと日本を何度か往復していましたが、今年に入って日本の入国制限が緩和されてから帰るのは初めてで、以前とは勝手が大きく変わっていたので記録しておきたいと思います。(2022年7月現在。新しい情報は都度ご確認ください。)
まず、ベルギーは現在日本の厚生労働省が定義する青国にあたります。(青のほかに黄、赤があります。青が最も危険度が低いとされます。)
青国の場合、日本入国に必要なのは出国72時間前以内に検体採取したPCR検査陰性証明と、MySOSアプリの登録です。
陰性証明の取得
出国前72時間以内の検査証明書が必要です。
検査方法や採取方法についていろいろと細かい規定があるので、詳しくは厚生労働省のページをご覧ください。
私は出発前日にブリュッセル空港の検査場(Ecocare)で事前予約してから検査してもらいました。1人67ユーロでした。今は検査に来る人がかなり少ないので空いていましたが、その分係の人も少ないので20分くらい待たされました😓
検査結果はメールで来ます。出発前日の16時ごろに検査を受けて、その日の夜中12時過ぎに結果が届きました。
日本が指定する書式に書き直さなければいけないとか、必要事項にハイライトを引かないといけないとか、色々言われていますが…私は面倒だったのでメールで届いたPDFをそのまま提出したのですが、問題ありませんでした。
MySOSの登録
MySOSの事前登録は義務ではありません。
ただ、登録しておくと日本に着いてから空港内での手続きが格段に早くなるというメリットがあります。登録を忘れても焦る必要はありませんが、できれば登録しておいた方がストレスなく入国できるので断然おすすめです。
(登録していない場合、日本の空港内で入国必要書類を1つ1つ対人で確認してもらう作業が必要になります。)
まずはアプリをダウンロードしましょう。
起動するとピンク色の画面が立ち上がります。MySOSは日本に入国するためだけのアプリではなく、日本居住者のためのPCR検査や健康記録といった機能のあるアプリなので、最初はそういった目的の画面になっています。
入国のための登録は右上の設定マークをクリック→「入国・帰国の目的で利用する」を選びます。その後、名前・生年月日・パスポート番号などを入力すると、「ファストトラックを利用しますか?」といった内容のメッセージが出るので、はいをクリック。これで登録の前準備が完了です。
その後は画面表示に従って順番に登録をしていきます。
① 質問票web
滞在していた国、利用航空便名、入国後の滞在予定先など
② 誓約書
入国後、感染症対策をきちんとしますよ、国の言うことに従いますよの誓約
③ ワクチン3回接種証明
これは滞在国が青国の場合は必ずしも登録しなくても大丈夫なようです(私は一応登録しました)。
黄国、赤国の場合は登録の有無によって帰国後の対応が変わります。
ワクチン接種回数が3回に満たない場合は、接種なしと同じ扱いとなります。
ちなみに、ワクチン接種証明の登録は日本到着予定時刻の24時間前までのようです。
私はそのことを知らずに悠長にしていたら、ベルギー出発当日の朝に登録締め切りまであと30分と表示されて焦りました…💦なんとか登録締め切り時間前には登録できたのですが、登録内容の審査に時間がかかるので、もし不備があって審査に通っていなかったら間に合っていなかったことになります😅
登録には十分余裕を持って行うことをお勧めします。
④ 陰性証明
陰性証明の登録はワクチン接種証明の登録締め切りよりも遅くて、確か到着予定時刻の6時間前までだったように思います。(確実ではありません。でも早いに越したことはないと思います。到着6時間前って、ベルギーからだったら確実に空の上ですしね✈️)
これも審査に少し時間がかかるので、登録後は審査に通ったかどうかたまにチェックしましょう。
以上をすべて登録すると、MySOSアプリ開いた時の画面が青くなります。青の画面になると日本到着後の空港でファストトラックを進むことができ、さらに隔離措置もないので、ほとんど待ち時間なく空港の外に出ることができます。
青の他には緑・黄・赤の画面があり、それぞれ
緑→ファストトラック利用可、空港内PCRおよび隔離措置あり
黄→陰性証明未登録、空港内で書類を提出
赤→必要事項未登録、ファストトラック利用不可
となります。
(ちなみにこの色分けは冒頭に書いた国ごとの青・黄・赤の色分けとは無関係です)
去年は日本到着後に10ブースくらいをまわりながら(しかも空港内だからめちゃくちゃ歩かされて)書類の確認、アプリのインストールの確認、PCR検査などをひたすらこなした上で検査結果が出るまで待たされ、その上すぐ帰ることはできずに隔離ホテルまでドナドナ輸送される…という状態だったので、それに比べると今の状態は天と地ほどの差があります。
入国がしやすくなったことで、私のまわりでもこの夏久しぶりに日本に帰るという声をよく聞きます。日本国内では第7波がピークを迎えたかと言われているようですが、対策はしつつ、日本滞在を楽しめるかたが増えるといいなと思います。
まだコロナ禍の走りだった2020年の写真。入国検疫のための大行列と、誰もいない出国エリア。今はどちらも景色がガラッと変わり、少しずつ出入国しやすくなってきました。