ブリュッセルでDELF A2を受けました!
Bonjour!ソフィです。
リスボンの話を書いていたはずがすっかり止まってしまい…
というのも、実は昨日3月1日、国際フランス語検定のDELFを受けてきました!
2月はその準備をしなくてはという気持ちで焦っていて、ブログまで手を回すことができませんでした。(実際めちゃくちゃ勉強したかというとそれは別の話。)
というわけで記憶がフレッシュなうちに、ブリュッセルで受けるDELFの試験について書いてみたいと思います。
私のフランス語レベル
私が今回受けたのはDELFのA2レベル。全部で6レベルあるうちの下から2番目です。目安としては文法の学習はとりあえず全部学習済みで、簡単な会話をゆっくりでならできる程度だと思います。試験のレベル及び試験内容についてはこちらを見ると詳しく書いてあります。
今回の受験を決めたのはなんと試験1ヶ月前を切った2月頭。その時点での私のフランス語レベルは
- BLA(フランス語学校)で週1回1時間半のクラスを1年学習済み(現在Eクラス)
- Duolingo(アプリ)も1年以上継続中
- フランティア(マンツーマンSkypeレッスン)を10月に1ヶ月間だけ受講
- 基礎文法はとりあえず学習済み、でもジェロンディフとかなんだっけ?状態
- 読み書きはともかく話すのが怖くて、街ではほとんどフランス語使えない
- 語彙が圧倒的に足りない
という状態でした。
正直試験が終わった今もこのレベルから変わってはいないのですが、試験対策用の勉強を(付け焼き刃だけど)したことでだいぶ救われた部分もあるので、私がして良かったと思ったことを下の準備編でいくつかご紹介します。
試験前準備
今回3月1日の試験(筆記)に対して、出願締切日は2月13日でした。
ブリュッセルでDELFを受ける場合、語学学校 Alliance Francaise を通して受けることになります。試験のスケジュール及び申し込みはこちらからできます。
A2の検定料は2023年3月現在120ユーロ。結構なお値段です😂
申し込みをしたらメールで領収書と筆記試験用の受験票が送られてきます。口頭試験は3月1日以降3週間くらいの間に実施すると書いてあったのですが、いつまで経っても案内がないなぁと思っていたら試験10日前くらいにやっとメールが送られてきました。それを見てびっくり、なんと口頭試験は筆記と同日の3月1日に実施するとのこと!出願締切ギリギリに申し込んだので口頭は3月中旬かな〜筆記が終わってからしっかり対策すればいいかな〜なんて思っていたのですが、まさかの同日開催になってしまいました。これは大誤算!
とはいえ決まってしまったことなので、できる限りの準備をすることにしました。
- DELF問題集を解く
CLE Internationalの ABC DELF を買いました。
本屋さんにこれしかなかったので選択の余地なく購入したのですが、私は”A2に向けた学習がしたい”ではなく”実際にどんな問題が出るのか知りたい”だったので、ひたすら問題演習ができるこの本は結果的に良かったです。
後半に3回分の模擬試験があるのでまずそこから挑戦し、試験の流れを掴んで自分の苦手パートを把握すると良いと思います。
私の場合、模擬試験でリスニング&読解はそこそこ点が取れることがわかりました。が、文章作成&口頭試験に不安しかなかった上に試験まで時間もなかったので、対策はその2つだけに絞ってやることにしました。
- 文章作成
A2の文章作成に有効なのは使える接続詞を増やすこと、そして決まり文句を覚えることだと思います。
文章作成は出題のパターンが決まっていて、1つ目は手紙での近況報告や情景描写、2つ目は友人からの招待への返事(招待を受ける、または断る)です。
1つ目の近況報告の手紙を書く場合、例えばお題が『最近の休暇でどこに行ったのかを友人に伝える』だったとして、「〇〇に行きました。〇〇を見ました。きれいでした。〇〇を食べました。おいしかったです。」だとただの羅列になってしまいますが、d'abord / ensuite / de plus / enfin などの接続詞で繋ぐことで自然な流れの文章に見え、語彙ありますよ〜のアピールにもなります。接続詞は口頭試験でも使える場面があるはずなので、積極的に覚えていきましょう。
また、2つ目の招待への返事は
① 招待を受ける→時間・場所・持っていくものなどを質問する
② 招待を断る→辞退の理由を説明→代わりの案を提示する
のどちらかを指定されます。
①の場合は Je te remercie pour ton invitation. Je me joindrai à toi avec grand plaisir! のようにお礼と喜んで参加する意向は必ず必要になりますし、
②は招待へのお礼のあとに Mais je ne pourai pas malheureusement venir, parce que... と行けない理由を続けます。
招待状がどんなものであってもこの辺りは必ず使うので丸暗記が吉です。考える時間の節約にもなるし。あとはその後の流れも自分の中で定型を作ってしまうと楽だし、最後に「お返事待ってるよ、またね!」で締めればOKです。
- 口頭試験
口頭試験は私にとって最!大!の関門でした。先生以外の人とフランス語で会話したことなんてほとんどなくて…。
試験は① 1分半の自己紹介(質疑応答あり) ② 2分間のモノローグ ③ 2分間のロールプレイ という3部構成で進むのですが、①はともかく②と③に関しては直前にテーマを与えられるので、会話力だけでなく内容構成の瞬発力も必要になります。それが私には致命的に足りなくて、特に②のモノローグを1人で2分間も話し続けるなんて無理!という状態でした。
というわけで、去年の10月に少しだけやっていたオンラインSkypeマンツーマンレッスンを試験日前10日間に集中的に受けることにしました。
オンラインフランス語レッスンはいろんなサイトがあるようですが、私はフランティアを利用しています。
1レッスン25分単位で、好きな先生を選んで予約することができます。レッスン用のテキストが無料で配布されていて、DELF口頭試験対策用のテキストもあるので、今回はそれに沿ってレッスンを進めてもらいました。
最初はそれはそれはもうボロボロで、1レッスンのために1時間以上かけて内容を準備して挑んだのに全然話すことができず心折れそうになりました。が、毎日続けると少しずつ慣れてくるもので、試験前には(憂鬱ではあるけれど)どうにかレッスンを乗り切れるようになり、試験が終わった今思うとSkypeレッスンを受けるのと受けないのとでは雲泥の差だったなと思います。フランティアのDELF対策テキストのテーマがちょっと難しめだったこともあり、本番のテーマは易しめに感じて慌てずに済みました。
というわけで少し長くなってしまったので、試験当日のことは次回書いていきたいと思います。DELFを初めて受ける人に少しでも役立てていただけたらうれしいです!