SOPHIE in BRUSSELS🇧🇪 ソフィぶら

ソフィのブリュッセルぶらぶら日記

リスボン3泊4日旅 〜シントラ日帰り遠足編〜

Bonjour!ソフィです。

今朝は起きたら外が真っ白!☃️ 夜のうちにしっかり降ったようで、朝9時現在もなお降り続いています。日本の暦では啓蟄を過ぎたというのに、まだまだベルギーの寒さは続きそうです❄️❄️❄️

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昨年秋からバルコニーで育てているニンニク。寒さに強いとはいえ、なんだか不憫です。

 

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sophie-in-brussels.hatenablog.com

 

さて、前回のリスボン日記からだいぶ時間が空いてしまいましたが、今日はリスボンから日帰り遠足をしたお話です。

リスボンに行くにあたり、夫は「ユーラシア大陸の最西端ロカ岬に行きたい!」、そして私は「シントラのペーナ宮殿に行きたい!」という希望がありました。

調べてみるとその2つはセットで行くことが多いらしく、リスボンでTrain&Busチケットという1日券を買うと往復の電車とシントラ内のバスが乗り放題!というわけで、1日かけてリスボンから遠足に出かけることにしました。

 

 

Rossio駅を出発

朝9時にシントラ Sintra 行きの電車が出発するRossio駅に到着。

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Train&Busチケットは券売機でも買えるという情報があったのですが、この日は券売機がすべて故障中…。なので窓口でチケットを購入しました。1人16.5ユーロ。(2023年1月時点。最近はどんどん値上げしているらしいのですぐ変わるかもしれません。)

 

実はこの日はリスボンでストライキがあり、ふだんは30分に1本出ているシントラ行きの電車が2時間に1本しかありませんでした。そのため駅のホームは電車が到着する前から大混雑!40分乗るので座れなかったら大変!と思っていましたが、電車が長い編成だったこともありなんとか座れてホッとしました。

 

ペーナ宮殿とシントラのカフェ

今回私たちは時間の関係もありシントラでペーナ宮殿しか見ませんでしたが、シントラにはそれ以外にもたくさんの見どころがあるため駅前からそれぞれの観光地に向かう周遊バスがいくつも出ています。

ペーナ宮殿行きは434番バス。Train&Busチケットを見せて乗車します。(Train&Busチケットがない場合は乗車時に購入可能です。が、おそらく現金のみしか受け付けていませんでした。ブリュッセルではバスの現金払いはもうできないので新鮮な光景でした。)

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ずっと行きたかったカラフル宮殿!真っ青な空にも恵まれて、とてもきれいでした。

ペーナ宮殿の内部への入場は30分ごとの時間指定になっています。オンラインで事前購入できるのですが、電車でシントラに着いてから434番のバスが出発するまでに20分ほどかかり、道が渋滞するのでなかなか進まず、さらにバスが到着するペーナ宮殿の正門から宮殿の入口までは坂道を15分ほど歩くので、かなり時間に余裕を持ったスケジュールでチケットを購入することをおすすめします。

私たちは10:21にシントラ駅に着き、11:30の入場券を持っていたのですが、入場口にたどり着いたのは11:25くらいでかなりギリギリでした。

 

ペーナ宮殿見学後は少し時間があったので、駅から程近いCafe Saudadeでお茶をすることに。

 

ここでシントラ名物であるというチーズタルト Queijada を食べたかったのですが、エッグタルト Pastel de Nata も捨てがたく、悩んでいたらなんとこの2つプラス Travesseiro というこれまたポルトガル名物のお菓子がセットになったプレートがあるというので頼んでみることに。

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結果……めちゃめちゃ甘かった😂

Pastel de Nata は安定のおいしさでしたが、Queijada はどこがチーズ?ってくらい甘く、中身はおそらく(私個人的にあまり得意ではない)アーモンドの粉とお砂糖を混ぜたペーストが使われていて、さらに Travesseiro もおそらくですが同じペーストが入っていたのではないかと…。

異国のお菓子を味わうという意味ではとってもおもしろかったですが、もし次回があったらおとなしく Pastel de Nata だけにすると思います。

 

さて、この Cafe Saudade ですが店内はポルトガル名物の陶器の置物やお皿がたくさん飾られていて、販売もしているようでした。

その中でも目立っていたのが、壁掛けの陶器製ツバメ。実はここのカフェだけではなく街なかのいたるところで目にしていて、ポルトガルの人はツバメが好きなのかな?と不思議に思ったので調べてみることに。

すると、”ツバメは巣立ちをして季節の移り変わりとともに旅立っていくけれど、1年後にはまた必ず同じ場所に戻ってくる”ことから”郷愁”や”家族愛”の象徴としてポルトガルでは大事にされているということがわかりました。なるほど、だから Cafe "Saudade"(郷愁)なのか!

それがわかって以降、ポルトガル滞在中にツバメの飾りを見るたびにあたたかい気持ちになりました。物事の起源を知ると情が湧いてしまうタイプです。

 

ユーラシア大陸の最西端 ロカ岬へ

さて、シントラの街滞在を終えて今度はロカ岬に向けて移動ですが、ここで問題発生。

Googleマップでもネットの事前情報でも現地のトゥクトゥクドライバーのお兄さんも、シントラからロカ岬へは403番のバスに乗るよう言っていました。なので私たちは403番と書いてあるバス停へ向かったのですが、時間を過ぎてもバスが来る気配はありません。

バスの遅れなんて日常茶飯事ではありますが、一応観光インフォメーションの人に聞いてみることに。すると、「ロカ岬行きは最近変わって1253番よ!」とのこと。え??

バス停に戻ってみると、確かに端っこに1253番と付け足されています。が、何番でもいいけどとにかくバスが来る気配はありません。私たちはロカ岬で日の入りを見たいので、時間にだいぶ余裕を持って行動してはいたものの、あまり遅くなってしまうと日が落ちてしまう可能性も出てきます。気がつくと周りには同じバスを待っているらしき人々がたくさん集まってきて、みんな困り顔でした。

結局バス停で1時間待ったところでタイムアップ。日の入り時間に間に合わせるためにFree Now(Uberみたいなもの)でタクシーを呼んでロカ岬に向かうことにしました。その後、バスは来たのかどうかわかりません。

(2023年1月の話で、2023年3月現在はGoogleマップでは新しい1253番バスが表示されています。)

(シントラ駅からロカ岬まではタクシーで12,86ユーロ、30分ほどで着きました。なお今回利用した配車アプリFree Nowですが、今確認したら2023年4月3日以降ポルトガルでは使用できなくなるようです😨)

 

なんとかロカ岬に着いたのは日の入り20分前。少し慌ただしくなってしまいましたが、無事“ユーラシア大陸が最後に見る夕日”を堪能することができました。

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私は日本の太平洋沿いで育ったので太陽は海から上がって山に沈むものだったため、海に沈む太陽はなんだか特別に感じます。f:id:sophie383:20230120224056j:image
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日が沈んでからも帰りのバスの時間まで岬をうろうろ。お天気に恵まれたためシルエットもきれいに映えてくれました。

 

ちなみに帰りはシントラではなく南のカスカイシュ Cascais 経由でリスボンまで帰りました。

カスカイシュまではバスだったのですが、多少の遅れはあったもののちゃんと来てくれて一安心。カスカイシュからはリスボンのCais do Sodre駅まで電車です。

 

この日はストライキやバス遅延(消滅?)で交通運があまり良くない日だったので少し疲れてしまい、バスの中で爆睡😪

でも行きたかった場所は十分楽しむことができたので結果オーライです。

 

私が行ったのは1月で日の入りが17時半くらいだったためシントラを早めに出発しましたが、夏はもっと遅くなると思うのでシントラの他の宮殿も見学できると思います。シントラをしっかり観光した上でロカ岬の日の入りを見たい場合は夏に行くのもおすすめです。

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