大道ブログ

気持ちいい心でいたい私のWell-Being日誌

嫌な気分になったとき、早めに気持ちが回復してご機嫌にもどれる方法


私は嫌な気分になってしまった後、わりとすぐに機嫌が良くなる性分です。あんなにイヤなことがあったのに 気づいたらウキウキしていて、我ながら「ワタシって馬鹿なの?」と思ってしまうこともあります。

そして、どうしてそんなにすぐご機嫌に戻るのか?を自己分析してみても、これまで正しい答えは見つからないままでした。

でも先日、本を読んでいる時にふと「これかも!」と閃きました。それは...

 

人生は短く時間は有限である

 

このことをしみじみ実感したことがあったから、ではないかと。

嫌な気分になったときに、この哲学的ともいえる事実について思い出すと、ご機嫌な気持ちに自然に戻ってしまうのです!

 

嫌な気分は突然やってくる

 

私たちは皆、嫌な気分になることがあるけれど、それは大抵の場合、突然やってくるものです。

仕事してたら上司がやってきて 頭ごなしに決めつけるような事を言われて心折れた。TVをつけた途端に子供の悲惨なニュースが飛び込んできて気持ちが憂鬱に。楽しくお食事してたのに急に喧嘩になってしまい悲しい気分になった。

せっかくイイ感じで朝を迎えたのに、何かの拍子に突然、嫌な気分にさせられてしまったら、すごく残念です。

周囲で起こること、外的要因はなかなかコントロールできるものでもありません。

でも誰もが知っていることで、自分がコントロール可能なことが一つありますよね。

言わずもがな「選択」することです。

omichikahori.hatenablog.com

 

今日が終わりの日かもという体験

 

9.11を体験したとき「ここで命が終わるかも」という状況に立たされたことがありました。その時、これまでの人生の総集編みたいなものが、頭の中の映像で映し出されました。

眺めていたらこれまでの人生「すごく幸せだったな」ということが分かりました。

危険な状況から逃れられ、これからも生きられるとわかった時、今ここにある一瞬一瞬はなんて尊いものなんだろうと実感。

 

人生は短く時間は有限である

 

9.11があったことで、初めて真の意味で実感できたと思います。⇨関連記事『9.11をのりきったワタシと猫の話

自分自身に対して「で、どうする?(どうしたい?)」と、何かあるたびに質問するクセがついたのは、たぶんこの体験の後からだった。

一瞬一瞬をどう過ごしたいか?を、はっきりさせるために自分に対して「選択」を迫るクセです。

嫌な気分に苛まれていると、「で、どうしたいの?」と知らぬ間に自分に問いかけてる。すると、このあと「イイ気分でメールの返信を書きたい」とか「家族での食事タイムを和やかに過ごしたい」など、どうしたいのか答えがすぐ帰ってきます。

そうであれば選択肢は一つしかありません。

 

嫌な気分でいることをやめること」です。

 

この一連の流れは、意識して行うわけではありません。クセになっているので、無意識でそうなっていると思います。

「え〜、そんな生死に関わる体験したことないわ」という人の方が多いかと思います。それなら、頭で「人生時間は有限だよなー」と理解すればいいだけです。

理解するためには、「時間を完璧に管理することなんてできないんだよな〜」という境地に一度立つこと(認識すること)が必要です。


*時間とお片付けの関係はいかに⇨

omichikahori.hatenablog.com

時間管理やスケジュール帳は役立たず?

 

「タイムマネジメント」や「ワークバランス」のような、自己管理の工夫を、したことがありますか!?

私もいろんなことを試してきました。だけど、長く続けられるような、しっくりくるメゾットとは出会うことがありませんでした。あなたは、どうでしたか!?

ほとんどのタイムマネージメント術は、役に立たない。むしろ問題が悪化するケースが私の周りでは散見されます。

やりたいこと全部やっちゃおう!(やれるだろう)という幻想を抱いてしまう。これがむしろ「時間がない」という感覚を強化してしまう根源になっているのです。

「やってもやっても、やらねばならぬことが終わらない」。このような切迫感のようなものは、先進国の人々が抱えている重荷の一つではないでしょうか。

90歳まで生きるとしても、我々には4700週間くらいしかありません。数字を見ると、すごく短いことに驚かされます。

あれやこれやと詰め込もうとしても「全て成し遂げられるわけではない」ということが。

 


我々に与えられたこの時間はあまりの速さで過ぎてゆく。ようやく「生きようか」と思った頃には、人生が終わってしまうのが常である。
by 哲学者セネカ

 

気持ちを無理に上げる必要はない

 

嫌な気分になったとき、気合いを入れて、無理やり明るい気持ちへとリフトアップする努力は必要ないです。

「人生時間は有限なんだ」と意識の片隅で知っているだけで、今この大切な一瞬に「嫌な気分に時間を支配されたままでいいのか?」と、自ずと考えるようになってくるからです。

無理に嫌な気分から逃れようとすると、ポジティブシンキング病になってしまい、余計にこじらせる事になるかも。

有限である人生時間をいま生きてること、この奇跡について思いを馳せるだけで、自然に嫌な感じだった気分に爽やかな風が吹いてくるでしょう。

嫌な気分のままでいいの?「で、どうする?(どうしたい?)」と、自分に聞いてみてください。

*関連してること⇨

omichikahori.hatenablog.com

 

まとめ:早めにご機嫌にもどれる方法

 

「せねばならぬこと」を詰め込み過ぎな現代人。

どちらかというと「やらないこと」を選ぶことの方が、大切になってきます。気分をご機嫌にするためにも、時間を有効に使うためにも、役立つのではないでしょうか。

私は「で、どうする?(どうしたい?)」と自分に問いかけ、やらないことを選択する。嫌な気分のままでいることをやらない、を選択する。

やらないことを決断する。本当に欲しいものを手にとる。この積み重ねが、一瞬一瞬に輝きを与えてくれると思っています。

限りある人生時間の、限りある一瞬一瞬を大切にしていきたいですね。


*私たちが繁栄したり成長したりするのは⇨

omichikahori.hatenablog.com