「足腰の冷え性」鍼灸の治療ポイント

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、文による解説です。

ぶっちゃけ鍼灸師

この動画では、鍼の局所治療における
冷え性改善ポイントをご紹介します。
即効性があるのでおすすめです。

局所治療のメリット

冷え性で局所治療を行う大きなメリットが2つあります

一つは、動静脈の圧迫をとりのぞくことです
圧迫がとりのぞかれれば、当然血流が良くなります、冷え性の改善となります。

もう一つが、筋肉の熱産生です
熱量の約6割は筋肉で産生されます

なので局所治療で筋肉を緩めると、
筋肉自体の血流がよくなり、熱産生の効率アップとなり、
2つの点で冷え性改善に有効なのです

腰~足の冷え
大腰筋と腹部大動脈
下半身の冷え性にかかせないのが
大腰筋刺鍼です

大腰筋刺鍼を行い骨盤内の血流を改善させると同時に
大腰筋に血流量が増えると熱が産生されやすくなり

冷え性改善に有効となります。

骨盤の冷え性

骨盤の動静脈
骨盤周りの冷えには
小・中殿筋刺鍼を行います
動脈の圧迫をとりのぞき
熱産生にも有効だからです

太ももの冷え性

大腿部の動静脈
太ももが冷えるタイプでは
大腿四頭筋に鍼をします

浅い鍼ではなく、しっかりと中間広筋にとどくように深鍼します

中間広筋が緩むと大腿動脈の圧迫を改善させるので
太ももの冷え性が改善します

ふくらはぎの冷え性

下腿の動静脈
下腿が冷える場合は、後脛骨筋に鍼をします
後脛骨動脈などの血流が改善されて
ふくらはぎの冷え性が改善します。
(ついでに腓腹筋・ヒラメ筋にも鍼をします)

足底の冷え

足底筋の刺鍼方法
足底が冷える場合は、
脾経ラインから、透鍼を複数本行い
足底の筋肉を緩めます
足底動静脈
足底動脈の血流が改善されて
足底の冷えが解消されます

ぶっちゃけ鍼灸師

以上が、局所治療においての
冷え性の治療方法です。
ポイント
もちろん、経絡治療と組み合わせると
冷え性の改善に効果があがります

ぶっちゃけ鍼灸師

経絡治療だけで冷え性が改善しない場合は
ぜひ参考にしてください。