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コードバンの手入れ

皆様こんにちは!管理人のおもちでございます。
コードバンの手入れって難しく感じますよね?
このブログを読んでいただければコードバンの手入れ方法もバッチリです!

コードバン以外の革の手入れはこちらをご参照ください。

さて、コードバンの手入れと聞くととても難しい印象がありますよね?

実はそんなに難しくありません!!

実は・・・

普通の革靴と手入れ方法は変わらないんです!(笑)

さぁ!早速コードバンの手入れをみてみましょう!

コードバンって

コードバンは馬の革のことですね。

正確には馬のお尻の革です。

この皮の中にある厚さ2mmのコードバン層を削り出したものがコードバンの革になっているのです。

(皮は鞣し前、革は鞣し後に使われる名称です。)

コードバンは革のダイヤモンドとも言われ、独特の光沢感があります。

ぬるぬるテカテカ感が個性的ですよね。

ランドセルにも使われる素材で、強度は牛革の3倍です。

6年間も小学生の使用に耐えれる、凄い素材なんですよ。

とてもタフなんです!

(余談ですが、ランドセルに使われるコードバン等の革を利用して、財布や、キーケースを作ってくれる業者もあります。)

ぬるぬるテカテカです。革好きの方の言葉を借りると・・・

「妖艶」さがあります。

コードバンの手入れの手順

さて、コードバンに使用するクリームは・・・

水分主体のデリケートクリーム。油分主体の油性クリームを使用します。

水分を3、油分を7くらいの割合で補給してあげましょう。

普通の牛革は水分7、油分3ですので、逆転した割合ですね。

どれくらい塗布していいのかわからないと思いますが・・・

デリケートクリームを革が吸い切らないくらい塗布するのもひとつの手です。

革に浸透する水分量を知っておくことはとても大事です。

水分が足りなくなるくらいであれば、しっかり補充したほうがいいと思います。

革の破れや穴あきを防いでくれますよ!

クリームを塗布することによって、革の寿命はとても長くなります。

油分もしかりです。ただし、油分を入れすぎるとベタツキや、型崩れ、カビの生える原因となります。

(個人的に動物性の成分の入ったクリームは臭いの原因やカビの原因となるように思います。あくまで個人的にですが・・・)

油性については全体に光沢感がでたらおしまいにしておきましょう。

私のオススメは水分主体のクリームであればムゥブレイのリッチデリケートクリーム。

油分主体のクリームはサフィールのクレム1925です。

リッチデリケートクリームの水分の浸透率、クレム1925の浸透率と光沢感は他に無いものだと思います。

それぐらいオススメです!

コードバンの水膨れ?

コードバンなのですが・・・

コードバンは水にとても弱く、水滴がつくと、ついた部分が水膨れのように膨らんでしまいます。

強度はタフなのですが、繊細な一面もあるんですね。

コードバンの表面の寝かせてある繊維が濡れることによって立つので、膨れて見えるようになるんですね。

雨に濡れたコードバンはポツポツだらけになってしまい、美しさは半減です・・・・

コードバンの水ぶくれの直し方

雨に濡れてしまい、立ってしまった繊維を再度寝かせると、水膨れのような膨らみはなくなります。

少し粘度の高いクリームとロウ分の強めのクリームを使うと繊維が寝やすいと思います。

色々なクリームを使用しましたが・・・

個人的にはこちらのコードバン専用のクリームがオススメです。

クリームの塗布後は繊維を寝かせるように、革の表面を強く擦る必要があります。

革靴フリークの間で使用されているアイテムはカッサ棒というアイテムです。

ツボ押し用の棒なのですが、こちらもコードバン表面を、こするのに適したアイテムです。

このようなタイプのカッサ棒は持ちやすく、コードバン用だけでなくコバやソールのメンテナンスにも使いやすいのでオススメですね。

弾丸型といわれるタイプです。

このようなカッサ棒で、水分で膨らんだ部分を強くこすると次第に革の表面が平らに戻っていきます。

コバやソールも、このカッサ棒で擦ると、荒れた部分が直りますよ!

引っかき傷をつくってしまった場合

引っかき傷を作ってしまった場合・・・

表面の染色された部分が削れてしまった場合・・・

こちらもコードバンなら大丈夫です!

コードバンは繊細ですけど、ちゃんと手入れを行えば復活するタフな素材です(笑)

染色部分が削れてしまった場合は、色のついたクリームで再度染色を行い、コードバン用のクリームを上塗りし、カッサ棒で何度も強く擦ります。そうすると、引っかき傷も、えぐれも、ちゃんと隠れます。

もし、カッサ棒がない場合はクリームの瓶底で擦るのもひとつの手です。

(瓶底が滑らかで、靴に傷をつけなければ問題ありません。)

コードバンのクリーム塗布後の注意点

コードバンは油性のクリームを主体にメンテナンスを行いますから、ベタツクこともあるかと思います。

クリーム塗布後は・・・

ブラッシングと乾いた布での乾拭きです。

このブラッシングと乾拭きを丁寧に行うと良い経年変化を遂げます。

靴好きの間での隠れた小技

コードバンの靴はお値段高いですから、傷つくのは嫌ですよね。

そこで小技です!

コードバン全体に鏡面磨き用のワックスを塗布して、軽く乾拭きです。

全体がヌルヌルテカテカの濡れたような独特の質感になり、傷も防ぐことができます。

知る人ぞ知る小技です!お試しあれ!

最後に

最近、コードバンの靴でカッコいいなと思うのはショセですね。

ナチュラルコードバンで、使えば使うほど色味が濃くなるそうです。

いいですよね~


さてさて、ブログではとりあげない超、超小ネタもツイッターでは呟いておりますので、是非!フォローをお願いいたします!!


次回もダンディになれるような記事を書きたいと思います!

では次回ブログでお会いしましょう~

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