チャドクガ、イラガ、毛虫の時期です。子どもの公園遊びに注意。
公園のチャドクガ、イラガの毛虫に注意。
5月を過ぎたこの時期は、チャドクガ、イラガなどの毛虫に注意が必要です。
公園の木には、チャドクガ、イラガなどの毛虫がついていて、知らず知らずのうちに触れてしまい、かぶれることがあります。
チャドクガに刺されたときの対処法とチャドクガが潜む木の見分け方について書いています。参考にしてください。
公園から帰ってきた子どもの体にかぶれが。。
子どもは、「ボールを追いかけて」「鬼ごっこをしていて」など、意図せずに公園の木の茂みに入り込んで遊びがちです。
たいてい、遊びに気持ちが集中しているので、葉っぱの裏に潜んでいる毛虫には気がついていません。でも、いるんです。
子どもが公園から帰ってきて「かゆい、いたい」というのでTシャツを脱がしてみると、皮膚が赤くなってぼこぼこに腫れていたことがあります。何かにかぶれたなということはわかりましたが、何かはわかりませんでした。
「毛虫さわった?」と聞いても「さわっていない」と子どもが言うので、「何だろう」と不思議に思っていました。「直接触れなくても、毛虫の毛が飛んで服の中に入ってかぶれることがある」と聞き、驚いたことを覚えています。
幸い、ひどくはならず落ち着いたので良かったですが、毛虫には注意が必要です。
チャドクガってどんな毛虫?
ツバキやサザンカなどのツバキ科の木が植わっている場合は要注意です。葉や茎に毛虫が群がってびっしりとついています。
チャドクガの毛虫は、黒と黄色の混ざり合ったような体に細い毛がたくさん生えており、4~6月頃にみられます。
毒針毛と呼ばれる毒針を持っており、触れると皮膚が赤くはれ、かゆみ、湿疹が現れます。かいてしまうと、ほかの部分にも広がるのでかかないようにしましょう。
チャドクガに触れてしまったとき、服に毒針毛がついてしまったときの対処法を調べてみました。
チャドクガに触れてしまったとき
- 触れた場所にセロハンテープなどを当てて、毒針毛を取り除きます。(手で払うのは辞めましょう。毒針毛が皮膚に食い込みます。)
- 水圧強めのシャワーで洗い流します。
- 腫れやかゆみが広がるので、こすったり、かいたりしないようにしましょう。
- 抗ヒスタミンの入った軟膏を塗ります。
- 腫れやかゆみ、湿疹が広がる場合、症状が強い場合は皮膚科を受診します。
- 目に毒針毛が入った場合は水で洗い流してすぐに眼科へ。
服についた毒針毛の対処法
- 服についた毒針毛を掃除機で吸い取る。
- ほかの衣服とは別に洗う。
- すすぎを長めに行う。
- 1回ではなく、何回か繰り返し洗う。
イラガってどんな毛虫?
鮮やかな黄緑色をした短い毛虫です。チャドクガの毛虫がみられたあと、7~10月頃にみられます。
道や塀に黄緑色の毛虫が歩いているのを見たことはありませんか?とっても鮮やかな蛍光色をしています。
イラガに刺されると相当痛いと聞きます。数日で症状は消えるそうですが、症状が長引くときは皮膚科を受診しましょう。
チャドクガのいる木の見分け方。公園遊びの前にチェック。
公園の木々の葉っぱの裏に潜んでいるチャドクガの毛虫。気づかずに突っ込んでいき刺されることがないように、いつも遊んでいる公園のツバキやサザンカの木をチェックしておきましょう。葉っぱがかじられた跡があれば、チャドクガがいると判断して近寄らないようにしましょう。
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