人間用のシャンプーで犬を洗う!?犬に使って良いもの・ダメなもの!

愛犬のお風呂タイム!グルーミングに出すだけでなく、自宅で愛犬を綺麗にしてあげる機会は必ずやってきます。その際に使う洗剤は、もちろん犬用の洗剤を使うことがベスト!ですが、もし洗剤が切れていたら?もしくは途中で無くなってしまったら?人間用のシャンプーや石鹸を使っても良いのでしょうか?

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もちろんベストは犬用洗剤!

犬の肌のことを考えれば、犬用につくられたシャンプーがベストです。専用の商品は通常、犬の肌のPH値に合わせて作られているため、ダメージが少ない/でないように作られています。PH値というのは酸性かアルカリ性か判断する数値のことです。7.0で中性。犬のサイズ、犬種にもよりますが、犬の肌はPH値が5.5~7.5であることに対し人間の肌は4.0~6.0です。

石鹸で犬を洗っても良い?

石鹸というのは通常アルカリ性です。PH値でいうと7.0を超えている値になります。石鹸で犬を洗うと、犬の肌のPH値を上げてしまいます。その結果、酸性である犬の肌は本来の防衛機能を損ねてしまう可能性があります。犬用のシャンプーを購入する際は、ラベルをチェックしてPH値をが犬に適しているか確認するようにすると良いでしょう。犬用のシャンプーの中でも、ビタミンEやアロエ等の自然由来の成分を含む、製品が特におすすめです。

犬用シャンプーの選び方

品質の高い犬用シャンプーは、他製品と比べるとお値段が高いかもしれません。しかし、品質の高いシャンプーは少量で犬を十分に洗うことができます。質の低いシャンプーでは何度も洗わなければいけないので、犬と飼い主双方とストレス、負担ともなりかねません。また、結果的に何度も洗うことになれば、長い目で見ると金銭的にもあまり変わらない負担となる可能性もあります。

おすすめの犬用シャンプーの使い方

シャンプーをそのまま手に取って、泡立てて犬の毛を洗う、というが一般的な家庭での洗い方かと思います。ですが、1度別の入れ物に入れ、水で薄める方法がおすすめです。水で薄めたシャンプーをそのまま犬にかけて使います!その方が表面だけでなく、しっかりと毛の奥の肌まで洗えます。ただし最後にしっかりとシャンプーを洗い流してください。犬種によっては毛が水を弾いてしまい、表面しか洗えず肌まで泡が浸透し辛い犬もいるので、薄めたシャンプーを直接かける方法は本当にお勧めできる洗い方です。最近では100均で空のシャンプーボトルが簡単に手に入るようになりました。

ブリーダーさんに相談することが確実です!

犬用シャンプーを購入しにくと、たくさんの種類の商品が売られており、どれが愛犬に適しているのか悩むことと思います。低刺激タイプ、ドライな毛・油っぽい毛・長い毛用など様々あります。適した商品がわからない場合は、ブリーダーから譲り受けている場合はブリーダーに相談。それ以外の場合は、トリミングサロンに行った際、もしくは動物病院に行った際に相談すると良いでしょう。ペット用品店のスタッフへの相談はあまり意味がない場合がほとんどです。

人間用のシャンプーで犬を洗っても良いの?

人間用のシャンプーで犬を洗うことはできます。ですが、何度も人間のシャンプーで洗っていると、犬の毛が乾燥して、痒そうにしている愛犬の姿を見ることになるでしょう。人間向けのシャンプーは人間の肌のPHレベルに合わせて、汚れを落とすように作られています。1回、2回であれば特に問題となることはないでしょう。ですが日常的に使い続けると、犬の毛が本来持つ”ツヤ”、防衛機能が失われていってしまいます。商品によっては、香料、染料が含まれているものもあり、これらの商品は場合によってはアレルギーの元ともなるので避けた方が良いでしょう。

食器用洗剤は犬に使ってはいけません。

本当に緊急時に食器用洗剤しか使えるものがない!そんなシチュエーションはないかと思いますが、食器用洗剤で犬を洗ってはいけません。食器用洗剤はお皿や鍋についた、主に油よごれを落とすための商品です。犬の皮膚からは脂が分泌されており、その脂によって毛を綺麗に、また柔らかく保っています。食器用洗剤はこの脂まで落としてしまい、犬が本来持つ防御機能を損ねてしまいます。

食器用洗剤は通常、他の洗剤やシャンプーと比較して、泡立ちやすい商品が多いです。そのため、完全に洗剤を洗い落とすためには時間も労力もかかります。もし万が一、目に入ってしまったら炎症を起こす危険性もあるため、動物病院で相談すると良いでしょう。シャンプーをしなくとも、台所で洗い物をしている際に、洗剤が飛ぶ危険性もあるので、普段から気をつけることが大切です。

赤ちゃん用洗剤を犬に使える?

PH値が中性のベビーシャンプーであれば、毛が短い犬種または無い犬種であれば使って良いです。むしろ効果的かもしれません。ベビーシャンプーは肌を乾燥から守る効果があります。そのため、子犬のシャンプーとして使うこともできます。

通常の犬用シャンプー同様、しっかりと洗い流すこと、洗い終わったらしっかりと乾燥させることを忘れずに!

最後に

もしあなたの愛犬が、最近お風呂に入ったばかりなのに痒そうにしている、場合によっては掻きむしって暴れ回っている、という時は、動物病院で薬用シャンプーについて聞いてみてください。人間同様、痒みの原因は犬それぞれなのでどのシャンプーが適しているかはプロの目で判断してもらうことが確実です。多くの場合、犬の肌を保湿して刺激から守ってくれるタイプのシャンプーを勧められるかと思います。

人間も冬、乾燥すると肌が痒くなりますよね。犬用ではないシャンプーは、商品によっては過度に脂を落とし乾燥させてしまいます。そうなると犬は四六時中痒みが襲ってきてしまうので、犬の肌に合ったシャンプーを選ぶようにしましょう。いうんぽストレスが減ることで、人間のストレスも減るはずです。

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今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。