アメリカロサンゼルスを拠点に
CAをしております
ラスベガス在住2児の母
トモコです
日本の航空会社も
CAの採用、再開し始めたみたいですね
それもあってか
ここ最近
日本の友人を通じて
”絶対CAになりたいのに
面接に受からない~”
なんて相談を受ける事が
ありました。
気持ちは痛いほど分かる
だって私もそうだったから...
私自身もCAは
小さな頃からの
憧れの職業でした
大学の頃は
CA面接対策用の
エアラインスクールに通ったり
英語の勉強をしたり
面接用のメイクの練習をしたり...
当時、英語が苦手だった為
日系のみにしぼって受けたCA面接
全滅しました
そんな中でも
なんとかグランドスタッフとして
内定をもらう事ができ
念願であった
航空会社に従事する事ができました
が....
やっぱり苦しかった
グランドスタッフの仕事は激務の割に薄給
(それは事実)
でも、
そんなのは正直どうでもよかったんです
グランドスタッフになっても
会社に内緒で
CA受験をしてたのですが
やっぱり駄目だった...
職場でCAさん達と
顔を合わすたびに
さいなまれる劣等感
ひねくれてしまった私は
CAになるという夢を心の奥底に封じ込め
グランドスタッフの仕事を辞めました
そしてアメリカへ
アメリカでの職探しも
航空業界なんて眼中もなく
別職種に就きたかった私
でもあるとき、ふと
今の会社の募集要項に目がとまり
気軽な気持ちで応募
すると
すんなり内定を貰えた
それから
CAに職種変更し
フライト乗務を開始し
早10年弱
CAになった経緯はこちらから
小さな頃からの夢は
思いがけず叶った訳ですが
そんな私が思う事
それは
なりたい職業に就く事って
ただの手段に過ぎないんじゃないかなー
って事
CAに関していえば
せっかく憧れのCAになっても
新人訓練で脱落する人もいれば
2~3年で辞める人もいるし
体調崩して辞めたり
結婚退職するCAだって多い
だからCAになる事が
人生の目的でもなければ
CAになれたから
ハッピーエンディング
happily ever afterではない
Life goes on
と言われるように
それからも人生は続いていく
人間関係に悩んだり
乗客に嫌味言われたり
家庭と仕事の両立に悩んだり
はたまた
コロナ渦の中
一時解雇されたり
時差による肌荒れ
不規則勤務による白髪の増殖...
色々ありながらも
ママであっても
40過ぎても
私がCAとして飛び続けていけるのは
自分のライフスタイルに
ピッタリの職業だから
いろんな場所へ行きながら
まだ見ぬ世界に触れる事ができ
さらに、人から感謝されつつ
お金貰えるって最高
っと思えるから
でも
そう思えるのも
今の会社
米系航空会社のCAだからかな
とも感じる
これからの長い人生
CAになる事が目的ではなくて
その後どんな人生を送りたいか
そっちの方が絶対重要だと思う
だから
面接を受ける時は
CAになりたいからと
その会社に合わせようとするんじゃなくて
今後の人生をより良くしてくれる会社かどうか
自分らしく働ける会社かどうか
面接を受けながらも
会社を審査する
じゃなかったら
内定なんか貰えなくても結構!
巷に溢れてる
CA面接NG集に
振り回される事なんてないし!!
はっきり言って
面接用の
お辞儀の練習なんて無意味
ってくらいの
強気の姿勢でいいんじゃない
とアドバイスをしてみた訳ですが
自分らしさを活かせる仕事
それって
年月や経験を重ねて
幼少の頃の夢を諦めた、忘れた頃に
”あ、これなんだ!”
って分かったりするものなのかもなー
なんて
感じてもいます。
でも
ただ日々ボーっと
流されるままに過ごしてるだけなら
それすらも
見過ごしてしまうんだろうなー
と
ブログを書きながら
新たな気づきを得た私