30年以内に起こると言われている大地震。
地震に限らず、近年増加傾向にある洪水・浸水などの水害。
このような災害時、あなたは猫とどこへ逃げますか?
最寄りの避難所では、ペットの受け入れがどうなっているか知っていますか?
日本はそもそも自然災害の多い国ですので、緊急時は迷いなく避難行動ができるよう事前の情報収集と心構えが必要です。
この記事では以下のことが分かります。
- ペットと人は一緒に避難していいのか
- 避難所ではペットはどのように過ごすのか
猫との避難をどうしたらいいのか分からない人、避難時に適切な行動がとれるか自信のない人は参考になると思いますので、どうぞ最後までご覧ください。
なお、別の記事では猫との避難に必要な物について整理しています。この記事を読んで参考になった!という方は、ぜひこちらもご覧ください。
猫と避難所に一緒に逃げていいの?
はい、避難するときはペットと一緒に避難所へ行きましょう。
日本全国どこの地域の避難所でも同様です。
周りへの配慮はもちろん必要ですが、遠慮は無用です。大切な家族と一緒に逃げてください。
大前提として、災害時に避難するときは「同行避難」が原則である旨、環境省がガイドラインを掲げています。
※同行避難とは、災害時に人とペットが一緒に避難所に行くことをいいます。
東日本大震災では、飼い主や市町村の災害担当部署に「ペットとの同行避難」に関する意識が十分に浸透していなかったため、飼い主がペットを置いて避難したケースが多くあったようです。
このように、国のガイドラインがあるとはいえ、自治体によってはマニュアル整備が遅れていたり、住民にも同行避難の原則が浸透していない場合がありますので、自ら行動し備えることも必要です。
著者も以下2点を自分で確認しました。
- 住んでいる所の区役所へ電話し、避難所のペット受け入れについて聞く
- ペットを飼うご近所の方との情報共有(〇〇の避難所へ行く等)
行政を利用して情報収集すると効率的です
原則は同行避難ですが、これはあくまでガイドラインです。ガイドラインは、自治体に内容を強制するものではありません。同行避難NG・犬猫は家に置いていけという自治体はいないと思いますが、受け入れ態勢が整っていないケースも想定して、まずは自身で情報収集し、避難行動や避難場所をあらかじめ考えておきましょう。
ほとんどの避難所では同伴避難はできません
避難所では、ペットは同室でなく、ケージやキャリーで屋外や別室に置かれることになります。同伴避難できる避難所はほとんどないので、それぞれ別室で避難所生活を送ることを考えておきましょう。
ややこしいですが、同行避難と同伴避難は意味が違います。
「同行避難」はペットと一緒に避難所まで避難すること
「同伴避難」は避難所でペットと避難生活をすること
同行避難は認められていますが、同伴避難は保障されませんのでご注意ください。
引用:ペットライブス『【犬猫の防災】実際の避難所での生活や同行避難とは?―ペット防災のプロに聞く(2)』
引用:佐賀新聞LIVE 『ペット同行避難所、公表を 環境省がチェックリスト』
避難所での過ごし方のイメージはつきましたか?
いっときも離れたくない・・・けどこれが現実です。
もちろん避難指示が解除されたあと、自宅に被害がない場合は自宅待機する選択肢もあるため状況次第といったところですが、不測の事態に備えておくことは決して無駄にはなりません。
災害時には、自助努力をしなくてはいけない場面がたくさんあります。上述したように、自身での情報収集もしかりです。
猫が頼れるのは行政でなく誰でもなく、飼い主さんしかいません。
万が一に備えて避難場所のペットの受け入れ対応について知っておくこと・避難生活で必要な物はあらかじめ準備しておくなど、防災対策を強固にして備えていきましょう。
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