災害への備え。猫の防災対策で本当に必要なものだけを集めてみた!

30年以内に起こると言われている大地震。
近年増加傾向にある洪水・浸水などの水害。

前回の記事では、災害時の避難の流れ・避難所での猫との過ごし方について説明しました。

一方、猫の防災用品については、多少準備はしているけれど十分な備えができているか不安な方も多いと思います。


我が家も同じで、様々な防災マニュアルや被災者の方の実体験などを読み、夫婦で改めて我が家の防災準備について見直すことになりました。

この記事では以下の内容を紹介します。

  • 我が家の猫防災グッズの紹介
  • 最低でも準備しておきたい猫防災用品

猫の防災準備に自信がないという人はきっとスッキリできると思います。
どうぞ最後までご覧ください。

成猫1匹と避難する基本のケース

うちは成猫1匹との避難を想定しています。これを基本のケースとしますので、

  • 多頭飼いである
  • 仔猫や老猫である

これらに当てはまる場合は、また対応が変わったりプラスで必要なものが出てくると思いますのでそれぞれシミュレーションしながら読んでいただくといいかと思います。なお、首輪(迷子札)とマイクロチップはつけているのを前提として進めさせていただきます。

30年後・・・といっても明日起きてもおかしくない大地震。

同行避難のガイドラインはあるにせよ、強制力は無いので自治体によって体制はバラバラ。行政の職員も被災しているなか、自分たちだけの権利を求めることはできません。

また、そのような緊急時は基本的に人命第一ですので、ペットは二の次で扱われてしまいます。

つまり、自助努力をするしかないということ。

猫が頼れるのは行政でなく誰でもなく、飼い主さんしかいないのです。


我が家では 災害発生→避難避難所での生活 のシーンに分けて考えました。

緊急避難の際の必需品

キャリーバッグ

猫との避難に欠かせないものです。抱っこのまま避難しても、猫がパニックになって暴れ、逃げられるおそれがあるため。また、出入りさせやすいものを選びます。


我が家の場合はぺキュート/拡張キャリーバッグ
避難所で長時間過ごすことを考え、拡張できるのが最大のメリットです。


また出入り口が5か所もあるので、普段の通院時の猫の出し入れに一躍買っています。丈夫で機能的なのにデザインがダサくなく(笑)結構気に入ってます。

ぺキュートのキャリーリュック
背中のチャックを一周回し開けると簡単に拡張できました
ぺキュートのキャリーリュック
普段はトンネルとして遊んでいます。とてもゆったり。

トイレシー

避難先で数時間過ごせる取り敢えずのものを1~2枚

避難先で排泄しても周りに迷惑がかからないように、トイレシートをキャリーバッグに敷いておきます。ただし、とにかくすぐに避難しなくてはならない切迫した時は、キャリーと猫だけになると思います。

避難時においては、普段病院に連れて行くときの簡易なセットみたいなイメージでしょうか。


急いでいるときは人間のも含め、限られた荷物しか持ち運べないわよ

避難所生活に備えておくもの

避難所の体育館

猫ケージ

避難所でずっと猫をキャリーバッグに入れたままなのは、健康面・精神面ともに心配です。自治体によっては避難所で貸し出してくれるところもありますが、自分で用意しておくのが確実でしょう。普段の猫ハウスとしても使えますよ。

著者の住むエリアの自治体は、ケージの貸し出しはしないとの回答でした

我が家はアイリスオーヤマ ペットケージ/Mを用意しています。

避難所への持ち運びの取り回しやすさを考え、折り畳み式であること、猫が暴れた時に破壊されない強度があることが決め手でした。


また、サイズは仔猫用のトイレが入るMサイズにしました。本当は2階建てとか大きいものを用意したかったけど、避難所では他の犬猫も限られたスペースしかないわけで、、、緊急時、みんながピリピリしている中でトラブルや受け入れ拒否などは避けたいので、空気を読んで適切なサイズを選びました。

5.5キロの猫が入るとこんな感じ。天井もゆったりです

ウェットフード

栄養価が高く、水分補給にもなり、かつ嗜好性が高いのがウェットフード。不安な環境下でかなり役に立ってくれそうです。デメリットとしては食器が汚れること。災害で水が足りず器が洗えないときにどうするかを一考する必要はあります。

猫用トイレ

あるもので簡易トイレにする工夫などもあるのですが、我が家はトイレ環境を大きく変えたくないので、避難所生活のためにアイリスオーヤマ ペットケージ/Mに入るサイズの仔猫用トイレを買いなおしました。猫砂(木砂)は常にストックがあるため問題なし。

猫トイレとケージマットのサイズ比較
ケージサイズの手作りマット。トイレがあっても寝転べます。


給水器

猫って、水を与えても飲んでほしいタイミングに飲んでくれませんよね。また器に入れたままだと確実にひっくり返してケージ内が水浸しになるのは必至・・・!というわけで補給型給水器を用意しておくのが無難です。


我が家は尿路結石予備軍のため、水分補給と排泄環境に特に気を付けています。各ご家庭の猫さんに合わせて必要なものを入れ替えて考えてみてくださいね。

あるとさらに安心なもの

  • 病院の診察券や猫の受診記録
  • 猫との2ショット写真
  • ハーネス
  • スリング


人間達も飼い主さんもパニック時、何が起きるかわかりません。自分がこの子の飼い主であるという証明ができる書類を1枚でも持っておくと安心です。

また、ハーネス・スリングは避難所での猫の移動に便利です。スリングは抱っこ紐式のキャリーバッグで、両手が使えるので作業もできます。(猫と密着できるのも◎)
我が家は現在検討中ですが、良いものに巡り合えたらまた紹介したいと思います。


室内の脱走対策もお忘れなく!


はっきり言って、避難所においては人間は大体なんとかなってきました。衛生状態や飲料、食べ物に困って命を落とすことまではほぼないでしょう。


ではペットはどうでしょうか。

行政からガイドラインがでているとはいえ、混乱の中で自分とペットだけの権利を求めることはできません。行政に頼るのではなく「自助努力」で、他に寄りかからない防災対策が非常に重要だと考えています。

万が一の時、私は自分のせいだとしか思えないから、後悔しない準備をしていこうと思います。


防災対策と一緒に、定期的な健康診断をおすすめします。

診断のカルテがあるだけで怪我や病気の際に病院との連携がスムーズになります。かかりつけ医を持つことは、災害時にも頼れる場所を一つ持っていることになりますので心強いです。



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