笠間市で稲田石の関連施設を訪問してます。
最初に日本最大の採石場「石切山脈」を見学してきました。
現在も採石を行っている石切り場と仕切り場に出来た湖の紹介はこちら⬇️
次に訪れたのはJR稲田駅に隣接する、稲田石を紹介する施設「石の百年館」。
転機を迎えたのが「鍋島彦七郎」の存在です。稲田石の良さに着目した鍋島が
石切り場にトロッコを敷設。さらに自身の土地を寄付し稲田駅を開業させました。
これにより東京への輸送が容易になり、多くの建物に使用されるようになりました。


石切山脈のツアーで、中国産の花こう岩に押されて稲田石など国産品が苦戦してると
聞きました。稲田石は6000万年前に出来ましたが、中国産の花こう岩は2億年以上
経過しており劣化しやすいとか。日本の花こう岩が後世に残っていくことを
願わずにはいられませんね...。
今回、こちらに来るまでは漠然と花こう岩が稲田石なんだな、ぐらいにしか
思っていませんが、明治から100年以上の歴史があり、多くの方の尽力によって
知られるようになったことも理解出来ました。
「稲田石=花こう岩=御影石」御影石という言葉は知ってましたが、花こう岩を
指すのは初めて知りました。
「石切山脈」から「石の百年館」に来ましたが、両方見ることを勧めます。
現物と歴史の両方を学ぶことで理解が深まる気がします。
今回は稲田石を使っている、地元の笠間神社まで行けなかったので、
また近いうちに街歩きをしてみたいです。
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