ノギンの泡沫投資日記

50代後半、年間配当95万…。資産運用を頼りにしつつ、有期契約で働きながら頑張るブログ。

国民年金の口座振替を電子申請で開始しよう! と思ったら、天下の三菱UFJ銀行が対応していなかった話

カバー

国民年金は月払いよりも、年払いがお得。
そして支払方法は、なんだかんだで口座引落がお得です。

退職して国民年金になったからには、お金のあるうちに年払いの口座引落をしようかな。「ねんきんネット」ではそのあたりの申込も出来るらしいから、家から楽々電子申請で…

…と思ったら、三菱UFJ銀行さん!
なんで「ねんきんネット」の金融機関一覧に載ってないんですか!?

* このブログは2025年1月の体験を記載しています




まずは、前納+口座振替の割引内容を確認

多くの会社員は厚生年金が天引きですが、それ以外は国民年金を自ら納めることになります。

その納付方法は、デフォルトだと「納付書」に従う形での自発的な納付。そして別途申込を行えば、口座振替による自動引落、もしくは自動クレジット払いが選択できます。

ここでは、厚生年金には無い「前納」という優遇があり、まとめ払いをすることで納付額が割引されます。後で比較しますが、一番納付額が安くなるのは口座振替を選択した場合のようですね。

え?
割引後の金額をクレカ払いして、ポイントを貰えばいいじゃない?
…と思うでしょ。

ところがお客様。
クレカ払いには別の金額が提示され、割引率が下がるのです。

更に、クレカによっては社会保険・公共料金がポイント付与の対象外だったり、還元率を下げたりしているので要注意です。普段の還元率を念頭に置くと、思わぬ結果に失望するかもしれません。

一例として、楽天カードでは通常の還元率が 1%であるところ、国民年金の還元率は 0.2%です。

では、2024年の「1年前納」を例にとって、口座振替とクレカ払いを比較してみます。
まず、前納しない普通の納付を1年間行った場合。

年間納付額
(令和6年度)
1ヵ月額
(令和6年度)
前納なし 203,760 16,980

これを「1年前納」した場合、納付額はこうなります。
クレカ払いのときの納付額が少し高くなるのがポイントですね。
国民年金保険料は毎年変動します。4月以降は金額が変わることにご留意ください。

 年間納付額
(令和6年度)
1ヵ月換算
(令和6年度)
年間割引額
口座引落199,49016,4244,270
クレカ払い
ポイント無
200,14016,6783,620
三井住友カード
還元対象外
200,14016,6783,620
JCBカード
還元0.1%込み
199,94016,6623,840
楽天カード
還元0.2%込み
199,74016,6454,020

上の例だと、ポイント還元を加味しても口座振替の勝利です。
お持ちのカードの還元率と比べてみてください。
ペイ払いは未調査ですが、似たような制限があるのではないでしょうか。

本題からは外れますが、2年前納にすれば割引率がもっと上がるうえ、来年の値上がりリスクをキャンセルできて大変有利です。

口座振替の「開始」が電子申請できない銀行がある

というわけで、支払方法は口座振替することに心が決まりました。
今まで厚生年金だった人が、新たに国民年金を振替納付するときの届名は、「口座振替納付(変更)申出書 兼 還付金振込方法(変更)申出書」です。

いざ、マイナポータルから「ねんきんネット」へGO!
当ブログの希望口座は、メガでメジャーな三菱UFJ銀行だから楽勝だね!

…と思ったら…?

ねんきんネット

え、何でしょうこのラインナップは。
都市銀行のカテゴリーが2行だけって。

当初、画面が信じられずに色々と彷徨いましたが、結局ここに行き着きます。

うそ…。
三菱UFJ銀行、載ってない…。
他に口座のあるネット銀行も載ってない…。

口座振替の電子申請、できないじゃん。
ていうか、メガバンクの一角が「ねんきんネット」に非対応ってマジですか?

口座が設定済みなら金額の変更などができるけど、振替納付の開始そのものは電子申請できないってことらしい。

非対応の銀行から引落したい場合は、年金事務所へGO

さて、三菱UFJ銀行は「ねんきんネット」の電子申請(口座振替納付の開始)に非対応だったわけですが、だからといって引落ができないわけではありません。
対応としては、普通に年金事務所へ行って紙を出せばOKです

むかぁ…。
年金の支払い世代がお役所へ行くのは大変なんだよ…。

更に残念なことには、年金事務所の職員さんも電子申請を勧めてくるんですよね。

この届は、電子申請できるんですよ♪
是非そうしたかったんですけど。
使いたい銀行が三菱UFJで。
あっ…(察し)

どうやら、三菱UFJ銀行で振替したい人は少なくないようです。
三菱UFJ銀行さんはまだしばらく対応しないでしょうから、窓口か郵送ですねぇ」と、申し訳なさそうに見通しを教えてくれました。

おねがい、三菱UFJ銀行様!
ねんきんネットの電子申請に対応してください!