サービカル カンサー シェフ (子宮頸癌)

2022年4月、ポルトガルにて子宮頸がんⅡbと診断され葡国にて治療中。

治療2週目

治療2週目。

何となくシステムが分かって来た。

私の治療は、

月曜~金曜迄、Faro市内にある

Joaquim Chaves Saúde | Clínica de Radioncologia do Algarve

と言う放射線治療専門クリニックへ通う。

時間は前日に、明日は何時です。と決められるので、基本的に何も予定を入れる事は出来ない。ただ、火曜日の抗がん剤治療の日は、予約なしで終わったら行く。

毎回500mlの水を飲むが、火曜日の抗がん剤の日は水は飲まない。

 

毎週火曜日、朝8時、抗がん剤治療にFaro州立病院へ。朝一でまずは血液検査をする。抗がん剤を打てる体力があるかどうか白血球等を調べるらしい。1時間後に検査結果が出、治療が始まり、昼の15時頃に投与が終了し、その足(徒歩20分程)で放射線治療へ向かう。

 

副作用なのか?副反応なのか?が出て来た。

一番困ったのが、芳香剤

今まで気にも留めていなかった、クリニックのトイレの芳香にノックダウンされる。

マスクの上から口をタオルで抑え、匂いがなるべく入らないようにした。トイレに近くなくても院内でしっかり匂った。

500mlの水を飲む時は、院外へ出た。吐き気と戦いながら飲み干す。

 

家の洗剤という洗剤、洗濯洗剤、食器洗剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ、ハンドソソープ、旦那のデオドラント、芳香入りアルコール、室内の芳香剤はストレートに吐き気を催した。既にソファーやベッドに染み付いてる芳香剤も嗚咽がした。

洗ったばかりのシーツも洋服も・・・。あらゆる幾何学の香り全てに拒否反応を起こした。

とにかく全て無香に変え、鼻に付く物は全て洗い直し、出来ない物はビニールに詰め、ベランダへ。辛かった。

妊娠の経験は無いが、よくつわりになると色んな匂いや食べ物がダメになると聞くが、こんなのが続くのか?と考えると、やはり出産した人達は凄い。

 

副作用のパターンが見えた気がする。

火曜日の抗がん剤の2日後から一気に身体が衰弱する。

金曜日辺りからちょっと盛り返す。

土日は治療がないので一息をつき、日曜でようやく気分が良くなってくる。

月曜の放射線治療には一人で運転して行ける様になる。

 

日光と、芳香は敵である。

2週目から食欲が一気になくなった。