「どうして外科医になろうと思ったのですか?」と時々聞かれます。
質問の相手が医療者と非医療者では多少答え方は変わってきますが、基本的には
「手術という治療手段をつかって患者さんの病気やケガを治すのは、外科医にしかできないから」
といった答えをしています。
学生時代に様々な科で実習をしてみて、手術が業務に入っている診療科は診断より治療に診療の重心があり、自分に合っている気がしました。
特に消化器外科では消化管を吻合する手技に非常に興味をそそられ、腸を縫って寄せておくだけでつながるんだ、と感激した記憶があります。
消化器外科医になって20年以上になりますが、この診療科を選んで後悔したことは一度もありません。
しんどいなあ、と思ったことは数えきらないほどありましたけど。
今でも時々・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿