全国に支店がある普通銀行一覧

全国にはたくさんの金融機関がありますが、普段利用することが多いのは銀行や信用金庫ではないでしょうか。

銀行と信用金庫は、同じような金融機関と捉えられますが、組織の形態や設立の目的などが大きく異なります。（銀行の種類と特徴）

普通銀行とは、内閣総理大臣の免許を受けて銀行業を営む企業のことです。銀行のうち信託銀行以外は全て普通銀行です。

株式会社である銀行は営利目的で利益優先の運営ですが、協同組織である信用金庫は非営利で、地域の発展に貢献するために設立されたものです。

このページでは、預金や融資などでお世話になる銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、中央金庫などの金融機関の一覧をご紹介します。

都市銀行一覧

2023年現在、全国に5つの都市銀行があります。

三菱UFJ銀行は、東京三菱銀行（東京銀行・三菱銀行）とUFJ銀行（三和銀行・東海銀行）が合併してできた銀行です。

三井住友銀行は、住友銀行とさくら銀行（三井銀行・太陽神戸銀行）が合併してできた銀行です。

みずほ銀行は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が合併してできた銀行です。

りそな銀行は、大和銀行とあさひ銀行（埼玉銀行・協和銀行）が合併してできた銀行です。

埼玉りそな銀行は都市銀行と地方銀行の両面を持つ銀行で、財務省のサイトでは都市銀行として掲載されていますが、金融庁のサイトでは地方銀行またはその他の銀行として掲載されています。

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その他の銀行一覧

2023年現在、全国に17のその他の銀行があります。

その他の銀行には、都市銀行・地方銀行に含まれない銀行やネット銀行を掲載しています。（オリックス銀行は信託銀行に含めています）

農業協同組合のJAバンクや、漁業協同組合のJFマリンバンクは、協同組織が行う貯金や貸付等の金融事業の総称であり金融機関名ではないため除いています。

地方銀行一覧

2023年現在、全国に62の地方銀行があります。

地方銀行とは、全国地方銀行協会の会員である銀行のことです。第二地方銀行とは成り立ちが異なるため分けられていますが、俗称として第一地方銀行と呼ばれることもあります。

地方銀行は戦前から銀行業務を行っていた金融機関です。第二地方銀行は、相互銀行から転換した地方銀行です。

第二地方銀行一覧

2023年現在、全国に37の第二地方銀行があります。

第二地方銀行は、第二地方銀行協会の会員である銀行のことです。

東京スター銀行以外は相互銀行から転換した銀行で、東京スター銀行は東京相和銀行から営業を譲り受けることを目的として設立された銀行です。

第二地方銀行は、バブル期に行われた不正融資などが原因で、バブル崩壊後に経営破綻や吸収合併される事象が相次ぎました。

信託銀行一覧

2023年現在、全国に13の信託銀行があります。

信託銀行とは、銀行業務と信託業務を行う銀行です。あおぞら銀行なども信託サービスを行っていますが、金融庁の分類では普通銀行に属しています。

信託業務とは、個人や企業が持つ財産を管理・運用することで、利用者は現金や株式、不動産などを銀行に信託します。

オリックス銀行はネット銀行の括りに入れられることが多いですが、金融庁の銀行免許一覧では信託銀行の中に入っています。

外国銀行の支店一覧

2023年現在、全国に57の外国銀行の支店があります。

外国銀行のうち銀行業の営業免許を受けている銀行の一覧です。

日本には、アメリカ、イタリア、ドイツ、フランス、インド、オーストラリア、シンガポール、スイス、韓国、中国など23の国や地域の銀行があります。

信用金庫一覧

2023年現在、全国に254の信用金庫があります。

信用金庫とは、信用金庫法に基づく協同組織金融機関で、全国信用金庫協会の会員です。

信用金庫は銀行のような株式会社ではないため営利を目的としていません。地域に住む方や中小企業から集めた資金を地域に還元し、その地域の発展や創生に寄与しています。

信用金庫は、預金、ローン、貸付などを行っていますが、融資が受けられるのは原則として会員に限られています。預入は会員にならなくてもできます。

信用金庫の会員になるには出資が必要で、出資金に応じて配当が受けられます。出資金は脱退時に返金されます。

信用組合一覧

2023年現在、全国に145の信用組合があります。

信用組合とは、協同組合による金融事業に関する法律（協金法）に基づく金融機関で、全国信用組合中央協会の会員です。

信用組合も信用金庫も元々は信用組合でしたが、信用金庫法の施行により、規模や業態が銀行に近いものは信用金庫になり、規模が小さくより地域に密着したものは信用組合になりました。

信用組合は、預金、ローン、貸付などを行っていますが、預金や融資が受けられるのは原則として組合員に限られています。

信用組合になるには出資が必要で、出資金に応じて配当が受けられます。出資金は脱退時に返金されます。

労働金庫一覧

2023年現在、全国に13の労働金庫があります。

労働金庫とは、労働金庫法に基づく協同組織金融機関で、全国労働金庫協会の会員です。

労働金庫（ろうきん）は、預金、ローン、貸付などを行っていますが、基本的には労働組合（労組）や生活協同組合（生協）などが会員となり出資しています。

預金や貸出金の金額では、関東の中央労働金庫が最も多く、沖縄労働金庫が最も少なくなっています。

中央金庫一覧

2023年現在、全国に3つの中央金庫があります。

農林中央金庫は、農業協同組合（JA）、森林組合（JF）、漁業協同組合（JForest）の中央機関の役割を持つ金融機関です。国内最大規模のヘッジファンドとしても有名です。

信金中央金庫は、全国の信用金庫を会員とする信用金庫の中央金融機関です。全国の信用金庫に向けて融資や預金受け入れなどを行っています。

商工組合中央金庫は、株式会社商工組合中央金庫法に基づく特殊会社で、日本の政策金融機関です。法人・個人の預金や融資を行っています。融資が受けられるのは商工中金の株主とその構成員に限られます。

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